Japanese
Nothing's Carved In Stone
2018年03月号掲載
Member:村松 拓(Vo/Gt) 生形 真一(Gt)
Interviewer:荒金 良介
今年、結成10周年を迎えるNothing's Carved In Stone。デビュー時からコンスタントにリリースとツアーを積み重ね、バンド・サウンドをブラッシュアップさせてきた彼ら。この9thアルバム『Mirror Ocean』はメンバー4人の高いプレイヤビリティが有機的に絡み合い、音の抜き差しによるアレンジも際立った芯の太いロック・サウンドを築き上げている。今作のリリース後は、3月にライヴ映像作品『Live on November 15th 2017 at TOYOSU PIT』、そして、10月にはバンド初の日本武道館公演も控えている。村松 拓、生形真一のふたりに直撃した!
-今年で結成10周年に入りますよね。結成時から音源制作とライヴのペースがまったく変わらないのは、改めてすごいなと思います。
生形:うん、常に動いていた10年でしたね。今年もリリースがあって、ツアーがあって、それが終わったらまたスタジオに入るんじゃないかな。
村松:足元を固めつつ、1段ずつ階段を上がってきた実感はありますね。最初のころは寄せ集めバンドみたいに思われがちだったけど、今となってはそのイメージは一時期のものだったし、それは続けてきた成果かなと。
-昨年はバンド初の台湾、上海公演(11月に開催された"Nothing's Carved In Stone Live at TAIWAN"、"Nothing's Carved In Stone Live at SHANGHAI")を行いましたが、感触はどうでした?
生形:楽しかったですよ。台湾は日本から来た人もいたけど、上海はほぼ現地の人ばかりで日本と反応も違ったから。あっ、(上海の人は)この曲が好きなんだと思ったし、曲に対するリアクションを見るのが面白くて。来て良かったなと思いました。
村松:アニメや"かわいい文化"だったり、そのなかに日本のバンドのカルチャーがあるというか、独自のものとして俺たちを捉えてくれて、ひとつのジャンルのように楽しんでくれたのが嬉しくて。
-特にアニメで使われた曲というのは、海外の人は絶対知ってますからね。
生形:みんな知ってましたね。
村松:アニメを入り口に入る人も多いけど、向こうの人たちはもっと視野が広いというか、ちゃんと受け入れてくれた感覚がありました。今までやってきた意味を改めて感じましたね。
-というのは?
村松:メジャーで活動していた3年間のことですね。俺たちがやってることは変わらないけど、周りに動いてくれる人が増えたし、間口が広がった時期でもあったから。振り返ると、実のある活動ができていたのかな。
-そして、今作はアルバムとして9枚目の作品になりますが、どうやって制作していったんですか?
生形:ここ最近ずっとそうなんですけど、各々がこんな曲をやりたいと持ち寄って、そこから半年ぐらいかけて作りました。今回は世界観の大きい作品と言われることが多いんですけど、それは1、2曲目(「Mythology」、「Mirror Ocean」)の印象が強いのかなと思います。このアルバム自体は新しいこともやってるし、特に「Mythology」はありそうでなかった曲ですからね。曲順も......今回はレコードも出すから、そっちも意識した内容になってるんですよ。だから、5、6曲目(「シナプスの砂浜」、「Flowers」)の間も空けているんですよね。アルバムを聴くときに曲順ってすごく大事だと思うから。
-レコードで言うところのA面、B面の流れも意識して?
生形:それもあるし、CDで聴くときも一度真ん中で落ち着いて、後半また始まるみたいな流れが聴きやすいのかなって。
村松:最初に1、2曲目ができたんですよね。「Mirror Ocean」はこれぞナッシングス(Nothing's Carved In Stone)! みたいな、みんなのプレイヤビリティを詰めつつ、真一が書いてくるグッド・メロディと独特のコード進行からくる哀愁とか、エモみたいな要素もあるし、"らしい"曲ができたなと思います。「Mythology」は、もともとうちのバンドが持ってる90'sのUSオルタナの色を意識せずに出せたかな。この2曲ができたとき、すごくいいアルバムができそうだなと思ったんですよ。
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