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DISC REVIEW

"LOVE THE TOXiC CiTY TOUR" at LIQUIDROOM

最高にクールな映像作品だ。3rdアルバム『LOVE TOXiCiTY』のリリース・ツアー"LOVE THE TOXiC CiTY"の恵比寿LIQUIDROOM公演を収めたDVD。約90分の収録時間の中、恐らくMC部分は極力カットしたのであろ

イマジナリー・モノフィクション

感情とは本来、非常に生々しいものだ。その存在そのものが現実的という見方もできるだろう。だが、そんな感情と理想が融合したときに生まれる"非日常"が、どれだけの威力を持つものになるか――ヒトリエは真っ向からそこと戦っている。wowakaの描く"

サイハテ・ソングス

オワリカラというバンドは、いつもちょっと人と違う場所にいる気がする。そんな4人が作り上げた極上の楽園――1st『ドアたち』はまさしくその結晶だった。そこから聴き手の心に突き刺さり踊らせる2nd、聴き手に問いかける3rdと徐々に楽園の入り口を

結晶星

逞しささえ感じるリズムと澄んだ空気を感じさせるギターのフレーズが好対照を描くタイトル・チューン「結晶星」。やめたいことはやめればいいし、やりたいことをしっかり結晶させればその輝きで、これからを変えていけるというメッセージが、今の彼らの経験値

PROTOCOL

愛知県発の新世代ロック・ヒーローNOVELSによるメジャー2ndアルバム。アニメ"TIGER & BUNNY"のテレビ版と劇場版のオープニング・テーマに抜擢された3曲をはじめ、インディーズ時代の楽曲からファン待望の新曲まで網羅した今作は、ま

YIPSLIPS

ドラムレスの3人組が満を持して作り上げた3rdアルバム。前シングルに引き続き、セルフ・プロデュースを行ったことで、バンドのやりたいことが明確に形にできたのだろう。ロックの衝動性、ダンス・ミュージックの躍動感、エレクトロのキラキラ感、異国情緒

Historia

前作がインディーズ・リリースだったゆえ、このアルバムで初めて金子ノブアキという音楽家のパーソナルな音の世界観や哲学に触れるという人も増えると思う。RIZEやAA=等でのラウドな音や"動"を司るフィジカルな肉体の内にある、観念的な世界、それも

つしまみれまみれ

"80歳まで3ピース"の新たなる宣言と言える痛快な新曲「スピーディーワンダー」に始まり、つしまみれ入門編と呼ぶにふさわしい20曲が凝縮された初のベスト・アルバム。コード感がグッとくる名曲「エアコンのリモコン」はリアレンジ版。キテレツなようで

Rebirth

新たにギタリストをメンバーに迎え、トリオから4人編成になったカフカが2枚同時リリースだったミニ・アルバムから6ヶ月、早くも完成させた4作目のアルバム。テーマは再生。前作から基本編成にこだわらない音作りに取り組みはじめた彼らが今回挑んだエレク

何もない地平線の上から

盛岡発の3ピース・バンド、SWANKY DOGSの1stフル・アルバム。バンド6年目にして初の全国流通盤は、全曲新曲で臨んだ意欲作だ。盛岡でのライヴ活動で交流が生まれたex.No Regret Lifeの小田和奏がレコーディングに参加し、ラ

イメージと出来事

2011年にドラムが脱退し2人体制となったアナから、3年ぶりに届けられた5thアルバム。バンド至上最もポップに仕上がった今作をじっくりと聴いていると、邦楽の素晴らしさにはたと気付かされる。大久保の豊富な語彙、日本人らしい表現、短編映画の世界

Run Away / Oblivion

4作目のアルバム『Me No Do Karate.』をひっさげ、ツアーを続けている[Champagne]が早くもニュー・シングルをリリース。ピアノのループが印象的な「Run Away」はライヴのハイライトを飾る「Starrrrrrr」直系の

NEWTOWN

北海道恵庭市のニュータウンで育った幼なじみ5人で結成したFOLKS。Vo/Gtの岩井郁人とBaの野口一雅はGalileo Galileiで活動していたが、2人が以前活動していたバンドと岩井の兄のバンドとが合体し、FOLKSとなった。ANIM

光のなかに立っていてね

自分の人生の中で、今まで出会ったすべての人に会いたい。そして愛する人にはキスをして、抱きしめて、嫌いな奴はぶん殴って、その後やっぱり無理やりにでも抱きしめてやりたい。そして警察に捕まって終身刑で牢屋に入れられて、その牢獄の中で抱きしめた人た

空の罠(下)

皆様は雨というものにどのようなイメージをお持ちだろうか。濡れる、髪が広がる、傘が邪魔、頭痛に悩まされる......ネガティヴなことがたくさん思い浮かぶが、本当にそれだけ?少し見方を変えるといろんな世界が広がっているのでは? ――そんなことを

dye it white

iTunes限定でリリースされたデジタル・シングル。表題曲のほか、海外デビュー盤のボーナス・トラックとして収録されたTrack.2と2013年6月に渋谷CLUB QUATTROのライヴ音源6曲の計8曲を収録している。表題曲は"白に染まれ"と

ウィーアーザワールド

2013年、RISING SUN ROCK FESTIVALやBAYCAMPを始めとした大型フェスの数々で大暴れ、さらにはあのGoogleのキャンペーンに起用されるなど、世界規模で注目を集めている快速東京が、約1年半ぶりとなる待望のニュー・

Kicks and Rush

2008年の結成以来、下北沢を拠点に活動してきた4人組、The PlashmentsがSEXY STONES RECORDSの新レーベル、FICK FILLYに見初められ、デビュー・アルバムをリリース。ヴォーカルの声質も大きいと思うが、まず

THREE MINUTES GOLD

11曲目でカヴァーしているルースターズ、あるいはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT。リスナーの世代によって連想するバンドは違うかもしれないけど、ロックンロールが大好きならきっとロックンロールに恋焦がれる気持ちをこじらせてし

MOMA EP

蓄音機で音楽を聴く時の、レコード盤上に針を置いたときの様な"ジーッ"という懐かしい音から始まる、東京発4人組インスト・バンドMOMAの1st EP。しばらく経って流れる「やわらかいことば」の繊細なピアノの旋律にうっとりとしてしまう。その後「