Japanese
Nothing's Carved In Stone
Skream! マガジン 2020年12月号掲載
2020.11.15 @KT Zepp Yokohama
Writer 吉羽 さおり Photo by 西槇 太一
Nothing's Carved In Stoneが、今年2月以来となる、9ヶ月ぶりの有観客(+配信)によるライヴ"Live on November 15th 2020"をKT Zepp Yokohamaで開催した。コロナ禍のなか、毎年恒例となっているこのワンマン"Live on November 15th"の開催が実現したことは大きい。新型コロナウイルス感染防止対策もあり、観客数が絞られライヴ中においても声出しなど制限されることはあるが、こうして同じ時間、空間を共有して行うライヴの醍醐味、また、ひとつのライヴが様々な人の手で組み合わさって成り立っていることにも思いを馳せるような一夜にもなった。
 ステージの背後に、バンド名を掲げたバックドロップがゆっくりと上がっていくオープニングから、会場の温度感も上昇するのがわかる。そして大喜多崇規(Dr)のカウントから「Isolation」でライヴは幕を開けた。曲とともに観客は大きく腕を振り上げ、手拍子し、村松 拓(Vo/Gt)の"行こうぜ!"という声にコブシに力を込める。冒頭からバンドのアンサンブル、その迫力ときらびやかな音の圧が会場を駆け抜けるようで最高だ。太いグルーヴのダイナミズムで会場を揺さぶる「In Future」から、序盤にして壮大な間奏でトリップさせる「Spirit Inspiration」、そして「Beginning」とすでに音の洪水で満たされ、パワフルなヴォーカルで興奮を上げていく。"みんなを信じていて良かった。来てくれてありがとう。今は状況が(これまでと)ちがうのはわかっているけど、俺らはいつも通りやるから。最後までついてきてください"。村松のMC後にプレイしたのは、今年3月にデジタル・リリースし有観客ライヴでは初披露の「NEW HORIZON」だ。新たな地平に立って、一歩ずつ未知の世界を踏みしめていくようなビートが高鳴る。生形真一(Gt)から日向秀和(Ba)、村松、大喜多とひとりずつ音を重ねていくようなドラマチックなパートも、グッと胸に迫る。変態的でプログレッシヴな「Who Is」や、晴れやかな「Pendulum」の響き、また今の状況でさらに力強い明かりを灯してくれる「Red Light」など、中盤では様々な感情を揺さぶる。MCでは村松が、改めてこうしてライヴができていることに泣きそうになったと言い、日々の鬱憤や悲しみを晴らして、明日への糧にしていけるライヴにしたいと語る。そして"行けるところまで行こう"と叫ぶと、超絶なライヴでのキラーチューン「Out of Control」から後半戦へと突入した。この「Out of Control」からは文字通り制御不能で、「Like a Shooting Star」~「Around the Clock」~「きらめきの花」とノンストップでビートをつなぎ、会場をひとつにする。そしてラストには、"最高の一夜になった。また必ず会いましょう"とこの日に欠かせない始まりの思いを込めた「November 15th」を演奏し、本編を締めくくった。
ステージの背後に、バンド名を掲げたバックドロップがゆっくりと上がっていくオープニングから、会場の温度感も上昇するのがわかる。そして大喜多崇規(Dr)のカウントから「Isolation」でライヴは幕を開けた。曲とともに観客は大きく腕を振り上げ、手拍子し、村松 拓(Vo/Gt)の"行こうぜ!"という声にコブシに力を込める。冒頭からバンドのアンサンブル、その迫力ときらびやかな音の圧が会場を駆け抜けるようで最高だ。太いグルーヴのダイナミズムで会場を揺さぶる「In Future」から、序盤にして壮大な間奏でトリップさせる「Spirit Inspiration」、そして「Beginning」とすでに音の洪水で満たされ、パワフルなヴォーカルで興奮を上げていく。"みんなを信じていて良かった。来てくれてありがとう。今は状況が(これまでと)ちがうのはわかっているけど、俺らはいつも通りやるから。最後までついてきてください"。村松のMC後にプレイしたのは、今年3月にデジタル・リリースし有観客ライヴでは初披露の「NEW HORIZON」だ。新たな地平に立って、一歩ずつ未知の世界を踏みしめていくようなビートが高鳴る。生形真一(Gt)から日向秀和(Ba)、村松、大喜多とひとりずつ音を重ねていくようなドラマチックなパートも、グッと胸に迫る。変態的でプログレッシヴな「Who Is」や、晴れやかな「Pendulum」の響き、また今の状況でさらに力強い明かりを灯してくれる「Red Light」など、中盤では様々な感情を揺さぶる。MCでは村松が、改めてこうしてライヴができていることに泣きそうになったと言い、日々の鬱憤や悲しみを晴らして、明日への糧にしていけるライヴにしたいと語る。そして"行けるところまで行こう"と叫ぶと、超絶なライヴでのキラーチューン「Out of Control」から後半戦へと突入した。この「Out of Control」からは文字通り制御不能で、「Like a Shooting Star」~「Around the Clock」~「きらめきの花」とノンストップでビートをつなぎ、会場をひとつにする。そしてラストには、"最高の一夜になった。また必ず会いましょう"とこの日に欠かせない始まりの思いを込めた「November 15th」を演奏し、本編を締めくくった。
 アンコールで4人は、この日会場入りし、リハでチェックを行うという一連のライヴへの準備をするなかで、改めて、ステージに携わる各プロフェッショナルがいてライヴが作り上げられていることを実感し、感謝の思いを述べた。そして「BLUE SHADOW」、6月にデジタル・リリースされ、こちらも有観客のライヴでは初披露となる「Dream in the Dark」を演奏。「Dream in the Dark」は、自分たちの背中を押してくれる曲だという。ここで配信は終了となったが、会場に足を運んだ観客にはもう1曲「Perfect Sound」を贈り、歓喜の拍手喝采のなか、2020年の"Live on November 15th"が幕を閉じた。
アンコールで4人は、この日会場入りし、リハでチェックを行うという一連のライヴへの準備をするなかで、改めて、ステージに携わる各プロフェッショナルがいてライヴが作り上げられていることを実感し、感謝の思いを述べた。そして「BLUE SHADOW」、6月にデジタル・リリースされ、こちらも有観客のライヴでは初披露となる「Dream in the Dark」を演奏。「Dream in the Dark」は、自分たちの背中を押してくれる曲だという。ここで配信は終了となったが、会場に足を運んだ観客にはもう1曲「Perfect Sound」を贈り、歓喜の拍手喝采のなか、2020年の"Live on November 15th"が幕を閉じた。

[Setlist]
1. Isolation
2. In Future
3. Spirit Inspiration
4. Beginning
5. NEW HORIZON
6. Who Is
7. Overflowing
8. Rendaman
9. Pendulum
10. Red Light
11. シナプスの砂浜
12. Milestone
13. Out of Control
14. Like a Shooting Star
15. Around the Clock
16. きらめきの花
17. November 15th
En1. BLUE SHADOW
En2. Dream in the Dark
W En1. Perfect Sound ※会場のみ
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