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モーモールルギャバン ゲイリー・ビッチェの「モーモールル茶番」【第6回】

2011年11月号掲載

モーモールルギャバン ゲイリー・ビッチェの「モーモールル茶番」【第6回】

ハロージャパン!!モーモールルギャバンのゲイリー・ビッチェです!!締め切り遅れて本誌に載せてもらえなくなっちゃいました。ぐすん。
でもウェブの方では今回も元気にこにゃにゃちわ。回転寿司が好きです。回転寿司が好きすぎて次回作の歌詞にも出てきます。うちのバンドの影の支配者ユコ・カティから珍しく絶賛された歌詞なのでお楽しみに。

はい。曲作りにハゲむ・・・誰がハゲだ!!・・・しょうもないノリツッコミごめんなさい。曲作りに励む日々を送っております。秋の曲作り、いい感じです。訳も分からずに毎日を全力疾走して熱く生きた2011春~夏を終え、夜風がひんやりしてきた頃、ふと我に返ると突然すさまじい恐怖と寂しさに襲われたりするのです。俺の人生何なんだろう。こんな夜にビール飲んでヘラヘラしてる俺なんなんだろう。行き場の無い焦りと不安で頭の中は暗黒に浸食され、そこに必死で抗おうと足掻き、もがくのです。きっと本能的に何かを残そうとしてるのです。俺が今ここに生きている証明と実感が欲しいのです。夢と希望と愛が欲しいのです。

しかし男子は秋になると単純に精子が増えるという話を聞いたりすると、あぁ、そんな単純な事で俺たち全力でセンチメンタルになったり、深夜に意味もなく徘徊したり、夜中に理由も無く絶望したり、泥酔したりするのねと、ちょっと落ち込みます。精子ごときに人生揺さぶられてんじゃねーよ俺。

10月が一番多くて6月が一番少ないみたいですね、精子の量って。そんな単純な事で揺さぶられてしまうのがもうやだやだって感じです。

そんな残念な男子ですが、何はともあれ芸術の秋とはよく言ったもので、自転車に乗ったりジョギングしたりすると次から次へとアイデアが湧き出てくるのです。それこそ水道の蛇口をひねるごとく。有酸素運動中ずっと頭の中で音楽が鳴ってるのです。うるさいくらい。きらびやかにたくましく美しく。ゆらゆら帝国の歌詞にもあったなぁ。坂本さんもこういう感じなのかなぁなんて想像しつつ。その音楽に入り込みすぎて自転車に乗りながら突然号泣したり電柱や車にぶつかりそうになった事も何回か。すみません。怪我に関しては色々と前科があるので気をつけます。そんな感じなので調子に乗ってこの秋は自転車で金閣寺にも行ったし、母校の学食でご飯食べたりと、京都の行きたい所に片っ端から行ってます、もちろん曲作りという名目で(笑)。家に閉じこもっててもいいものが生まれない自分の性分が本当にラッキーだなぁと思いつつ、やりたい事が多すぎてどう収拾つけていいかわからないので、アイデアを片っ端からユコさんに投げます。
よく「これをどうしろと!!」と呆れられます。いいバンドです(笑)
しかし「Good Bye Thank You」という超名曲(自画自賛!!ははは!!)を生み出して以来、全然曲が出来なくなってしまっていたのですが、ここに来て怒濤のごとく音楽が降り注いで来てくれたのでとりあえずは一安心。ようやくアイデアが出揃ってある程度まとまったのが10月半ば。くそー、もうちょっと出揃わなければ秋の紅葉シーズンに堂々と自転車で徘徊できたのになぁ。この段階まできたらもう堂々と遊んでる訳にもいかず、ひたすら音を出して録って聞いて調整しての延々ループ。その作業はレコーディングの直前まで続きます。いや、うちのバンドはなかなか往生際が悪いのでレコーディング中にも色々と変わったりします。準備されたものよりも瞬間の閃きの方がやっぱり圧倒的に説得力があったりするので。いや、毎日睡眠時間3時間とかでストイックに用意周到に準備するようなバンドだったら違うんだろうけど、うちのバンドはあまりストイックな方ではないので。もうちょっとストイックにならないとなぁとは思いつつ。次回作、着々と準備を進めてますのでお楽しみに◎

【モーモールルギャバン近況ライヴ・フォト】