アルカラの「ぐるぐるムニムニ化計画」【第14話】

2015年11月号掲載

アルカラ

まいどまいど、この前34歳を迎えました田原やでー！先日めでたくnewアルバム「ちぎれろ」リリースしましてその翌日には下北沢のLIVEHOLICにてリリースパーティーも開催させていただきました、ありがとーございます！！みなさんがこのコラムを見る頃にはツアーも始まっておると思います、頑張っていきますよー！！

話は変わりますが......いや、BEERの話に戻りますが......一口にBEERといっても生BEER、缶BEER、瓶BEERとありますがみなさんどれがお好きですか？生BEERをグイっといくのもよし、缶BEERを開けた時のプシュッという音を楽しむもよし、瓶BEERをグラスにそそいでちびちびやるのもよし。（こう考えるとBEERに死角はございませんな、さすが！）

僕が一番好きなのは瓶BEERでございます、何故ならば一番味が安定しておりますしちょうど良い荒さがあるからでございます。やはり生BEERはお店によって味が変わりますしきちんとしてるとこは美味しいですが、サーバーのお掃除をサボっちゃうようなお店では味がおちてしまいますし、入れ方ひとつで味が変わってしまいます。ピッチャーなんてもってのほかでございます。缶BEERは安定していますがやはり瓶BEERの雰囲気にはかないません、といっても缶は処分が楽なので家ではもっぱら缶BEERにお世話になっておりますよ。いつもありがとう！

瓶BEERが好きな理由のもう一つにお互いのグラスに注ぎつ注がれつという大人なコミュニケーションができるということでございます、これは人見知りな僕にとってとても重要なことでもありますね。

大学時代にあの高木誠司氏も在籍していた神戸大学軽音楽部にてお酒の注ぎかたをレクチャーしていただいた経験が打ち上げでも役に立っております、先輩方ありがとうございます。注ぎかたといっても基本的には先輩のグラスが空になる前に注ぐ、しかしそのタイミングは早くても遅くてもいかんです！あと一口っていうところか吞みきった瞬間に注ぐのがよいですね。

しかしこれが意外と難しいんすね、人によってはぬるいBEERと冷たいBEERが混ざるのを嫌って注ごうとした瞬間にグラスをわざわざ空けてくれる人もいます、この場合逆に無理矢理吞ませてしまった感が出てしまうのでちょっと申し訳ない気持ちになります。しかもちょっとでも目を離すといつの間にかグラスが空いてしまってるという罠もございます。呑み会と言えど一切気は抜けません！と思って待っていると手酌するのはちょっといやなので注がれるまで待っちゃうタイプの人もいます、この場合はそれを察知してタイミングを見計らって注がなければなりません。

相手の癖を見つけながら注ぐ、これが瓶BEERでございます、奥がふかい......なので打ち上げが瓶BEERの時は僕は人知れず戦っております、手元にストックの瓶BEERを常に置いてないと不安です。ちなみに僕は注ぎつ注がれつというのは好きですが気を許している相手やサシ吞みでは手酌もオッケーのフリースタイルでやっております、やはり気は使っちゃいますし使わせちゃいますのでね。

これが基本的な瓶BEERのマナーかとは思いますが世界は広い......一度メンバーが島根県の我が実家に泊まりに来た時におもてなしを両親、ばあちゃん、兄夫婦と田原家総出でさせて頂いたわけなんですが、後日メンバーが口を揃えて「田原家のBEERは減らない......」と言っておりました。そう、僕もその時まで気付いて無かったんですが、我が家では「グラスのBEERは常に満タンスタイル」なのです。どんだけ残ってようが関係ありません、とにかくグラス満タンです、少しでも吞もうものならここぞとばかりに注いできます。注いでくるから少しでもグラスを空けようとして一口二口は吞みます、次の瞬間グラス満タンです、気がつくとベロベロですね。強敵です！ハードモードです！！

しかし最近は実家の親戚の集まりにも顔を出せて無いので「減らないBEER」が懐かしくもありますね。島根にはそういう習慣があるんかな？それとも田原家だけでしょか？島根県民の方々、教えてくださいー！ほなまたねー！

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