DISC REVIEW
B
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Bye-Bye-Handの方程式
nostalgic lovers
結成から約10年、メンバー・チェンジも経て進化し続けてきたバイハンが、現体制で再録/初音源化した全5曲。重厚感を増したイントロから高まる「熱帯夜と遊覧船」でまずは磨き上げたロック・サウンドを提示。高校時代の代表曲と語る「君と星座の距離」や"小論文"をモチーフにした「自論文」でも王道J-ROCKを鳴らす一方で、アレンジにSUNNYを迎えた2曲、洗練された失恋バラード「湿恋」とキラキラなポップ・ソングへと生まれ変わった「Flower Dance」は上質なJ-POPに。そのハイブリッドなスタイルで、大切な楽曲たちを今の手腕で昇華し閉じ込めた。愛しい過去が詰まったタイムカプセルのようでありながら、確かな成長を実感させる新しさで未来へと繋いでいく。(中尾 佳奈)
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Bye-Bye-Handの方程式
すくーぷ
初の全国流通ミニ・アルバムとなった前作から、約10ヶ月ぶりに到着したニュー・ミニ・アルバム『すくーぷ』。疾走感溢れる「midnight parade」がアルバムの1曲目を華やかに飾り、「ぷらねたりゅーむ」では少年が大人になる過程で抱く葛藤を歌う。同曲をはじめ、切なさの中に大切なものをそっと包み込むような温度を持って展開されていくのが、彼らの音楽の特徴ではないかと感じる。そんな彼らの多面性が表れた、ミドル・テンポの「ふたりのはなし」、洒落ていてジャジーな「雨恋」、イントロのギター・ソロが冴え渡る「ジュウブンノサン」などカラフルな1枚が完成。そしてラストには「FRIDAY」が据えられ、刺激的な恋に憧れる心情を歌うのだが、"あぁ、この曲のためのアルバム・タイトルだったのか"と深く頷ける。(是永 鈴菜)
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Bye-Bye-Handの方程式
ろまんす快速特急
フォーリミ、reGretGirlらを擁するロック・レーベル、No Big Deal Recordsに所属する4人組バンド、初の全国流通ミニ・アルバム。あの子が好きという気持ちが暴走するロックンロール「最終トレインあの子の街へ」を皮切りに、70年代ポップスへのオマージュを込めた「甘い記憶」、ギターバンジョーをメイン楽器に使った素朴な味わいの小曲「夢送り競走曲」、桜の季節と共に訪れる別れを切なく綴ったバラード「春散る日々さ」など、その楽曲たちはノスタルジーと衝動が絶妙なバランスで溶け合う。全曲のソングライティングを手掛けるのはヴォーカル、汐田泰輝。銀河鉄道が駆ける星空に憧れ、二度と戻れないあの日へと想いを馳せるギター・ロックが、目を閉じて見える世界のロマンを教えてくれる。(秦 理絵)
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Bye-Bye-Handの方程式
Flowers
"ハイブリッド・ロック・バンド"を謳う大阪発の4人組、Bye-Bye-Handの方程式の3rdミニ・アルバムは、オーディションで所属を勝ち取ったNo Big Deal Recordsからの初リリースとなる意欲作 であり、5月に脱退したベーシストへのはなむけ的な意味 も込めた作品。これまで独特 の質感で 失恋を 吐露 する楽曲が印象 的だった彼らだが、今作は書き溜めていた曲の中から、 前向 きな楽曲だけを集めたというだけあって、言葉の取り合わせが懐かしい 思春期 の感覚を想起させる「あの子と宇宙 に夢中 な僕ら」をはじめ、"グッバイラブ ユー"のコーラスが切なくも温かい「ラブユー・シーユー」など、どの曲も自然と爽やかな背景が浮かぶ、フレッシュでエネルギッシュな1枚に仕上がった。(岡部 瑞希)
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BYEE the ROUND
バイザラウンド
2003年結成、下北沢等を中心に活動する4ピース・バンドBYEE the ROUNDの1st フル・アルバム 。演奏とメロディで“攻め込み”、言葉では“責め込む”。苦しみもがく様を男臭く詩的に表現した、実に健全なギター・ロックだ。切情や熱情を帯びた熱く真っ直ぐな力強いヴォーカルに、遠慮なしに思い切り鳴らされる雄々しいギターとドラム、ヴォーカルをしっかりと支える重低音を響かせるベース。全てがダイナミックで全てが清々しい、正統派・ジャパニーズ・ギター・ロックとしての臭いを漂わせているのも逆に新鮮。ブルースの哀愁やガレージ・ロックのシンプルな衝動を含みながらも、全てがメロディックであり、全曲シングル・カットできそうな程に、真っ直ぐにロックしているパワフルな作品だ。(島根 希実)
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