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DISC REVIEW

III

イギリス・ロンドンを拠点とする日本人4人組バンド、Bo Ningenの1年半ぶりとなる3rdアルバム。レコーディング、ミックスにはPRIMAL SCREAMやASIAN DUB FOUNDATIONを手掛けるMax Hayesを迎えて、サイ

Stay in my hand

消えてしまうものに、あるいは触れられないものに手を伸ばそうとする人の姿は、いつだって美しいものだ。ACIDMAN、4月の『EVERLIGHT』に続く今年2作目のシングルである本作。タイトル・トラック「Stay in my head」は力強く

beside

ミニ・アルバムを経ての1stフルには□□□の村田シゲがベースで、ASPARAGUS/the HIATUSの一瀬正和がドラムで参加。荒井のどこまでも伸びやかなメロディとほんの少し影のあるヴォーカルが好きな人はもれなく聴くといい。しかし本作のユ

Crash and Burn

イントロで思わず息を呑んだ。暴力的なのに哀しみが滲む、そのコントラストが作り出す刹那的な音色は、風穴を開けるが如く突き抜ける。USエモ、グランジ、HR/HMテイストを取り込んだ疾走感のあるサウンドに切ないメロが走るのは彼らの十八番でもあるが

思想も共感もいらず、ただ幻聴を誘発する『起因』としての音楽。

メタル、ジャム、エレクトロニカなどを取り入れ、ポスト・ロックの可能性を更に拡張した5thフル・アルバムから約1年8ヶ月。te'が新作をライヴ会場、残響shop、残響オンラインストアにて限定リリースした。Track.1の電子音から荘厳に幕を開

FOREVER YOUNG

今年7月1日でメジャー・デビューから15周年となるバンド、ZIGZO。途中、解散後しばらくのブランクを経ているだけに実質的な活動期間は短いが、ここにきて改めてその存在感を示すフレッシュなアルバムとなっている。LEDZEPPELIN、RAGE

SOMETHING WONDROUS

yuya matsumura(Gt/Prog/Vo)、kitaro hiranuma(Dr)、そしてkouta tajima(VJ/Art Work)というなかなか珍しい編成の3ピース・エレクトロ・ロック・バンド、white white s

スポットライト

昨年秋にインディーズでリリースしたミニ・アルバム『ニューシネマ』が、TOWER RECORDS渋谷店の年間ベストに選出され、自主企画イベントも好調のミラーマン改めボールズが遂にデビュー・アルバムをリリース。日本の70年代のロック/ポップスの

渚にて

夏って不思議な季節だ。海とかプールとか夏休みとか、弾けるような楽しみがたくさんあるはずなのだけど、思い浮かべようと思うといつもぐにゃりとイメージが歪む。倦怠的というか、ノスタルジックというか、モラトリアムというか......この夏のイメージ

MELLA MELLA HERO!!

ライヴハウス・シーンでじわじわと注目を集めている4人組、Alaska Jamが前作から1年4ヶ月ぶりに2ndミニ・アルバムをリリース。ガレージ・ロック調のTrack.1「ALASKA FUNKY 4」他、荒々しいロック・サウンドに巧みにラッ

もう君はいい人じゃなくていい

私が初めて聴いた彼らの曲はインディーズ2ndアルバム『この世界を僕は許さない』収録曲「スローダウン」だった。"来年の誕生日には死なせて"という歌詞があまりにも痛烈で、頭からかぶったような絶望を忘れられずにいる。あれから彼らはメジャー・デビュ

Consider and forget

音楽が言葉を持たないことは不思議でもなんでもない。しかしロックの文脈において、言葉がもたらす"意味"は時に音そのものよりも重要視されてきた。だからこそ、00年代の初めに"ポスト・ロック"というタームがシーンに浸透した時、そこには言葉を持たず

clepsydra

残響recordが送り出す京都の4ピース・バンド、chouchou merged syrups.の2ndミニ・アルバム。前作『since』時点での彼らは、ポスト・ロックやポスト・ハードコア、オルタナを昇華した疾走感と構築美で魅せる、ある意味

エマ

どこか懐かしく温かい、そして最高にポップなロックンロールを鳴らすgo!go!vanillasがTOWER RECORDS限定でリリースするニュー・シングル『エマ』。"1・2・3"と威勢良く始まる冒頭の表題曲から軽快なビート全開で聴く者をいと

Early Morning

3年前、彼らの「POOL」という曲のMVを見る機会があった。明でもなく暗でもない、エモーショナルなのにどこか淡々としている音と、素朴なメロディに乗る凛とした日本語の佇まいが妙に耳に残り続けた。前身バンドからメンバー・チェンジをせず10年間活

電波

岐阜を拠点として活動している4ピース・ロック・バンド、鳴ル銅鑼(ナルドラ)が新作をiTunes限定でリリースする。彼らはRO69JACK 2014入賞という実力を持ち、今作はピース・ミュージックの中村宗一郎がマスタリングを手掛けたとのこと。

回遊記 -Round About-

2012、13年のSUMMER SONIC連続出演、今年2月より開催した東名阪ワンマン・ツアーも大成功を収めたKIDSがリリースする初のフル・アルバム。いきものがかりなどを手掛ける本間昭光、amazarashiらを手掛けるデワヨシアキ、そし

サマータウンとアドベンチャー

ほぼ日刊イトイ新聞、東急ハンズのウェブCMへの楽曲提供や、FUJI ROCK FESTIVALをはじめとするフェス出演でコアな音楽ファンの間で知名度を上げている、伊豆の山奥にある"かわいい女の子スタジオ"を拠点に活動するバンド、ヤングのTO

NANO-MUGEN COMPILATION 2014

このコンピの充実度は毎年計り知れないが、今回はASIANKUNG-FU GENERATIONの新曲「スタンダード」を聴くだけでも相当、価値ある1枚。ゴッチ自身が"これは先の都知事選についての歌"と明言しているが、何も変わらないと諦めたら非難

人間の鱗

自主企画ライヴなどでじわじわと人気を集めている5人組ギター・ロック・バンドの2ndミニ・アルバム。自らジャケット・アートワークも手掛け、歌詞も全て担当する紅一点のヴォーカル、ワイコが先導してさまざまな人間像をテーマに描いている。「DILEM