DISC REVIEW
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インディ・エレクトロ界の開拓者、KITSUNEの耳にも止まったCRYSTAL FIGHTERSのサウンド。スペインはバスク地方の民族楽器とラテン特有の身体を火照らせるビートを、エレクトロという切り口でハイ・テンションに融合している。彼らのエ
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これって、排泄型ガールズ・バンドの道へと突き進みますという意思表示なのでしょうか。だって月経前症候群ですよ。または、汚されたい症候群ということなのか。“汚したい・汚されたい”とはっきり歌っていますし。この自ら必死に“汚れよう”とする様は、大
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ひっそりと、真夜中に繰り広げられる魔女たちの舞踏会。その優美な舞いに魅せられたら最後、深く、冷たく、艶やかな闇に包まれ、どこまでも沈んでいく……そんなスリルが堪らない。“聴く”というより、“浸る”という表現がピッタリのナイトメア・ポップだ。
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アニメ声のような舌ったらずで甲高い声と、カラフルでファンシーなルックス。そして、とことんキュートでポップ、全てがキャッチーな音。目に入ってくる情報のままの音が鳴っていると思っていたが、ある瞬間はっとした。その“息づかいのリアルさ”にはっとし
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こんなに安心して聴けるコンピレーション・アルバムって他に存在するのだろうか?それほどまでに、揺るぎない地位を確立した『Kitsuné Maison』。そして早くもキツネから新しいコンピレーション『Kitsuné Parisien』が登場!キ
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沁みる……とにかく沁みる。透徹ながらも、仄かな微熱を孕んだ歌声がどこまでも沁み込む。抵抗不能な内省的空間の誘い。その深遠さ、瞬く間に溺れてしまう。愛らしさもあり、まるでハニー・トラップだ。ロンドンを拠点に、イラスト/ドローイング/写真/イン
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Gruff Rhys旅行記第一日目は、海辺の宿での目覚めから始まる。カモメの歌声と、海辺特有の生暖かさを含んだ波の音が心地よく広がる。Gruff Rhysといえば、言わずもがなSUPER FURRY ANIMALSのフロント・マンであり、S
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2007年結成の4ピース・バンド撃鉄のデビュー・ミニ・アルバム。危険な空気とグルーヴを漂わせるベース。ヒリヒリとした手触りは火花のようで、衝突と爆発を繰り返すように鋭い攻撃的なギター。その演奏の躍動感と興奮を、生身の身体を使って表現するのは
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前作は全米チャート24位を記録する大ヒットとなったが、「Flightless BIRD,American Mouth」が映画「トワイライト」の挿入歌として起用された影響はあるだろう。しかしこれは、単にタイアップ効果がもたらした結果ではなく、
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昨年11月に、南アフリカのトロピカル・ポップ・バンドDESMOND & THE TUTUSを招聘し4周年イベントを行ったFLAKE RECORDSが送り出す初の日本人バンド。ここがプッシュするアーティストにはハズレが全くないと言っていいほど
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ドットに“winnie”なんてバンド名、とびっきりキュートじゃないか―そんなことを思いながら、CDを聴いてみる。きっと、思いがけず激しいエモ・サウンドに驚くだろう。バリエーションに富んだ楽曲たちと、一貫して貫かれている美しいメロディ。“Sy
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パンクで、デジタルで、激しさの中に絶妙のキャッチーさも……。2人編成になって初のアルバムは、2010年は年間で100本以上のライヴ・ステージを踏んだ彼ららしい“ライヴ感”が全編に漂う超アッパーな仕上がり!そう、1曲1曲にそれぞれ異なる個性は
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痛みを知っている人間の持つ優しさは背筋が伸びるほど情熱的なのに、胸が張り裂けそうなほど切ない。FUNKISTのフロントマン・染谷西郷が綴る言葉もそうだ。FUNKIST8ヶ月振りのリリースである今作は、乙武洋匡との共作や、バンド仲間への熱いメ
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正直、カラーボトルがこんなにロックバンドだなんて意識したことがなかった。バラードの楽曲が秀逸、そんな印象を持っていたバンドだった。だが、このミニ・アルバムからあふれ出すアツい叫びはロック以外のなんと呼ぼうか。自分の心の声に正直に、リスナーに
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待望の新作は、これまでの英語詞から全編日本語詞となった意欲作。歌モノにシフト・チェンジとも呼べそうだが、根幹に宿したパッションは不変なのだ。“今からさぁ行こう、とめど無く流れる喜びを追いかけよう”――という叫びから幕を開ける叙情詩は、その言
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『Fluorescence』=蛍光。目を劈くような刺激の強い奇抜な蛍光色と言うよりは、漢字をそのまま訓読みにした“ホタルビカリ”の方がこのアルバムのイメージによく合致する。メンバーも自分達の音楽を“シューゲイザーというよりスカイゲイザー”と
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MOGWAI約2年半振り7枚目のオリジナル・アルバム。アルコールの購入を拒否されたティーンエイジャーが言い放った台詞をそのまま使ったという過去最高にハードで攻撃的なアルバム・タイトルとは裏腹に、過去最高に柔らかく美しい作品に仕上がっている。
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昨年リリースされた初のシングル『君と背景』と『かくれんぼ』。本人もそう言葉にしているように、アルバム・アーティストという認識が強いからこそ、ただ一曲を届けるという行為は大変な挑戦だったようだ。だが、そこを越えた今、sleepy.abはとても
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