Overseas
2017年08月号掲載
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エレクトロニックでダンサブル。しかし、ぐっとメロウになった3年ぶりの3rdアルバム。踊れるロックと謳われる一方で、このバンドが魅力のひとつとして持っていたメロウネスを、さらに打ち出してきた印象だ。ヒップホップ色濃い「Pay The Man」(Track.1)からR&B色濃い曲が続く序盤は、ひょっとしたら地味と受け取られるかもしれない。しかし、そこで絶妙なアンサンブル――センスで聴かせるギター、タイトなドラム、そしてクセになるフレーズを奏でるベースにじっくりと耳を傾けることに慣れておくと、女性シンガーとデュエットするノスタルジックなポップ・ナンバー「Static Space Lover」(Track.7)以降の起伏に富んだ流れをより楽しめるに違いない。終盤はバンド・サウンドにこだわらないアプローチも。(山口 智男)
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エレクトロニックでダンサブル。しかし、ぐっとメロウになった3年ぶりの3rdアルバム。踊れるロックと謳われる一方で、このバンドが魅力のひとつとして持っていたメロウネスを、さらに打ち出してきた印象だ。ヒップホップ色濃い「Pay The Man」(Track.1)からR&B色濃い曲が続く序盤は、ひょっとしたら地味と受け取られるかもしれない。しかし、そこで絶妙なアンサンブル――センスで聴かせるギター、タイトなドラム、そしてクセになるフレーズを奏でるベースにじっくりと耳を傾けることに慣れておくと、女性シンガーとデュエットするノスタルジックなポップ・ナンバー「Static Space Lover」(Track.7)以降の起伏に富んだ流れをより楽しめるに違いない。終盤はバンド・サウンドにこだわらないアプローチも。(山口 智男)
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英NME誌による2010年のベスト新人50にランク・インし、この夏日本でもシングルである「Pumped Up Kicks」がクラブ・アンセムとして定着したLA出身のFOSTER THE PEOPLE。彼らの日本盤がいよいよ登場。PASSION PITをダンス・フィールド寄りにしたようなお洒落な感覚。そして、そのポップ感と少しのユルさが絶妙なバランスで成り立っているのが彼らの最大の魅力だ。シンガロング必死な「Call It What You Want」や極上のシンセ・ポップ「Houdini」など、アルバム全体としても楽曲は粒ぞろい。まだまだシングル・ヒットがここから生まれるだろう。日本盤のみに収録されている、KNOCKSなどの注目アーティストが手掛けたリミックスも聴き応え抜群だ。(遠藤 孝行)
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FOSTER THE PEOPLE
2012.01.18 @代官山UNIT