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2017年春に結成以降、わずか1年半の間に、"SUMMER SONIC"への2年連続出演を始め、多くのフェスや大小様々なイベントを沸かせ、多くのメディアにも登場するようになった勢いの要因がよくわかる1枚。インディー・ロックの系譜に対するリスペクトが下敷きにありつつ、その隆盛期に固執することも、例えば演奏の手数を極力減らすような現代のトレンドにとらわれることもない。何を模するでもなく、まずは"今"の自分たちが出したい音を、素直に思いっきりかき鳴らすことで描かれる"今"。本誌インタビューでの話の流れがあってのことではあるが、自らの音楽を"踊りエモ泣きロック"と形容したそのサウンドが、新時代を作りあげる日も遠くはないかもしれない。(TAISHI IWAMI)
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2022年にメジャー・デビューして以降、シングルの発表を重ねつつ制作をじっくり続けてきたアルバムがついに完成。"もし恐れるものがなかったとしたら、君はどうする?(和訳)"そんな問い掛けから始まる、ミドル・テンポのオーセンティックなインディー・ロック「White Lies」をリード曲に堂々と据えたのも彼ららしい。疾走感のある「Leviathan」、ダンス・チューン「Alcatraz」、「Bleed」にバラード「Be Nothing」、ロマンチックなラヴ・ソング「Blue Monday」、繊細な歌声も新鮮で抒情的な「Tokyo」、「Nokoribi」とハリウッド映画の劇中音楽にも似合うスケール感のあるロックを響かせる。今のNewspeakを味わい尽くせる、セルフタイトルに相応しい1枚。(稲垣 遥)
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約2年ぶりのフル・アルバム。リズミカルなストリングスが眩い光へと導く「Blinding Lights」をはじめ、管楽器アレンジを取り入れた「Generation of Superstitions」、牧歌的なフルートと歪んだシンベが怪しげに絡み合う「Hear It Out」など、00年代以降の洋楽ロックのロマンチックな匂いを継承しつつ、決して枠にとらわれない自由なアプローチがいっそう研ぎ澄まされた全13曲が並ぶ。"朝霞"を意味する「Morning Haze」から開放感に満ちた「Great Pretenders」に繋ぐ、インスト曲を効果的に挟んだ曲順も美しい。ホーリーなラスト・ソング「Parachute Flare」に辿り着いたとき、この困難な時代に捧げる明日への祈りのような想いを感じずにはいられなかった。(秦 理絵)
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出音一発、ビッグなスタジアムでのライヴを想起させる1曲目「Feel Alive」、Tony Hofferがミックスを手掛け、強靭でダンサブルなグルーヴの魅力がさらに膨れ上がった「Wide Bright Eyes」。生ベースをあえて降ろし、Daniel J Schlettがミックスを担当、そのエレクトロニックな側面をさらにブラッシュアップした「Stay Young」。チルアウトな「What's Left In Your Mind」、ユーモアたっぷりのディスコ「Shanghai Disco」、ラストを締める壮大な「See You Again」など、バラエティ豊富な曲群に溢れた1枚。まさにタイトル通り、聴く者の感性の扉を開き、何者にも縛られない帝国へと導いてくれることだろう。(TAISHI IWAMI)
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2017年春に結成以降、わずか1年半の間に、"SUMMER SONIC"への2年連続出演を始め、多くのフェスや大小様々なイベントを沸かせ、多くのメディアにも登場するようになった勢いの要因がよくわかる1枚。インディー・ロックの系譜に対するリスペクトが下敷きにありつつ、その隆盛期に固執することも、例えば演奏の手数を極力減らすような現代のトレンドにとらわれることもない。何を模するでもなく、まずは"今"の自分たちが出したい音を、素直に思いっきりかき鳴らすことで描かれる"今"。本誌インタビューでの話の流れがあってのことではあるが、自らの音楽を"踊りエモ泣きロック"と形容したそのサウンドが、新時代を作りあげる日も遠くはないかもしれない。(TAISHI IWAMI)
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ex-go!go!vanillasのRyoya(Gt)、イギリスのリヴァプールより帰国したRei(exJohnDoe Tokyo/Vo/Key)らによる4ピース・バンド Newspeak。彼らの2ndEPは、邦楽の枠を超え洗練された音で創り上げられた作品となった。まず1曲目の「July」の音の広がりにぐっと引き込まれ、2曲目の「Media」では思わず身体が揺れるようなダンス・ミュージックを展開。そして最後の「Watch Me Blaze」は後半に歪んだギター・ソロが入り、エモーショナルな仕上がりに。3曲とも色は違うが、共通するのは"異国感"。いつもと同じ部屋で聴いているのに、知らない場所にいるような気分になり、彼らが奏でる音にすっかり呑み込まれてしまうのだ。ジャンルにとらわれない、新進気鋭のバンドに出会ってしまった。(諏佐 美友)
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