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INTERVIEW

Japanese

DAY6 × 生形真一

2018年10月号掲載

DAY6 × 生形真一

DAY6:SUNGJIN(Vo/Gt) JAE(Gt/Vo/Rap) YOUNG K(Ba/Vo/Rap) WONPIL(Key/Syn/Vo) DOWOON(Dr)
生形 真一
インタビュアー:荒金 良介 Photo by 石崎祥子

-特に「Stop The Rain」はDAY6のこれまでの楽曲の中でもかなりロック色が強いと思うんですが、生形さんは作るうえでそこも意識しました?

生形:うん、自分はそれしかできないし。彼らは全員が歌えるし、とにかく歌がめちゃくちゃ上手いんですよ。DAY6はポップな曲が多いんだけど、歌がエモーショナルですからね。それもあって、ドラマチックでラウドな曲が似合うんじゃないかと思って作りました。

JAE:「Stop The Rain」以前にもロック調の曲はあったけど、ここまでロックな曲はなかったので、シングルの制作を通して新しい扉が開けた気がします。その経験があったから、YOUNG Kさんが手掛けた「Breaking Down」みたいな曲もできたのかなと。

YOUNG K:たしかにそこでたくさんの刺激や影響を受けたので、それが新しい曲にも出たんだと思います。

-話はちょっと逸れますけど、取材前の撮影でELLEGARDENを聴いていたと会話してましたよね?

YOUNG K:韓国でもELLEGARDENは有名ですからね。

生形:それこそ10年前だから、みんなまだ中学生だったと思うけど。すごくビックリしたのは、昔ELLEGARDENで韓国のフェスに出たときに、現地の人はある程度知ってるだろうとは思ったけど、2万人近い人たち全員が「Make A Wish」(2004年リリースの3rdフル・アルバム『Pepperoni Quattro』収録曲)を歌っていたんですよ。"なんでみんな曲を知ってるの!?"ってびっくりしました。あとで知ったんですけど、韓国のCMで曲が使われていたみたいで。

SUNGJIN:そのライヴはビデオで観たことがあります。

YOUNG K:歌詞を覚えるのは苦手なんですけど、「Marry Me」(2005年リリースの4thフル・アルバム『RIOT ON THE GRILL』収録曲)という曲は全部覚えましたね。今でも歌えます。

生形:へぇー!

SUNGJIN:その曲のサビを知らない人は韓国にいないと思います。

生形:その曲もCMで使われていたんですよね。

-なるほど。話を戻しますが、DAY6自体はもともとどういう音楽をやりたいと思って始まったバンドなんですか?

SUNGJIN:僕たちはジャンルをひとつに決めて、バンドを始めたわけじゃないんですよ。活動を続けるなかでやりたいジャンルが増えて、その幅を広げていった感じですからね。今後も自分たちがやりたい音楽を作っていきたいです。

-音楽的にはどのへんのアーティストを聴いてきたんですか?

生形:俺も最初にそういう話をしたら、COLDPLAYとかそういう名前が出てきたので、わりと今の音楽が好きなんだなと思いましたね。

-DAY6の音楽はスタジアム/アリーナ・ロック感があります。今作『UNLOCK』の1曲目「Live Your Life」はまさにそうですよね。

生形:そうそう! 俺もそれを感じました。

YOUNG K:「Live Your Life」は大勢の人が歌うことを想定しましたからね。

JAE:みんなで一緒に歌うことが大好きなんですよ。

-改めて好きなアーティストを挙げると誰になりますか?

DOWOON:ELLEGARDENは当然好きですけど、RADWIMPSがほんとに好きで。韓国で公演があったんですけど、自分たちのライヴがあったので行けなかったんですよ。

JAE:最近は音楽を分析しながら聴いていて、Kanye Westの作品をよく聴いてますね。

YOUNG K:僕は子供のころからMAROON 5が大好きです。いろんなジャンルをプレイする人たちがかっこいいなと思います。

WONPIL:COLDPLAYは好きなんですけど、最近はBillie Eilishという16歳の新人がいて、その人の作品を聴いてビックリしたんですよ。ほんとにいい音楽を作ってますね。

SUNGJIN:James Arthur、Bruno Mars、Ed Sheeranとか、感情をワイルドに表現する人たちが好きですね。

YOUNG K:最近はビッケブランカの「WALK」も大好きです。(※手元のSkream!8月号を見ながら)載っているのを見てビックリしました。

-日本の音楽もチェックしてるんですね?

YOUNG K:日本の映画を観るんですけど、その流れでサントラも聴くので、そこで見つけることが多いですね。