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DISC REVIEW

Overseas

Tonight Is The Ghost

2009年のFUJI ROCK FESTIVALに出演した事も記憶に新しい、LONGWAVEのフロントマンSteve Schiltsによる新プロジェクトHURRICANE BELLS。大ヒット映画「ニュー・ムーン」のサウンド・トラックに収録

Beat The Devil's Tattoo

ドラマーが変わって最初となる5枚目のアルバムだが、サード・アルバム『Howl』以降の土着的でブルースを感じさせるアメリカン・ロックンロールが、BRMCの個性と最高の形ではまったアルバムとなった。これまで個人的にはファーストの印象が強すぎて、

A Good Time Was Has By All

生涯で大好きな曲を5曲挙げろと言われたら絶対は入るのがBUGGLESの「ラジオスターの悲劇」である。THE GOLDEN BUBBLESというチャーミングなバンド名の彼らはこの曲みたいな曲を作りたいと遊んでいたら(遊んでいたわけじゃないと思

Eggegrund & Aurora

SIGUR ROS、MUMやMEWあたりを連想させるスウェーデンの男女デュオTHE DEER TRUCKS。本作は彼らのデビュー・アルバムと新作、さらに未発表曲も加えた2枚組となる。エレクトロニカやフォークトロニカからポストロックまでを内包

Weak4

まるで怪物のような存在感を示すパフォーマンスで世界中を魅了し続けるライヴ・アクト、65DAYSOFSTATICのニュー・シングル。来月リリース予定のアルバムを占う意味でも注目の1枚なのだが、やはり「MOGWAI meets APHEX TW

Dear God, I Hate Myself

えっと、心臓が弱い人は聴かない方がいいです。タイトルで分かると思うけれど、こいつら本気だ。ティンパニ、コンガ、ムーグに任天堂DS、何だかよく分からない機械音、機械音か生楽器かさえ不明な音、ハンドクラップ、強烈なビート、ノイズその他いろいろ。

Oversteps

90年代、00年代において、常に飽くなき実験精神を実践してきたテクノ・ユニットAUTECHREによる最新作。僕は、賛否両論が分かれた2000年代に発表されたアルバムについては、正直あまりよく分からなかった人間だ。聴いていて、逃げ場がないよう

Life Is Sweet Nice to Meet You

元祖ニュー・レイヴ・バンドとして颯爽と表れすぐに解散してしまったTEST ICICLESのメンバーだったLIGHTSPEED CHAMPION。解散して間もなく届けられた1stアルバムはニュー・レイヴとはかけ離れたカントリー調の作品だった。

Foreign Lands

ネオアコ、はたまたUSオルタナを彷彿とさせるテキサス出身のギター・ロック・バンドTEENAGE COOL KIDS のセカンド・アルバムが登場。まずこんなにストレートなバンド名を聞いたのは久々。他に候補は無かったのかな、なんて思ったり。サウ

Soldier Of Love

これほど寡作でありながら、常に世界から愛され続けているバンドも珍しい。1984年から活動を続けながら、アルバムはたったの6枚しかない。Sade Aduという絶対的カリスマが率いるSADE、『Lovers Rock』以来10年ぶりとなる新作『

The Best Of Pavement

VAMPIRE WEEKENDや春に新作が決定したMGMTなどに大きな影響を与えた伝説的なオルタナティヴ・バンドPAVEMENTが昨年に、2010年限定の再結成を発表し来日目前のタイミングでベスト盤を発表。グランジと呼ばれるシーンの中でロー

Silver Threats

ベルギーに拠点を置くベースレスの二人組ガレージ・バンドTHE BLACK BOX REVELATION。猛々しいサイケデリック・ブルースを詰め込んだセカンド・アルバム。基本的には、同じ編成のWHITE STRIPESと同じ流れにある。200

Mumbo Jumbo Learn Faster

イースト・ロンドンの二人組、SWANTON BOMBSの日本デビュー盤。エッジーで攻撃的なギターとフリーキーなドラムによって、70'sパンクとニューウェーヴを野放図に掻き鳴らす。日本盤に収録されるTHE STROKESのカヴァーが示すように

Baby Darling Doll Face Honey

昨年、まったく無名の新人ながらiTunesのSINGLE OF THE WEEKに大抜擢され話題を集めたバンドだ。英国サウサンプトンの出身、BAND OF SKULLS。当時全くの新人が世界共通でSINGLE OF THE WEEKにピック

Saturday

結成20年を迎えた境地とは、頑固な親父の背中、そんな燻し銀の匂いが漂っている。60'sブリティッシュ・ビートの憧憬とマッドチェスターの酩酊を併せ持った“黒いグルーヴ”をかき鳴らし続けるOCEAN COLOUR SCENEの通算9作目。「10

Skin And Bones

CLAP YOUR HANDS SAY YEAHのヴォーカリスト、Alec Ounsworthの新プロジェクトFLASHY PYTHONのファースト・アルバム。何の告知もなく、突然WEB 上での発売が始まっていたこの作品。Alec Ouns

Source Errors Spells

今号でレビューが掲載されているNICE NICEと一緒に手に取ってもらいたいバンド。ミルウォーキー出身の3人組WORRIERは、デビュー前からFOALSの09年ツアーの前座に抜擢されるなど、期待の新人として注目されている。基本は!!!やBA

Dynamite In Black & White

オーストラリア・メルボルン出身のHOT LITTLE HANDSのデビュー・アルバム。彼らが発するグラマラスなポップネスはSCISSOR SISTERSのようでもあるが、このバンドはそこに豪快さとブルースを持ち込む。一言で言えば、SCISS

Extra Wow

ポートランド出身のJason BuehlerとMark Shiraziの2人によるエクスペリメンタル・ロック・デュオ。現在20周年を迎え、ノリにノっているWARP RECORDSからのデビューということで目下の注目を浴びていますが、もちろん

Tourist History

昨年12月に行われたBritish Anthemsでのライヴも好評を集めたTWO DOOR CINEMA CLUBがいよいよ1stアルバムをリリース。フランスの人気レーベルでもあるKitsuneが猛プッシュするこの3 ピースへの賞賛は、あの