Japanese
POLYSICS
Writer 佐々木 健治
圧倒的な熱量を放ちながら、高速で錯綜する電子音とバンド・サウンド。ハイテンションで疾走する独自のニューウェイヴを貫き続けるPOLYSICSが、自ら究極(Absolute)と称するアルバム『Absolute POLYSICS』を完成させた。
POLYSICSの異常なほどのテンションに飲みこまれそうになる全14曲35分55秒。
2008年、前作『We Ate The Machine』リリース後、SUMMER SONICにおいて、ハヤシが敬愛する伝説的ニューウェイヴ・バンドDEVOと二度目の競演を果たす。そして、秋には欧米ツアー、年末にはSPARTA LOCALSやサンボマスターなどとの対バン・ツアー「ULTRA FIGHT OR DIE」を行ったPOLYSICSは、その勢いをそのままぶつけるように、2008年12月からこのアルバムの楽曲製作に突入する。とんでもないワーカホリックぶりだ。
「止まると置いていかれる」とかそんな次元ではなく、「止まると死ぬ」というほどの強迫観念すらPOLYSICSからは感じてしまう。POLYSICSは動いていないといけないのだ。
その音楽に対する情熱と異常なまでのテンションの高さがあるからこそ、これだけの熱量とスピード感を詰め込んだ『Absolute POLYSICS』が産み落とされたのだろう。
先行シングル「Young OH!OH!」で「歩くのやめれば快適」と歌うように、彼等は高速で飛んでいたいのだ。やりたいことがまだまだあるから、飛ばせるものは飛ばす。単純明快だ。高速ジェットに乗ってエベレストの頂上に3分で辿り着ければ、絶景を眺め、そしてまた次の目的地へ向かうことができる。彼らは別にやみくもにぶっ飛ばしているわけじゃない。まだまだ時間が足りないから、高速で飛ぶことを選んでいるだけだ。
ライヴでもお馴染みのインスト・ナンバー「P!」で幕を開け、「Shout Aloud!」「Young OH!OH!」から「Bero Bero」までアクセル全開で駆け抜ける、いやぶっ飛ばしていく序盤。錯綜する電子音とバンド・アンサンブルが、超絶のテクニックと高い緊張感で叩き出される、振り切れ過ぎなほどに振り切れたPOLYSICS流の高速ニューウェイヴ・パンク。
フミ作による「Cleaning」は、少しだけ落ち着きを取り戻したかのように瑞々しいポップソング。アルバムの中で一服の清涼剤のようなアクセントになっている。
「First Aid」は、ヘヴィな変拍子で始まる暴力的なニューウェイヴ。「Eye Contact」は、それまでとは異なる不穏なシンセ音が全編を覆う、ダーク・エレクトロ。
ラストの「Wasabi」まで息切れすることなく高速でぶっ飛ばしてしまうが、そこに詰め込まれた情報量の多さは、とても35分程度の時間のアルバムとは思えないほどに濃密度。
まさに、『Absolute POLYSICS』というタイトルを冠するにふさわしい、POLYSICSという唯一無二のバンドが叩き出した最高飛距離とも言うべき音世界。
さらに、初回限定盤DVDには、「Shout Aloud!」「Young OH!OH!」のPVの他に、POLYSICSがスタジオで一曲を完成させるまでの作業をノーカットでまるごと収録したという6時間ものレコーディング風景が見ることができる。って、どういう発想だろう(笑)。
今年もFUJI ROCK FESTIVAL、ROCK IN JAPAN FESTIVALを始め、多くのフェスに出演し、各地で熱狂を生み出したPOLYSICS。
アルバム・リリース直後からは、全国19都市を駆け巡る「POLYSICS WORLD TOUR OR DIE 2009!!!!~秋はウハウハ!ツアーでOH!OH!~」に突入する。
またさらに高みへと高速飛行を続けるPOLYSICSのエンターテイメントの季節がまた始まる。汗だくで大笑いしながら高速で踊れ!
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