DISC REVIEW
ラ
-
-
レルエ
Eureka
広く世界を見渡す視野とドメスティックな音楽の良さを突き詰め生まれた眩い輝きが、日本のみならず、世界でも高い評価を得た3人組、レルエの1st EP。EDMや00年代のニュー・レイヴのアッパーでゴージャスな音色、ロックのダイナミズム、モダンなポップのトレンドなどを絶妙なバランス感覚でブレンドした、エクストリーム且つビューティフルな個性溢れるサウンドに、メロディと言葉が普遍的なエネルギーを吹き込むスタイルはさらに磨きが掛かり、景色や物語の描写力が大きくアップ。5曲という尺以上に豊かな体験ができる作品となった。2019年の旋風は序章に過ぎない。お茶の間も深夜のパーティーもジャックできるそのポテンシャルの行く先が楽しみだ。(TAISHI IWAMI)
-
-
レルエ
Alice
群雄割拠のバンド・シーンの中で、次なるビッグ・ウェーヴとして注目を集めるレルエの1stフル・アルバム。夢見心地なシンセ・ポップ・サウンドと日本語の語感や風情に溢れるメロディのマッチングが海外からも注目を集める「火花」、ヴァイオリニスト sayaをメンバーに擁することによるアレンジの個性と性急なロック、エレクトロニックだからこそ描ける音の色彩感の融合が印象的な「青とゲート」といった既発曲に加え、EDMとロックのダイナミズムを1分台に詰め込んだショート・チューン「Stockholm」や、スムースでファンキーな現代ポップ「ホリデーバード」など、さらに新しいチャンネルを提示する新曲群が、それぞれの良さを際立て合い、新たなファンタジーが世界に向けて広がるような作品だ。(TAISHI IWAMI)
-
-
レルエ
UNITE
女性ヴァイオリニストを擁する3ピース・バンドの全国デビュー作。シンセサイザーの音色を主体としたエレクトロ・サウンドにヴァイオリン&ギターが絡んでいく様子は、光を重ね塗りしているようなイメージ。リズム隊が絶えず刻むビートは躍動感を生み出している。おそらく"次世代のダンス・ミュージック"を作ることに意識的な人たちなのだと思うが、そう考えると、櫻井健太郎(Vo/Gt)による歌詞も興味深い。人と人との繋がりを描く彼の歌詞は、時に傷を癒し、時に傷跡を思い出させる行為として"踊る"という事象を捉えている。そのすべてが美しいことだと認めるため、レルエのサウンドは煌びやか且つ軽やかである必要があったのだろう。バンドの本質がまっすぐに伝わってくる意欲作。(蜂須賀 ちなみ)
-
-
ロザリーナ
飛べないニケ
ロザリーナの約1年ぶり、2枚目のフル・アルバム。ドラマ"ナイルパーチの女子会"主題歌「涙の銀河」や、TeddyLoidプロデュースの「moon & sun」、昨年行われた無観客ワンマンに合わせて発表された「NEVERLAND」に加え、全編英語で歌われた「Full of lies」や彼女の訴えるような歌が胸に刺さる「Dream on」などの新曲7曲、全10曲が収録された。全体を通してドリーミーでリラックスしたムードが漂っている印象だが、ユーモラスな打ち込みのアレンジや、壮大なストリングスのアレンジなど、サウンドの幅は広い。その洗練されたトラックをより豊かにするのが中性的でスモーキーな、"忘れられない声"と呼ばれる彼女の歌声。目を閉じて聴きながら浮かび上がる物語に浸りたい。(三木 あゆみ)
-
-
ロザリーナ
ロザリーナⅡ
唯一無二の"忘れられない声"を持つシンガー・ソングライター、ロザリーナのミニ・アルバム。今作は、キングコングの西野亮廣による絵本が原作の"映画 えんとつ町のプペル"エンディング主題歌を含む全5曲が収録されている。「えんとつ町のプペル」は、西野が作詞作曲を手掛けており、2016年の絵本発売当初から歌われていた楽曲。映画化にあたり、オーケストラ編成でのアレンジが施され、幻想的でより物語の世界観を深く味わうことができる、没入感のある仕上がりに。ほかにも、ぴかぴかと煌めくサウンドがどこかキュートな「星の王子さま」、戦うことが使命の巨人族として生まれた"君"と人間の"僕"のストーリーを描いた「ネフィル」など、全編通して絵本のようなファンタジーで非日常感のある世界が広がる1枚。(三木 あゆみ)
-
-
ロザリーナ
マリオネット
2018年春、ソニー・ミュージックレコーズよりメジャー・デビューしたシンガー・ソングライター、ロザリーナ。彼女が、TVアニメ"からくりサーカス"のエンディング・テーマとして書き下ろした「マリオネット」を表題に据えた2ndシングルをリリースした。表題曲は、アニメの主人公のひとり"しろがね"の歌として作品に寄り添った歌詞が紡がれており、アレンジ&ミックスはサウンド・プロデューサーのTeddyLoidが担当。"守りたいものがある"という力強い想いが、一度聴いたら耳から離れないハスキーで特徴的な彼女の歌声とエモーショナルなサウンドに乗り、作品ファンのみならず心奪われる楽曲であろう。平穏な恋がこんなにも幸せだと感じさせる「Stereo」など、カップリングの2曲も必聴。(三木 あゆみ)
-
-
浪漫革命
ROMANTICA
ルーツの幅広さはもちろんのこと、そこから繰り広げる楽曲もロック、ファンク、ソウル、シティ・ポップとバリエーション豊かな浪漫革命の約2年ぶり、3枚目のアルバム。尽きることのない音楽への愛、そこに懸ける貪欲な探究心、それをただひたすらに楽しむ姿勢はそのままに、"ポップ"というところに焦点を合わせ、どこか振り切ったかのような印象を受ける今作。その中で一貫しているのはやはり"ロマン"で、どの曲にも彼らなりのロマンが溢れている。グルーヴィなリズムも、爽快なギターも、ドラマチックな歌詞も、「月9」での軽やかなラップも最高だ。ポッドキャスター、岡田康太とのコラボで話題を呼んだ「優しいウソで」も収録。変わらぬ無邪気さも逃さずに、とことん味わいつくしてほしい。(藤坂 綾)
-
-
浪漫革命
ROMANTIC LOVE
コロナ禍を受けてリリースが決まったのかは定かでないが、各曲の甘酸っぱさが街の匂いを思い出させてくれるようで泣ける。例えば、「ふれたくて」は失恋ソングというより、もっと広い意味での"会いたい"気持ちを歌っているかのようだ。一方、切ないだけでもない。サビが癖になる「あんなつぁ」は民謡テイストながら「カノン」(パッヘルベル)を引用する遊び心も。「ラブソング」はL-Rからのギターが気持ちいいし、そこから「深夜バス」のUKロック的ダイナミズムに繋ぐ流れも熱い。「アバンチュール」はどんどん過剰さが増すのが最高だ(吹き荒れるサックス、3連符のキメ、ハチロク、ラストに銅鑼!)。夕涼みしてから打ち上げに出かけるラストまで、聴き終えたあとの一番の感想は"楽しかった!"でした。(蜂須賀 ちなみ)
-
-
浪漫革命
NEW ISLAND ROMANCE
大学の軽音サークルでJAMIROQUAIや山下達郎をコピーしていた仲間同士が、社会に出ることを期に同じメンバーで音楽ができなくなることを寂しく思い、それならばとオリジナル曲を作って音楽で生活していくことを目標に掲げた。本作は、そんな青い結成エピソードそのもののような無邪気さと覚悟が同居する作品だ。トラディショナルなソウルやファンク、ロックンロールからの影響や、そういったレトロなサウンドのオリジナルな折衷感覚が未来を指し、風情をもって戦う姿勢を感じさせてくれる、まさに浪漫革命。2017年の春に初ライヴを行い、夏には"SUMMER SONIC"と"RISING SUN ROCK FESTIVAL"に出演し注目を集めた、そのポテンシャルは伊達じゃない。(TAISHI IWAMI)
RELEASE INFO
- 2026.02.24
- 2026.02.25
- 2026.02.26
- 2026.02.27
- 2026.02.28
- 2026.03.01
- 2026.03.04
- 2026.03.06
- 2026.03.10
- 2026.03.11
- 2026.03.13
- 2026.03.17
- 2026.03.18
- 2026.03.20
- 2026.03.21
- 2026.03.24
FREE MAGAZINE

-
Skream! 2026年02月号
Cover Artists
Mori Calliope




