Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

DISC REVIEW

Reflection"A"

ベーシストのRyo-Heyがサウンド・アレンジャーに転身し、新メンバーのMASAMUが加入したばかりのトライアンパサンディが、初作品から約1年4ヶ月振りの新作をリリース。前作で示した電子音×生楽器がせめぎ合うサウンドスケープは更にシンクロ率

Bounds Away

90年代半ばのグランジ終焉後、世界の若者たちの心を最も強く捉え、癒したのは、メロコアを始めとするパンクと、ハードコアの土壌から生まれたエモだった。JIMMY EAT WORLDや、日本だとHi-STANDARDなどが当時の若者たちに与えた影

MANTLE

ファストなビートにキラキラしたメロディやコーラス、だけどパレードの中にいて虚無を感じてるようなオープニングの「Amazing Parade」からして、音楽的にもメッセージ的にも今のチェコはポップでエクストリーム。打ち込みの気だるいダンス・チ

Greatest Hits ~Special Edition~

結成10周年記念、9mm Parabellum Bullet初のベスト・アルバム。Track.1「The World」の音像の、ある種の素朴さに驚くが、これは彼らが初期楽曲をライヴで演奏し、進化し続けていることの証明でもある。シングルとEP

Crazy Crazy/桜の森

跳ねたジャズ・ピアノではじまり軽快なビートで踊り続ける「Crazy Crazy」、70年代のダンサブルで煌びやかなソウル・ミュージックを下地に詩的な歌心をのせた「桜の森」、そしてブルースやジャズを都会的に、かつリラックスしたナイト・ソングへ

起死回生STORY

ロック・オーディション"MASH A&R"の初代グランプリでも知られる奈良発の4ピースが満を持してメジャー・デビュー。"逆襲""革命"がテーマだという表題曲は、現在進行形でバンドが強く突き進んでいることをまざまざと見せつける。テクニカルで躍

SUMMER ENDING STORY

"音楽でみんなを守る為のバンド"であることを掲げ、地元大阪で人気を集める4人組、GIMMICK_SCULTによる初の全国流通作品。ファンにはお馴染みのレパートリーの再録ヴァージョンを含む全8曲が収録されている。00年代以降の日本語のギター・

HELLO

ハタチとなり、自分たちなりの"ポップ"を示した1st EP『コール・ミー』からわずか2ヶ月というスパンでリリースされるDrop'sの2ndフル・アルバム。新たな日々への希望を歌う「ハロー」に始まり、前作EPにも収録された「コール・ミー」、哀

狂想演奏家

攻撃的なだけじゃない表現の追求がテーマの1つだったという。それにもかかわらず、音像は十二分にささくれだっている。それはやはり、バラードを歌ったとしても彼らはあくまでもロック・バンドだからだ。狂想演奏家を名乗る5人組による4作目のフル・アルバ

拝啓 この唄を書いたあなたへ

このバンドで作詞作曲を行うフロントマンのイマイズミヒカルは"自分に向けて歌っている、人には歌えない"と言う。確かにそうかもしれない。だが心情吐露に重なる美しい風景描写や、ぬくもりのある音や歌は、自分だけでなく聴き手に対する愛情が感じられる細

マジックモーメント

ミニ・アルバム『テレフォン No.1』以来約1年ぶり、フル・アルバムとしてはメジャー・デビュー・アルバム『砂漠の流刑地』以来3年ぶりとなる新作。全編打ち込みでドラムを入れ、シンセ・ベースや効果音を入れるなど、これまでにないサウンド・メイクを

ホタルライトヒルズバンド3

千葉県柏発の5ピース・バンド、"ホタバン"ことhotal light hill's band。様々なジャンル、年代の音楽に精通し作詞作曲も手掛ける藤田竜史(Vo/Gt)と、少年のような歌声を持つ村上友香(Vo/AG)による男女ツイン・ヴォー

鬱くしい国

"トラウマテクノポップ"と自らジャンル名を掲げた4人組。移籍第1弾の新作は、まず会田誠の作品"群娘図'97"の一部をアートワークに用いたジャケがインパクト大!だが、中身もそれに相応しいエネルギッシュな1枚だ。シャンソン歌手をやっていた異例の

Alarm

完全無所属を掲げ、DIYの活動を続けながらじわじわとファンを増やしてきた2003年結成の5人組が完成させた7作目のアルバム。ロカビリー、ジャズ、ガレージをバックボーンとしながら、それだけに止まらない変幻自在の12曲が収録されている。モダンな

あの娘のメルアド予想する

タイトルからして痛いし怖い。しかもこのご時世に"メルアド"である。でも、肝心なのは妄想や恋そのものじゃない。リード曲「ばかばっか」では絆ソングに涙する薄っぺらいヤツらを唾棄しながら、好きな女の子は知らない男のものであり、自分は好きでもない女

焦燥

Janis Joplinの再来と謳われる松尾レミ(Vo/Gt)と亀本寛貴(Gt)の2人組、GLIM SPANKYがメジャー・デビュー。OKAMOTO'Sのハマ・オカモト(Ba)、くるりのサポートで知られるBOBO(Dr)とスタジオでレコーデ

Get the glory

タイトル曲「Get the glory」は爽快でバンド感のあるロック・チューン、カップリング曲「ROLL INTO YOU」はインディーズ時代にリリースした楽曲たちの流れも汲んだポップなエレクトロ・チューンで、初の英語詞に挑戦という、タイプ

種の起源

淡々としているのか、それとも情熱的なのか。突き飛ばしても倒れない、そんな強さを持つ声が紡ぐのは、恋愛にまつわる不平不満と恐怖に、憧れ――。インディーズ時代から学校と紐付けされたユーモア溢れる活動と、完成度の高い楽曲で10代のリスナーを中心に

ハルカヒカリ

同じ高校のクラスメイトによって結成された大阪発の4ピース・バンド、ラックライフがリリースする3曲入りの1stシングル。まずはミディアム・スローのアッパーなバラード「ハルカヒカリ」が心にそっと寄り添い、同じ目線に立って元気づけてくれる。そして

わたしが愛すべきわたしへ

BiSや中川翔子といったアイドルの作品を手掛けるサウンド・プロデューサー、松隈ケンタとのタッグで、新しい扉を開き続けるバンド、蟲ふるう夜に。これまでの内省的で、対・世界、対・自我といった、もやもやとくすぶり続ける心の痛みを鋭いバンド・サウン