DISC REVIEW
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雪が解けて、冬から春になる瞬間をそのまま音にしたらきっとこうなんだろう――そんなことを思った。花びらが舞うように繊細に響くギターとキーボードが互いを支え、音が陽だまりのようにあたたかく、優しく広がる。時間の流れを鮮やかに取り込んだ音は、より
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©じゃのめ・講談社/「黄昏アウトフォーカス」製作委員会
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表題曲は、TVアニメ"黄昏アウトフォーカス"のエンディング・テーマ。"ルールなんてもういらない"と感情を爆発させていて、毒々しさやヒリついた空気が漂うギター・リフやビート感には、00年代のガレージ・ロック・リヴァイヴァルを彷彿とさせるところ
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昨年9月に配信されたミニ・アルバムに、ハードで骨太なサウンドに燃え滾る力強い意志を刻みつけた「FORTE」と、清涼感のある電子音が心地よい「Searchlight」という新曲2曲を加えて音源化された、Amber'sの1stフル・アルバム。ロ
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ももいろクローバーZや私立恵比寿中学、B.O.L.Tらが所属する"スターダストプラネット"の4人組"アメフラっシ"が、表記を"AMEFURASSHI"に改めてアルバムを完成。近作で軸になりつつあるダンス・ミュージックやシティ・ポップを取り入
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最先端且つ良質なインディー・ミュージックを発信し続けるレーベル"FLAKE SOUNDS"が放つ、ノルウェーはオスロ出身の男女混合6人組KID ASTRAYの待望の1stフル・アルバムにして日本上陸盤。北欧産インディー・ポップ好きならまず間
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wash?の河崎雅光をプロデューサーに迎え、2ndミニ・アルバム『VOLCANO』をリリースした4人組の骨太ガレージ・ロック・バンド ARIZONA。初めてメンバー以外の意見を取り入れたという今作は、タイトルどおり沸々と湧き上がってくる抑え
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米ミズーリに住むスコットランド人アーティスト、Gary McClure(Gt/Vo)によるソロ・プロジェクトから4ピースのバンド編成になった、AMERICAN WRESTLERSの2ndアルバム。バンド編成にはなったものの、セルフ・タイトル
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ジャンルを超えた多彩な楽曲で存在感を放つふたり組ガールズ・ユニット、amiinAの2ndアルバム。池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ/鍵盤ハーモニカ/Track)が手掛けたインスト曲「zion」から始まる本作は、「sign」の編曲をS
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若手シューゲイザーの旗手AMUSEMENT PARKS ON FIREの約4年ぶりとなる3rdアルバム『Road Eyes』が完成した。しかし究極のサウンドを目指すあまりミックスに時間がかかり14人ものミキサーを試してみたが、最終的にはバン
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3ピース・バンド、コーユーエンギプランにとっての初の全国流通盤。爽やかさを携えながらも"え? ここの道曲がるの?"みたいなタイミングで捻りを効かせてくるバンド・サウンドを初っ端から炸裂させるTrack.1「ドライブ」を聴いただけでも、一筋縄
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初めて彼女達を見て、その迫力とパワーに圧倒されたのがついこの前のようである。歴史を語るにはあまりにも短い。10年6月に突如解散を発表したあふりらんぽから、ライヴCD+2枚のDVDという、3枚組の大ボリューム作品が届いた。CDには梅田Shan
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昨年10月に開催されたBlip Festival Tokyo 2011にて来日を果たし話題を集めたNYの8bitチップチューン・バンドANAMANAGUCHIの日本企画盤がリリース。8bitチップチューンというのは80年代に発売されたファミ
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TRY TRY NIICHEのヲクヤマ(Pf/Vo)が所属するピアノ・プログレッシヴ・バンド、chelovek.(読み:チェラビェーク)による2ndミニ・アルバム。重々しいコードを一発鳴らして聴き手をグッと集中させる冒頭然り、メロも和音もリ
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90'sオルタナの申し子と言えるサウンドの延長上で、既成概念や固定観念から解き放たれ、さらなる広がりを見せ始めた2011年結成の3人組による3rdアルバム。かなりの深度まで水中に潜ろうとしている姿を捉えたアートワークを考えると、音楽性を広げ
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まるでNIRVANAを彷彿とさせる力強いオープニング・ナンバーで始まる今作は90’Sのギター・サウンドを網羅した様なとても魅力的なアルバムだ。NANANINE、monokuro、hare-brained unityと蒼々たるバンドのメンバー
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昨年は実に11年振りの来日を果たしその存在を知らしめた...AND YOU WILL KNOW US BY THE TRAIL OF DEADの新作が待望の国内盤化である。スタジオ作としては通算8枚目、プログレ、ポスト・ロック、ハードにサイ
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11年ぶりの来日を"Hostess Club Weekender"で果たし、予定通りであればこの1999年作の名盤『Madonna』全曲セットでフロアを湧かせてくれるであろうテキサスの至宝。今回は来日を記念してその傑作がBlu-spec C
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始動1周年を目前に、待望の1stフル・アルバムが完成。幻想的でサイケデリックな空気を纏ったタイトル曲「異日常」や、骨太なリフを擁したダンス・チューン「ぼくたちに明日はない」、叙情系ハードコアな「偶像依存SHOW」に、タイトルからしてインパク