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DISC REVIEW

テキーラ!テキーラ! the BEST

夏にはニューアルバムをリリースするHiGEからベスト・アルバムが届けられた。「ブラティー・マリー、気をつけろ!」など代表曲を詰め込んだDISC1からアンプラグド・ヴァージョンで新録されたDISC2と充実な内容。毒を含んだ鋭い歌詞と小気味良い

D o n' t L a u g h I t O f f

期待のインディー・バンドとして出発し、今やJ-POPの人気者としての風格すら纏う羊文学。この『D o n' t  L a u g h  I t  O f f』は、その軌跡の全てをアップグレードした入魂

12 hugs (like butterflies)

TVCMや話題のアニメとのタイアップなど着実にその名を広め、この1年でぐっとファン層を拡大した羊文学。海外公演の成功に、初の横浜アリーナワンマン決定など勢いに乗る今、躍進の2023年を締めくくる1枚が到着した。命の灯をそっと手で包み込むよう

you love

"おかえり"の言葉から始まる、"家"、"帰る場所"がテーマのEP。冒頭曲「マヨイガ」は映画"岬のマヨイガ"の主題歌で、居場所はここにあるのだから行ってきなさいと外の世界へ送り出す、ふくよかで力強い母の如き愛情に溢れた、安心感のある塩塚モエカ

ロックンロール

"僕たちに明日はない"、"あるのはそう 今日/今この瞬間だけ"。「明日はない」でそんなふうに幕を開ける秀吉のニュー・アルバム『ロックンロール』は、図らずもバンドの初期衝動をそのまま詰め込んだ意義深い1枚になった。疾走感のあるパンク・サウンド

くだらないうた

「秀吉」というバンドとの出会いは、2008年に入ったばかりの頃だろうか。インパクトのあるバンド名と、それにそぐわない程に透き通った声に惹かれたことを覚えている。美しく優しいメロディ・ラインと、温もりを伴った歌声。奇をてらわず、素朴できちんと

燃えて泣く鳴る

スペースカンフーマンのMCとしても活躍中のhigを中心に2008年に結成されたエモーショナル・スリー・ピース・ロック・バンド、緋と陽。コントラバスにはNATSUMENのベーシスト、山本昌史を迎えている。“燃えて泣く鳴る”というタイトルからも

Friend Chord

並大抵ではないキャリアを歩んできたバンドのメジャー・デビュー10周年記念アルバムだが、そもそもの発端であるwowaka(Vo/Gt)という稀代の表現者の痕跡は、2024年リリースの「NOTOK」をシノダVoバージョンで収録するという方法であ

NOTOK

9月の日比谷公園大音楽堂でサプライズ披露された、wowaka(Vo/Gt)作の曲で世に出ていなかった「NOTOK」。生前に遺されていたヴォーカルと演奏のデータをもとに3人が構築し、wowakaヴォーカルの新曲として完成した。"正解不正解なん

オン・ザ・フロントライン / センスレス・ワンダー[ReREC]

デビュー10周年記念の両A面シングル。「オン・ザ・フロントライン」は、ストレートなロックやポップなキラーチューンを生んできたゆーまお(Dr)作のナンバーでは珍しくクールな始まりだが、聴き進めて納得。切なさと美しさを包括するこの"破壊力"は彼

PHARMACY

3ピースになって以降も勢いはとどまることなく、ライヴを重ね「3分29秒」("86―エイティシックス―"OP)や「風、花」("ダンス・ダンス・ダンスール"ED)とタイアップも次々に獲得してきたヒトリエ。現体制2枚目のオリジナル・アルバムは、そ

Amplified Tour 2021 at OSAKA

wowakaの意志を継ぎ、シノダがヴォーカルをとり、イガラシ(Ba)、ゆーまお(Dr)の3人体制となったヒトリエ。2021年に新体制初のアルバム『REAMP』を発表し、全国ツアー"Amplified Tour 2021"を敢行した。今作は大

3分29秒

3人体制で初となったアルバム『REAMP』から、わずか4ヶ月というスパンでリリースされるニュー・シングル。TVアニメ"86―エイティシックス―"のオープニング・テーマとして書き下ろされた表題曲「3分29秒」は、サビに圧倒的な強度を誇るエッジ

REAMP

2019年4月にwowaka(Vo/Gt)が急逝し、シノダ(Vo/Gt)が新たにヴォーカルを務める3人体制で始動したヒトリエ、約2年ぶりの新アルバム。メンバーを失った悲しみが色濃い「うつつ」や「bouquet」、再び歩みを進める葛藤を吐露し

4

ヒトリエが"4人だから"とシノダ(Gt/Cho)が名付けたバンド初のベスト・アルバム『4』。メンバー自身が選曲した26曲に、wowaka(Vo/Gt)のボカロ代表曲「ローリンガール」のライヴ音源を加えた、全27曲がリマスタリングされ、2CD

HOWLS

デビュー5周年のヒトリエが確実に新たなフェーズに進んでいることを告げる、通算4枚目のフル・アルバム。孤独の中でわずかな光を探り当てる「ポラリス」から高らかに幕開けを告げる全10曲には、かつてないほど自由で幅広い楽曲が並んだ。中でも駆け抜ける

ポラリス

初の海外ライヴを経て、ヒトリエが『ai/SOlate』から1年ぶりにリリースするニュー・シングル。TVアニメ"BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS"EDテーマとして書き下ろされた表題曲「ポラリス」は、シンプ

ai/SOlate

珠玉はwowakaが初音ミクの10周年コンピレーションのために書き下ろしたボカロ曲「アンノウン・マザーグース」のセルフ・カバー。これまでのヒトリエのセオリーの真逆を突く斬新なリズム・アプローチや削ぎ落したサウンドが、圧倒的な昂揚感を生み出し

IKI

はたしてヒトリエがメジャー・デビュー作『センスレス・ワンダー』をリリースしたときに、わずか5年で今回のニュー・アルバム『IKI』の領域まで達することが想像できただろうか。リード曲「リトルクライベイビー」に象徴されるように、収録された楽曲の隅

DEEPER

初作品『ルームシック・ガールズエスケープ』に迸っていた初期衝動、そしてwowakaが動画サイトにアップしていた楽曲が放つ発明性。2ndフル・アルバムとなる今作は、そのふたつの要素を孕みながら、プレイヤーひとりひとりの表現力とwowakaの詞