アルカラの「ぐるぐるムニムニ化計画」【第2話】

2013年11月号掲載

アルカラ

アルカラのぐるぐるムニムニ化計画第二回目というわけで、今回はわたくし、BEERMASTERことギターの田原が担当させて頂きますよ。
ただいまアルカラはニューアルバム『むにむにの樹』のリリースツアーの真っ最中でございます。
前回下上氏が書いておりましたが今作のテーマは「おとぎ話」です。自分が知ってるおとぎ話は有名なものだけですが、世界中に僕の知らない素敵なおとぎ話が山ほどあるんではないだろうか思ったので僕もgoogle先生に聞いてみましたよ。

検索ワードはもちろん「おとぎ話　ビール」です。

これはさすがにないやろ、と思ったんですがそこはさすが先生！一発で「デンマークにこんな話あるで」と教えてくれました。ビールといえばドイツと思いきやまさかのデンマーク！！なんか渋くていいっすね。
タイトルは「魔法のビール」タイトルにビールが入っております、素晴らしい。
内容は、ビールが無くて困っている小人にビールを分けてあげたところ、後日決して無くならないビールの樽をくれたという鶴の恩返し的なお話です。いやー、羨ましい限りですね。ビールが無くて困っている小人さんいらっしゃいましたら是非一報くださいませ。

そういえば僕が初めてビールに出会ったのは小学生の頃だったでしょうか、親戚が集まって宴会しておりまして、みんなそれはそれは美味しそうに泡の出る麦茶みたいなやつを飲んでるわけです。美味しい飲み物なら飲んでみたいですよね。なのでこっそり親父のグラスを手に取って一口飲んでみたんですが、これがすごくまずかったんです。不思議と今は大好きなビールとの出会いは最悪な形で終わってしまったわけです。
その後大きくなった僕はお酒に興味を持ち始め、ながらく距離を置いて来たビールと再会します。テレビでビールのCMを見たときに「やっぱりこれは美味そうだ」と思い再会を決意するわけですが、いかんせん最初の出会いがフラッシュバックしてきます。

しかし僕もあの頃とは違います、どうやったら美味しく飲めるのか考えます。CMを見たところ「しっかり冷やした方が良さそうだ」ということと、どうやら「喉越しを楽しむもの」らしいということがわかりました。そういえばテレビで見るとみんなビールはぐびぐびと勢いよく飲んでいる印象があります。ビールが冷たい方が良いということは僕自身は汗だくになるくらい暑い状態であった方が良いということになります。これだけ情報が集まればもう大丈夫、僕は意を決して行動に移りました。

まず前日から冷蔵庫で缶ビールを冷やしておきます、ついでにグラスも一緒に冷蔵庫で冷やします。次に、熱めのお風呂に我慢して入ります、汗だくになるまで入ります。なんでこんなことしてるんだろうと思うものの、最初の失敗を繰り返さないためにも耐えてみます。
そしてその時はやってきました。風呂から上がるなり最小限の動作で体をふきそのまま冷蔵庫へ、冷えたグラスにビールを注ぎぐびぐびと飲み干します。「あ、美味い」そして２杯目を飲む頃には頭の中でジプシー・キングスの「ボラーレ」（ビールのCMソングですよ）が鳴り響いておりましたとさ。

以上、僕とビールの出会いのお話でございました。

次回はドラムの疋田が書いてくれますのでお楽しみにー！

そういえば...、アルカラ物販にてビアグラス販売しております...

▼TABARA Beer Master glass 1,500円