Japanese
Nothing's Carved In Stone
Skream! マガジン 2020年02月号掲載
2020.01.09 @Zepp Tokyo
Writer 吉羽 さおり Photo by 西槇 太一
昨年9月にリリースした10枚目となるアルバム『By Your Side』を携えて、10月より全国で対バン・ツアーを行ってきたNothing's Carved In Stone。年を跨いだこの1月9日のZepp Tokyo公演から、いよいよワンマン・シリーズがスタートした。オープニング映像のあと、ライヴを幕明けたのはアルバムの1曲目を飾る「Who Is」だ。冒頭からロック・ミュージックのダイナミズムや、アンサンブルが起こす風圧みたいなものを存分に感じさせてくれる演奏で、フロアからは歓喜の声が湧き上がる。大喜多崇規(Dr)によるずっしりと重みあるビートが身体を揺らし、生形真一(Gt)の華麗でソリッドなギター・リフと日向秀和(Ba)のスラップやタッピングが鮮やかに絡み、村松 拓(Vo/Gt)のタフなヴォーカルがその華やかなサウンドに乗り、また時にはグルーヴのギアを握るようにして曲のスピードや景色を変えていく。Nothing's Carved In Stoneの真骨頂のようなものを、突きつけるライヴだ。そして、「In Future」から「Blow It Up」と、観客のシンガロングを大きくしていく。
既存曲、ライヴのテッパン曲に新作の曲が入ることでまた、新鮮な輝きを放つ。そんなセットリストだろう。「ツバメクリムゾン」から「YOUTH City」、そのドラマチックなアレンジによるエンディングから「きらめきの花」で、晴れやかなムードで会場を包み込んだかと思うと、新作からの「The Savior」では派手なスラップ・ベースが空気を切り裂いていく。流れの中に、スリリングな緊張感が芽生えて心地よい。村松がアコースティック・ギターを奏でる「シナプスの砂浜」が美しく絵画的で、静謐な印象を残していくかと思うと、再び煌びやかなロック・モードで「One Thing」を叩きつける。生形の細やかなギター・フレーズに幾何学的に他の楽器が絡み合っていく「Milestone」から、こちらも細やかなギターのフレーズが美しい「Alive」へという流れもまた美しい。村松は、アルバム『By Your Side』について、10年かかってようやくたどり着いた作品だとMCで語る。"自分たちの音楽が聴いてくれる人の糧になるように"、そんな思いで最近は演奏をしているという。これまではステージで真面目に語るのは恥ずかしかったとも話していたが、こんなふうに斜に構えずにMCもさせてしまうような大きな作品であり、"あなたのそばに"という言葉通り、エモーショナルで人間味があり、感動に心震わせ、新しい景色も見せるのが『By Your Side』だ。
後半は、ライヴのキラーチューンを連投。「Like a Shooting Star」、「Around the Clock」といった曲で再び、観客の熱と興奮を右肩上がりにしていき、そこに新作からの「Kill the Emotion」を投入。ダンサブルなグルーヴが大きく会場を揺さぶっていき、村松の"踊れ!"の合図で「Out of Control」へと爆上げしていく。そしてラストに据えたのは、「Music」。"僕らが鳴らすミュージック/いつか誰か救えるような"。日本語詞による、心をまっすぐに射抜くようなアンセムは、これからのNothing's Carved In Stoneにとっても大きな1曲になるだろう。会場が一体化して、演奏やメロディが上昇するとともにうねりを帯びていくクライマックスは、圧巻だった。2020年、バンドの最高のスタートダッシュになったのではないかと思う。
[Setlist]
1. Who Is
2. In Future
3. Blow It Up
4. The Poison Bloom
5. ツバメクリムゾン
6. YOUTH City
7. きらめきの花
8. The Savior
9. Still
10. シナプスの砂浜
11. One Thing
12. Milestone
13. Alive
14. Spirit Inspiration
15. Like a Shooting Star
16. Around the Clock
17. Kill the Emotion
18. Out of Control
19. Music
En1. Bridges
En2. Beginning
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