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DISC REVIEW

Cut the Collar

4thアルバム『Thirst』以降「Acervation」、「Shadow」という2作のシングルを発表してきたDYGL。そこに続くEPは、これまで以上にアンサンブルの生々しさ、エモーションをぶつけ音をかき鳴らすエネルギーや、バンドのグルーヴ

Soul Friendly

ラッキリのニューEPがとにかく優しい。フィジカルを熱く躍らせた7月発表の『Dancers Friendly』とは別のアプローチで、今度は私たちの"ソウル"を温かく躍らせるのだ。低音を抑え、隙間のあるサウンドでぬくもりのあるギターが際立つ新境

NU HEAVY

3年ぶりとなる、ANABANTFULLSのフル・アルバム。2022年に小唄(Gt/Cho)が正式加入。新たな音楽スタイルや方向性を探求しながら、ライヴや楽曲制作を重ねて。本作収録の「極東」、「未学」といった、バンドの新たな方向性を示す楽曲を

PUNK RECORDS

フル・アルバムとしては『SUNCTUARY』以来4年ぶりとなる5thアルバムに冠したのは、直球のタイトル。全13曲、珠玉と言うに相応しいパンク・ロックが並ぶ。昨年のEP『Sweet pea E.P.』が前体制での最後の作品になり、現在はMi

Our Seasons Our Lovers

全国各地の大型フェスに出演する等、勢いが止まらない鉄風東京の最新ミニ・アルバムは、胸の高鳴りがギターの疾走感と絡み合って爆ぜるロック・チューン「Dazzling!!」で幕を開ける。哀愁を漂わせながらも、盲目だった恋の記憶を煌めかせるように畳

オリオン/愛なんて嘘は置いといて

コンスタントにリリースを続け、4月には初のワンマン・ライヴも大成功で終えたLaughing Hickのニュー・シングル。ライヴやツアーでしか得られなかったであろう想いを、スケールの大きいサウンドで表現した「オリオン」と、背景や結末を聴き手に

人生賛歌

韓国と言えばダンス・ヴォーカル・グループのイメージが強いが、このCNBLUEはポップな曲調ながらも本格派のバンドだ。もともと、バンド文化が根付いている日本で活動したい、という思いがあって日本のマーケットを意識した活動をしていた彼等だが、今年

BOY & GIRLS

前作から1年半ぶり、メジャー2作目となるフル・アルバム『BOY & GIRLS』。タイアップ曲やヴァイラル・ヒットとなった話題曲「ベランダ feat. 戦慄かなの」が収められた今作は、さらなる飛躍を遂げたヤングスキニーの充実の1年半を物語る

出現!鼠浄土

10年前、"ビクター"への所属を発表し、当時の音楽シーンを揶揄した「ビビった」では"メジャーに行って1、2年で消えるバンド多過ぎクソワロタ"なんて歌っていたキュウソも、メジャー・デビュー10周年。随所に出てくる同曲へのセルフ・オマージュに思

意地と光

フル・アルバム『赴くままに、胃の向くままに』以来約1年ぶりのPEDROの最新作『意地と光』は、ベース・ヴォーカルのアユニ・Dの中にある"意地"の側面と"光"の側面をありのままに描いたミニ・アルバムだ。BiSHの解散後、迷走しながらも自分探し

水光接天

ノーメロ久々のフィジカル・リリースは全世代から支持を得る"るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-"から新作TVアニメ・シリーズ第2期の"京都動乱"篇のEDテーマに抜擢された「水光接天」。緋村剣心をはじめとする登場人物の孤独な旅の過程で抱く想い、そ

melt pop

甘酸っぱい恋模様をスウィートなサウンドとメロディに昇華した「ファジーネーブル」のヴァイラル・ヒットも記憶に新しいConton Candyによる1stフル・アルバム。同曲収録のEP『charm』でも見せた瑞々しさはそのままに、本作は数々の大型

LOVE

ソロ第1弾『DEAD』から短いスパンで発表した2ndミニ・アルバム。熟達のメンバーによる包容力のあるオルタナティヴ・ロックだった1stから一転。アブストラクトなトラックで意表を突く本作にはtricotファンであることをきっかけにコラボが実現

No Obligation

"令和のRIOT GRRRL"THE LINDA LINDASが2ndアルバム『No Obligation』をリリースする。映画"モキシー ~私たちのムーブメント~"(2021年)でBIKINI KILLのカバーを演奏する彼女たちを見て、"

Ouch

UK出身のエレクトロ・ポップ・デュオ HONNEが3年ぶりのアルバムをリリース。自身の人生について歌われた本作は、彼等の持ち味であるハートフルな温かみがより色濃く反映された。パートナーとの結婚、親になることへの想い等、生活を取り巻く環境が変

143

"プリンセス・オブ・ポップ"Katy Perryの復帰作。母となり、より大きく深い愛を手にした彼女の4年ぶりのアルバムには、"I Love You"を表すスラング"143"が冠された。全ての女性たちを讃える自信に満ち満ちたアンセム「Woma

INTERNET MAGICAL GIRL

インキャの心に寄り添う7人組アイドル、NANIMONOの2ndフル・アルバム『INTERNET MAGICAL GIRL』。カラフルでエネルギーに溢れる表題曲「INTERNET MAGICAL GIRL」、ちょっぴり大人な表情で新たなNAN

はごろも

"イメージを超えてフレームの外へ"――「きらめき」の歌詞が象徴するようにEP収録曲のいずれもがこれまでのインナージャーニーのイメージからいい意味ではみ出していく新鮮さに溢れた4th EP。SF的な世界観が垣間見え、少しガレージ・ロックのニュ

Love is Over!

2021年結成、京都を拠点に活動する4人組バンド MoritaSaki in the pool。風変わりなバンド名に気を惹かれたら最後、ドリーミーな音像とシューゲイザー・サウンドに一瞬で虜にさせられる。淡い高揚感が静かに凝縮された1曲目「P

君にモテたいっ!!

UKロックを彷彿とさせる音選びや、中華料理店を舞台にあどけない恋模様を描いたMVが印象的な「愛とU」、思わず身体を揺らしたくなるようなダンサブルなビートと、フィーチャリングに迎えたchelmicoとMegaの歌声の掛け合いが心地よい「あの子