Japanese
Newspeak
Skream! マガジン 2020年03月号掲載
2020.02.08 @渋谷CLUB QUATTRO
Writer 吉羽 さおり Photo by Ryotaro Kawashima
昨年11月にリリースしたアルバム『No Man's Empire』を携えた全国ツアーの、ファイナルとなるワンマン・ライヴが東京 渋谷CLUB QUATTROで行われた。アルバム『No Man's Empire』はNewspeakというバンドのサウンド的な視野の広さ、深さ、音楽を楽しみ、新たな音に飛び込んでいく衝動といった思考とアクションとを作品に落とし込んだ作品だ。もともと4人が持つポテンシャルがいい形で引き出され、立体化した作品だろう。このライヴでのMCでRei(Vo/Key)は、今作の制作が、Survive Said The Prophetに同行して回った、47都道府県ツアー"Now more than ever Tour"の最中だったことに触れた。タフなスケジュールだったと言っていたが、この怒濤のライヴの中で感じたこと、得られたこと、めまぐるしい景色の変化やステージでの試行錯誤などを体感しながら、普段とは違った感覚をこじ開けられたり、思考回路が繋がっていったりするような感触もきっとあったに違いない。今作は何か清々しく、クリアになった感覚で音を掴み取っているのを感じる。それがリスナーを受け止めるような、タフで大きな器たる曲/サウンドとなっている。そういったアルバムだけに、このツアー、ライヴでどういうバンドの姿を見ることができるのかが楽しみでしかなかった。
そして、その期待を軽やかに超えるライヴとなったのが、この日のステージだ。この日のライヴ(に限らず今回のツアーもだが)を味わった人は、バンドが変わりゆく、そして、爆発していく胎動を存分に感じられたと思う。個人的に昨年、先述の47都道府県ツアーで、この同じ会場でNewspeakを観ているが、その印象は大きく変わっている。アルバム同様に「Feel Alive」で始まり、Reiが観客の大きな合唱を指揮するようにその声を響かせていく掴みから、いい気迫が漲っている。遊びがありながらも、どっしりと歩みを進めていくようなStevenのドラム、ファットなYoheyのベースと、サウンドの視界を隅々まで広げていく、ワイパーのような役目をするRyoyaのギター・フレーズ。このアンサンブルがしっかりとフロアを捉えていく。『No Man's Empire』の曲は特にライヴでの冴えが抜群で、前半に披露した、新しくも懐かしいシンセ・ポップと、骨太なロック・サウンドが溶け合ったタイトル曲「No Man's Empire」や、多彩なテイスト、ジャンルを歪に織り交ぜながら、エキゾチックにまとめ上げたダンス・チューン「Shanghai Disco」などは、バンドでよりフィジカルに練り上げられていて観客もヒートアップ。また、エモーショナルなメロディによる「What's Left In Your Mind」では抑えた演奏での表現で、静かに深く観客に問い掛けていく。中盤は新旧の曲を織り交ぜ、これまでの馴染みある曲もどんどんアップデートしながら、現在進行形のNewspeakを示していった。また、後半の「Lake」では、盟友であり今回のツアーでもゲスト出演していたSurvive Said The Prophetから、ベースのYudaiがステージに飛び入り、Yoheyからベースを受け取りプレイ。そして、勢いそのまま感情を解き放っていく3曲「Changing Shapes」、「Stay Young」、「See You Again」で、高い熱量で充実したツアーを締めくくった。アンコールでは、5月に代官山UNITで企画イベント"Weightless 2020_#01"を開催することを発表。思いを形にする自分たちの場を作り上げていく、新たなNewspeakが始まりそうだ。
- 1
LIVE INFO
- 2025.07.19
-
豆柴の大群
浅井健一
フレンズ
"NUMBER SHOT2025"
コレサワ
YOASOBI
PIGGS
鶴
東京スカパラダイスオーケストラ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Novelbright
"JOIN ALIVE 2025"
shallm
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
キノコホテル
UNCHAIN
竹内アンナ
め組
"焼來肉ロックフェス2025"
SPECIAL OTHERS
ExWHYZ
LOCAL CONNECT
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
ぜんぶ君のせいだ。
いきものがかり
新しい学校のリーダーズ
"DAIENKAI 2025"
チリヌルヲワカ
片平里菜
PENGUIN RESEARCH
荒谷翔大
Nothing's Carved In Stone
マオ(シド)
- 2025.07.20
-
神はサイコロを振らない
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
[Alexandros]
ビッケブランカ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
"JOIN ALIVE 2025"
松永天馬(アーバンギャルド)
さめざめ
キノコホテル
HY
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
崎山蒼志 / NakamuraEmi / ズーカラデル / TENDRE ほか
GRAPEVINE
"焼來肉ロックフェス2025"
清 竜人25
PK shampoo
"DAIENKAI 2025"
LOCAL CONNECT
ROF-MAO
いきものがかり
GARNiDELiA
ブランデー戦記
- 2025.07.21
-
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
PK shampoo
LOCAL CONNECT
東京スカパラダイスオーケストラ
ASP
鶴
TENDOUJI
jizue
め組
HY
PIGGS
終活クラブ
小山田壮平 / 奇妙礼太郎 / 安部勇磨(Band set) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
アーバンギャルド
僕には通じない
LACCO TOWER
GOOD ON THE REEL
いゔどっと
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Homecomings
SpecialThanks / レイラ / GOOD4NOTHING / THE FOREVER YOUNG ほか
アカシック
PENGUIN RESEARCH
- 2025.07.22
-
Hump Back
終活クラブ
the telephones
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
- 2025.07.29
-
大森靖子×銀杏BOYZ
斉藤和義
- 2025.07.31
-
TENDOUJI
フラワーカンパニーズ
GIFTMEN
なきごと
The Gentle Flower.
のうじょうりえ
ZAZEN BOYS
板歯目
- 2025.08.01
-
bokula.
GIFTMEN
ビレッジマンズストア
キュウソネコカミ / 礼賛 / 西川貴教 / FANTASTICS
GOOD BYE APRIL × エルスウェア紀行
cinema staff
the shes gone
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Newspeak
Amber's
パピプペポは難しい / IQ99
- 2025.08.02
-
Saucy Dog
マオ(シド)
四星球 / フラワーカンパニーズ / Hump Back / 眉村ちあき ほか
なきごと
FIVE NEW OLD
BLUE ENCOUNT
TENDOUJI
カミナリグモ
"Live House Pangea presents「新世界FESTIVAL2025」"
あれくん
藤沢アユミ
reGretGirl
Nothing's Carved In Stone
ぜんぶ君のせいだ。
岸田 繁(くるり) / 向井秀徳アコースティック&エレクトリック / 折坂悠太
古墳シスターズ
PENGUIN RESEARCH
忘れらんねえよ
シナリオアート
SCOOBIE DO
eastern youth
"NEW HORIZON FEST"
ExWHYZ
BRADIO
映秀。
RELEASE INFO
- 2025.07.19
- 2025.07.20
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
- 2025.08.22
- 2025.08.27
- 2025.08.29
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号