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INTERVIEW

Japanese

グッドモーニングアメリカ

2015年10月号掲載

グッドモーニングアメリカ

グッドモーニングアメリカ

Official Site

メンバー:たなしん(Ba/Cho) 渡邊 幸一(Gt/Cho) 金廣 真悟(Vo/Gt) ペギ(Dr/Cho)

インタビュアー:荒金 良介

11月に日本武道館公演を控えるグッドモーニングアメリカから早くもメジャー3rdアルバムが到着。初の山中湖合宿を経て、メンバー全員で原案を持ち寄り、セルフ・タイトルに相応しい彩り豊かなアルバムに仕上がった今作。明るいグドモ・サウンドはそのままに、ネクスト・ステージに突き抜けた1枚を存分に味わってもらいたい。

-今年も2枚シングルを出し、11月の日本武道館公演を目前にニュー・アルバム完成です。とにかく、ものすごいスピード感ですね。

金廣:やっと終わったなと。ずっとレコーディングしてましたからね。

-制作期間も長かった?

金廣:『コピペ』(今年6月リリースの3rdシングル)からずっとレコーディングしてるイメージなので、ようやくひと区切りつきました。

-たなしんさんはどうですか?

たなしん:エネルギーのこもった作品ができました。メジャー・デビューから2年間ずっと駆け抜けてきて、今年4月に1週間お休みをもらったけど、それ以降はまた濃密なスケジュールの中で録った作品ですからね。武道館に向けて、今もツアーしてますけど、時間がない中で濃い気持ちを入れられたと思います。

渡邊:マスタリング作業が終わったばかりなので、まだ半分くらい完成したという実感を持てなくて。今回はいつもと違うやり方で臨んだから、そこが大きかったですね。みんなで合宿して、メンバーそれぞれが楽曲のネタを持ち寄って曲をゼロから作ったんですよ。今までのグッドモーニングアメリカを知ってる人が今作を聴いたときにどんな反応が来るのか、それが1番楽しみですね。

ペギ:よっしゃできた!という気持ちはありますね。売れて欲しいという思いはあるけど、どうなるんだろう?というドキドキ感も強くて。

-過去作と比べても、リスナーにどう響くのか見えないところもある?

ペギ:そうっすね。(渡邊)幸一さんも言いましたけど、今回は作り方を変えたので、それがどう評価されるのか、未知の世界ですからね。

-今回は山中湖で曲作り合宿を行ったそうですね。

金廣:そっちの方が効率いいですからね。ツアー中だと、どうしても曲作りの期間を設けるのが難しいから。みんなで曲を作るというスタイルは過去にやっていたので、原点に戻るような試みかもしれないですね。ただ、今までと決定的に違うのは、俺ではなく、他のメンバーに曲の原案を持って来てもらって、良ければ採用する形ということですね。メロディをつけるのは俺なんですけどね。曲の中で何か引っかかるポイントがあった方がいいし、メンバーもそれを考慮して原案を持って来てくれました。

-そもそも合宿したいと言い出したのは誰ですか?

金廣:ペギですね。曲作り合宿したいと言ったんだっけ?

ペギ:周りにスタッフもつけず、4人だけでやらせてくれ!と言ったんですよ。逃げ道を作らないためにも、何かあったら4人で解決できるような環境を作ろうと。それが合宿という選択肢に繋がりました。結果的にメンバー4人と現場マネージャーの5人で合宿して、音楽制作面では本当に4人だけでしたね。

-まずメンバー4人で膝を突き合わせる環境を作りたかった?

ペギ:金廣さんは作り手なので、次はこうしてやろうというヴィジョンはあると思うんですよ。だけど、俺はそれが見えなくて、3枚目はどうなるんだろうという不安があって。バンド内で何かムーヴメントを起こしたくて、金廣真悟にも俺らは刺激を与えられるんじゃないかと。俺らは4人組バンドだし、4人でできることをやり尽そうと。

-ペギさんの提案に対して、他のメンバーはどう感じました?

金廣:基本的には賛成ですね。4人でゼロから作るのは効率が悪くなる恐れもあるし、そんなに変わらないかな、という気持ちもあったんですけど。とりあえず、やりたいギター・リフやベース・ラインなどの音楽的なネタ、それに付随するテーマや題名を持って来て欲しいと伝えました。その方が歌詞も作りやすいし、どうせやるなら、自分から生まれるものではなく、他のメンバーに原案を出して欲しかったですからね。実際、自分ひとりで作るときもメロディ・メーカーではあるけど、ギタリスト、ベーシスト、ドラマーの役割までは果たせないから。ギタリストが作るギター・ソロ、ベーシストが作るベース・フレーズ、ドラマーが作るリズムはできないので、そこを求めたところはありますね。ゼロをイチにする作業はいい経験にもなるし、そこからしか生まれない楽曲もありますからね。それが形にできてよかったです。バンドの地力も、よりファットになったらいいなと。

-フレーズにしろ、楽曲にしろ、多くの選択肢の中からベストなものをチョイスする方がいいですよね。

金廣:そうですね。より4人っぽいサウンドになったから、それは良かったですね。

渡邊:ただ、初めての合宿だったので見えないところもあったから、不安な気持ちもあったんですよ。みんなでネタを持ち寄る経験も次に活かせますからね。金廣は俺らが持って来たものをまとめ上げるのは大変だっただろうけど、曲作りの手助けができれば活動のペースも上がるだろうし。これを繰り返せば、もっとレベルが上がるんじゃないかなと。

金廣:面白いなと思ったのは、ペギは今までドラムのフレーズしか考えていなかったけど、サビがちゃんとわかる形でフレーズがまとまってたんですよ。ペギが原案を持って来たTrack.5「オールグリーン」は、ラウドなところとポップさのバランスがいいなと。幸ちゃんとたなしんはエゴが半端なく強くて、自分が持ってくる曲はこうじゃなきゃダメというものが強い。それはそれで良かったんですけど、整地にするのが難しかったですね。そこは次の作品に向かううえでいい経験になりました。改めて第一歩みたいな作品ですね。