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DISC REVIEW

F

clear and serene

横須賀発の4人組weaveと京都の新鋭fogの2組によるスプリット・アルバム。fogにとってはこれが初の全国流通盤となるとのことで、気合も一入だろう。どちらのバンドも未発表曲を3曲ずつ持ち寄ってリリースされる今作は、一貫してエモーショナルな

DOMINANT

アルカラ主宰レーベル"くだけねこレコーズ"からの2作目、約2年半ぶりのリリースとなるアルバム。バンドマンには"ドミナント・コード"など、音楽用語で馴染みのある言葉をタイトルにしているが、直訳すると"支配的"、"圧倒的"の意。1曲目「Stra

GLAMOROUS

人と向き合うことで見える自分自身は、それはもうたくさんあるもので、自分の嫌な部分を見なければならないこともしばしばだ。でもそこから目を背けていても進歩はないし、それを少しずつクリアしていくことで人としての深みを増していく。それが本当の意味で

メリーゴールド

元Galileo Galileiのメンバーによるバンド FOLKSのヴォーカル 岩井郁人がソロ・プロジェクトを始動して"岩ヰフミト"名義でリリースする初シングル。表題曲の「メリーゴールド」はJ-POPアレンジのバラード・バージョンと洋楽テイ

BLUE & YELLOW

取り繕わず、ありのままの自分を受け入れていく。その思いが綴られた今作には、己が思う自分と他者が描く自分、理想と現実、憂鬱と希望など、タイトルの"BLUE & YELLOW"同様のさまざまなコントラストが描かれる。ふたつが拮抗したり、溶けあっ

SNOWTOWN

デビュー・ミニ・アルバム『NEWTOWN』やシングル『HOMETOWN STORY』での想像力を掻き立てる音世界やバンド感を汲みつつ、さらに自由な発想で音遊びを重ね、同時にエヴァーグリーンなポップスとしても磨きをかけていった新作。北海道の冬

HOMETOWN STORY

ミニ・アルバム『NEWTOWN』でデビューした北海道恵庭市在住の5人、FOLKSの1stシングル。アイディアたっぷりのアレンジで生み出される、キラキラと瞬くサウンドと叙情的で熱い歌とは、今作でも鮮やかなコントラストを描いているけれど、同時に

NEWTOWN

北海道恵庭市のニュータウンで育った幼なじみ5人で結成したFOLKS。Vo/Gtの岩井郁人とBaの野口一雅はGalileo Galileiで活動していたが、2人が以前活動していたバンドと岩井の兄のバンドとが合体し、FOLKSとなった。ANIM

24-7 Rock Star Shit

Johnny Marrが在籍していたことでも知られる、ジャーマン3兄弟によるUKロック・バンド THE CRIBS。日本でも人気の高い彼らが2015年『For All My Sisters』以来2年ぶりに放つアルバムは、NIRVANA『In

Paradise State Of Mind

FOSTER THE PEOPLEが約7年ぶりのアルバムをリリース。70年代ディスコやファンク、R&B、ソウルと縦横無尽にミックスされたグルーヴィなダンス・ミュージックで彩られる本作は、喜びや楽しさに焦点が当てられた、開放感のある1枚だ。ス

Sacred Hearts Club

エレクトロニックでダンサブル。しかし、ぐっとメロウになった3年ぶりの3rdアルバム。踊れるロックと謳われる一方で、このバンドが魅力のひとつとして持っていたメロウネスを、さらに打ち出してきた印象だ。ヒップホップ色濃い「Pay The Man」

Torches

英NME誌による2010年のベスト新人50にランク・インし、この夏日本でもシングルである「Pumped Up Kicks」がクラブ・アンセムとして定着したLA出身のFOSTER THE PEOPLE。彼らの日本盤がいよいよ登場。PASSIO

Acoustic Hymns Vol.1

90年代を代表するロック・バンド、THE VERVEのフロントマンで、ソロでも活躍するRichard Ashcroftが自身のキャリアから12曲を選曲し、アコースティック・バージョンで収録した今作。コロナ禍でのロックダウン規制が緩和されたタ

Natural Rebel

昨年はTHE VERVEの名作『Urban Hymns』の20周年記念デラックス・エディションがリリースされ、名曲「Bitter Sweet Symphony」を再び若い世代が知る機会になった。最近ではLiam Gallagherとライヴで

These People

Richard Ashcroftと言っても、若いリスナーは彼がヴォーカリストを務めていたTHE VERVEのストリングスが美しい「Bitter Sweet Symphony」をギリギリ知っているかどうかだと思う。OASISほどの大成功は収め

CLASSICS

EP『DEAR』を携えたロング・ツアーを経て、『SUN』と『MOON』という2作のEPを発表。そして再び全国へと旅していく。コロナ禍の最中ではあったが2021年~2022年のフォゲミは精力的に活動を行ってきた。ライヴで楽曲を再構築したり、ま

MOON

5月にリリースしたEP『SUN』に続く新作。キャッチーなメロコアが中心の前作に対して、今回はフォゲミの泣きのある歌心で畳み掛けるエモ、インディー・ロック、メロディック・チューンが揃う。ノイジーなギターとビートの疾走感と憂いを帯びたメロディ&

SUN

2ヶ月連続EPリリース、その第1弾となる『SUN』収録の4曲は、キャッチーさとアグレッシヴさを押し出したメロディック・パンクが並ぶ。高橋智恵(Vo/Gt)がメインVoを務め、ノイジーでアンセミックなメロディが駆け抜けていくTrack.1に始

DEAR

ノイジーなギターでエンジンを吹かし、止まっていたときを動かしていくような物語の始まりを感じる「RPG」で始まるEP。哀愁混じりで徐々に高揚感に満ちていく男女ヴォーカルのハーモニーはフォゲミらしく、続く「Free will」の、パワフルなメロ

KEEP THE FLAME

通算6枚目で移籍第1弾となるアルバム。心機一転の意味合いもあるだろうか、心の火を灯し続ける1ダースの曲が収録された。メロディック・シーンの男女ツインVoの草分けと言っていいフォゲミ。哀愁交じりのグッド・メロディの泣きや歓喜をブーストさせ、そ