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DISC REVIEW

Overseas

Trademarks01

最新で最旬の新世代インディ・アーティストを詰め込んだ好企画盤。NEON INDIAN、WASHED OUT、YES GIANTESS、DUCKTAILS、TORO Y MOIなど、これからが楽しみなアーティストばかり。エレクトロ、インディ・ロック、ポップまで実験的なメロディとリズムを満喫できる1枚。個人的には、NY出身4人組THE AMPLIFETESの「It's My Life」のベースとエレクトロの挑戦的なリズムサウンドがクセになりそう。そしてスペインはマドリードを拠点とする4人組DELOREANの爽快感溢れるポップ・ナンバー「Deli」はなんとも清々しい。全体的に様々な音が沢山詰まっていて、おもちゃ箱をひっくり返したような感じだ。(成田 早那)


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Subiza

昨年リリースされた『Ayrton Senna』EPに収録されていた昨年屈指のダンス・アンセム「Deli」が収録されていないのは少し残念な気もするけれど、待ちに待ったDELOREANのニュー・アルバムが完成。EPにあったキラキラとしたエレクトロとバレアリックなサウンドがより完成され、全体としてとても統一感ある仕上がり。ダンス・ミュージックとしての機能性も高いが、シリアスな所はなくそれでいてアゲアゲになり過ぎてない所もいい。彼らに向けられた期待感にバッチリ答えた作品と言えるだろう。女性ヴォーカルがループされる「Infinite Desert」のドリーミーでポップな展開も、「Stay Close」の加速してゆく爽快感もこれからの季節にぴったり。(遠藤 孝行)


Trademarks01

最新で最旬の新世代インディ・アーティストを詰め込んだ好企画盤。NEON INDIAN、WASHED OUT、YES GIANTESS、DUCKTAILS、TORO Y MOIなど、これからが楽しみなアーティストばかり。エレクトロ、インディ・ロック、ポップまで実験的なメロディとリズムを満喫できる1枚。個人的には、NY出身4人組THE AMPLIFETESの「It's My Life」のベースとエレクトロの挑戦的なリズムサウンドがクセになりそう。そしてスペインはマドリードを拠点とする4人組DELOREANの爽快感溢れるポップ・ナンバー「Deli」はなんとも清々しい。全体的に様々な音が沢山詰まっていて、おもちゃ箱をひっくり返したような感じだ。(成田 早那)


Outer Peace

2010年のデビュー時には、チルウェーヴ、エレクトロ・シーンのパイオニアとして注目を集めたTORO Y MOI。これまでにサイケやアンビエント、R&Bやファンク、ソウルなどを取り入れながらその音楽性を深く、広いものへと更新してきた。今作は約1年半ぶり6枚目のアルバムとなるが、ダンス/ディスコ・ミュージックを基調とした別名義、LES SINSでの活動の影響が色濃く反映されており、また先述した多岐に渡るジャンルを回遊しながらも、ダンサブルなシンセ・ポップでまとめ上げられた作品となっている。その中でも異彩を放っているのは、ダーク・アンビエントでアジアン・テイストな「Miss Me (Feat. ABRA)」。アルバムのアクセントとして機能し緊張感を与える楽曲だ。いい意味でらしくない今作の白眉。(滝田 優樹)


Michael

ロック~クラブ・ファンまで絶大な人気を誇り、単独での来日公演はもちろん、FUJI ROCK FESTIVALやTAICOCLUBなどへの出演も果たしているTORO Y MOIことChaz Bundickが新名義、"LES SINS"として始動させたダンス・プロジェクト。"Carpark"傘下に立ち上げた自身主宰のレーベル"Company Records"からリリースされる1stアルバムでは、ムーディなクラシック・ハウスからUKベース・ミュージック、グルーヴィ且つスモーキーなビートまで、ポップ・ミュージックのルーツを辿るかのように多彩な音楽性を繰り出している。TORO Y MOIの持つダンサブルな要素を突き詰め、彼の様々なモードを楽しむことができる作品。(奥村 小雪)


Underneath The Pine

コロンビア出身のChaz Bundickによるソロ・プロジェクト、TORO Y MOI。彼の描く音はチル・アウトでありながらもアンビエントという枠では収まりきらない。極めて純度が高いにも関わらず、光が水面を通過した瞬間に屈折して見えるように、TOROY MOIの音像を正確につかむことは難しい。交わることのない音像を重ね合わせ、それぞれに意識が分断されてしまう居心地の悪さを生み出しているのだ。しかし、ふわふわとした浮遊感の空気の中、伸縮し破裂する音が誘発剤となり、不思議と中毒性の高い音楽に引き込まれていく。まるで、夢を体験している自分を観察する自分自身として認識しているあの奇妙な感覚のように、音楽の中に飲み込まれている自分を見ることになるだろう。THE MORNING BENDERSやVAMPIRE WEEKENDが快活な"昼"の音楽であるのに対し、TORO Y MOIのそれは夢に落ちる瞬間の無秩序で混沌とした"夜"の音楽だ。(山田 美央)


Siren

PASSION PITやEllie Gouldingの発掘で話題を集めるレーベル、NEON GOLDから新たな刺客、YES GIANTESS!レーベル・カラーとも呼べる激キャッチーなキラキラ80'sサウンドを武器に、とことんフロアをアゲるカラフルなデビュー・アルバムを届けてくれた。ヴォーカル・スタイルはプリンスやマイケル・ジャクソンなどが影響源だろうか、ちょっと背伸びしちゃった感の印象も受けるが、それが微笑ましく純粋な音楽観を垣間見るようでうれしい。アッパーものからムーディーと多彩に、シンセ3人ドラム1人という特異な編成で編み出される、どこまでも楽しいダンス・ミュージックだ。そして、いよいよサマソニで来日決定!なにやらパフォーマンスは小道具を用いたユニークなネタもあるとかないとか!? まずは今作で予習をしてから、幕張でレッツ・ダンス!(伊藤 洋輔)


Yes Giantess EP

来日公演も大盛況だったPASSION PITを輩出したインディ・レーベルNeon Goldが送り出すボストン出身期待の新人バンド。PASSION PITのメンバーであるAyad Aladahamyがプロデュースを務める曲もあり、路線としては80'sシンセ・サウンドを全面に押し出したハッピーなエレクトロ・ポップ。今まさに旬の音にさらにエネルギーを注入したような元気の出るナンバーが並ぶ。特に今作のリード・トラックである「The Ruins」は突き抜けたファルセット・ボイスとエモーション溢れるメロディが印象的なアンセム・チューン。まだまだアメリカからは元気なバンドが登場しそうだ。SUMMER SONIC 2010にも出演が決定し夏にはフル・アルバムのリリースも予定されている。(遠藤 孝行)



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YES GIANTESS

YES GIANTESS

2010.08.07 @千葉マリンスタジアム&幕張メッセ