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DISC REVIEW

OWARI DIARY

SIRUPの約4年半ぶりとなるオリジナル・アルバム。D'Angelo直系のネオ・ソウル「GAME OVER」や、トラップ・ビートの上で無邪気に踊るようなヴォーカルが楽しい「PARADISE」といった楽曲からは、彼が自身のルーツであるR&B、

Suffer

誤解を恐れずに言えば"無駄にかっこいい"パンク・サウンドに、"首痛い肩痛い腰痛い膝痛い"という中年風味漂うインパクト大の情けない歌詞から始まる、いかにも"らしい"ギャップで笑わせる「Suffer」。それもそのはず、今回の演奏にはdustbo

キャブレターにひとしずく

吹かすエンジン音に颯爽と駆け抜けるブルース・ハープ、古き良き骨太ロックンロールが薫り立つ新曲が到着。"キャブレター"とは古いバイク等に使われていたエンジンの部品であり、ライダース・ジャケットが似合いそうなヴィンテージ感がタイトルからも醸し出

天使 / 風化した街

昨年4月結成の福岡発インディー・ロック・バンド、爛漫天国が代表曲を1stリミテッド・シングル『天使 / 風化した街』としてリリース。収録される「天使」は、軽やかなギターとポップなメロディに乗せて、高嶺の花のような存在を"天使"に例え、爽快に

ブルーミングダンサー

クール・ビューティなヴィジュアルが目を惹き、強い意志を宿す歌声で心を掴む。歌で未来を切り拓く"Vision Singer"を標榜する2.5次元アーティスト。本作には昨年の活動開始から発表してきた楽曲に、水槽が書き下ろした新曲を加えた全9曲が

nocturne

大原きらりのソロ・プロジェクトとして再始動して以降、初となるフル・アルバム。瑞々しさのあるギター・ロックや、深淵なエレクトロ、大胆な展開を繰り広げるラウド・ナンバー等様々なタイプの楽曲から滲む感情の機微を、時に囁くように、時に叫ぶように、エ

時間は止まりたがっている

2022年の『Euphoria』以来約3年ぶり、独立後初のアルバム。無尽蔵に人の言葉と思考に浸らされる時間(例えばSNSとか)を一旦止めて音楽を触媒に自分と対話する――アルバム・タイトルが示唆するところにそんな意味もありそうだ。徹頭徹尾、M

Hickey

"FUJI ROCK FESTIVAL '25"への出演も記憶に新しい、シドニー出身のインディー・ポップ・デュオ ROYEL OTISの2ndアルバム。繊細なヴォーカルとジャングリーなギターで紡ぐ、爽やかな諦観が滲んだスタイルは健在な一方、

Straight Line Was A Lie

2022年の前作『Expert In A Dying Field』が、様々な音楽メディアの年間ベスト・リストに選出され、高い評価を受けた、ニュージーランド出身の4人組 THE BETHS。レーベルをANTI- Recordsに移しての4th

You'll Be Alright, Kid (Japan Edition)

SNSを中心に今最もZ世代から支持されるシンガー・ソングライターの1人、Alex Warrenのニュー・アルバム『You'll Be Alright, Kid (Japan Edition)』。彼の歌の何がそんなに人を惹きつけるのか。聴くと

わりきれないよ

アルバム『銀河絶叫』から約1年半ぶりのCDリリースとなるニュー・シングル。挫・人間としては飾り気のない、どこか淡々と刻を刻むようなギター・サウンドとなった表題曲「わりきれないよ」は、シンプルな音の中だからこそどうにもならない心のうずきが大き

なにもない

平成生まれのヒップホップ・チーム SANABAGUN.、"NEW侍ロックンロールバンド" THE THROTTLEのフロントマン、さらには13人の表現者集団 SWINGERZの座長として、オリジナルなエンターテイメントを放つ高岩 遼。彼が2

Glass Door

Newspeak初のアニメ・タイアップとなった表題曲を含む、3曲+表題曲アニメ・バージョン収録のEP。3ピースの枠にとらわれないスケールは表題曲でさらに拡張され、ポストTHE 1975のインディー・ロック的なシンセサイザーを起点にパワフルな

Who's in the House?

DYGLの約3年ぶり、5枚目となるアルバムが完成した。全曲メトロノームなし、全楽器同時による一発録りで制作され、ライヴ感と衝動に満ちた音像が生まれ、原点回帰とも新章の幕開けとも言える仕上がりとなった本作。ガレージ、パンク、インディー・ロック

言えなかったことばっかりだった。

SNS発セカンドバッカーによる、初の全国流通盤『言えなかったことばっかりだった。』。"明日こそはちゃんと伝えよう"(「告白」)、"もっとちゃんと考えてあげたかった"(「犬とバカ猫」)、"そばにいさせて"(「嵐の夜に」)等素直になれないもどか

WELCOME TO YOUR LIFE

昨年メジャー・デビューを果たし、大型フェスへの出演も重ねてきた3ピース・バンド、シャイトープ。メジャー・デビュー曲「ヒカリアウ」や、TVアニメ"WIND BREAKER Season 2"のEDテーマ「It's myself」等、この1年の

HeartBreak

結成から5年、着々と規模を広げ今年5大Zeppを含むワンマン・ツアーも決定。その勢いはとどまるところを知らずひた走るシンガーズハイの4thミニ・アルバムには、前作からさらに表現を拡張し、張り裂けそうな心模様を人間臭く色彩豊かに描き出す6曲が

新しい学校のすゝめ

結成10周年を記念した、4人で進んできた軌跡を辿る初ベスト。今や貫禄さえ感じさせるメンバーの歌声だが、始まりの曲「学校行けやあ゛」や「毒花」等初期曲では、まだ背伸びしている印象も与える、あどけなさのあるヴォーカルが聴け、当時ならではの味わい

ぼくのベガ / R:L / danceasphalt

ベガ、アルタイル、デネブという"夏の大三角形"を構成する星たちに紐付く3曲を収録したシングル。「ぼくのベガ」はバンド史上最もポップな印象のサウンドとリリックで、魔法のようで嘘みたいに足早に行ってしまう夏の恋を、たかはしほのかの声だからこその

もしも私がアイドルになれたら / ただただ怠惰

新体制でリリースする2ndシングル。表題曲は、アイドルになるための一歩を踏み出すことへの想いを歌った、新機軸のフューチャー・ベース・ナンバー「もしも私がアイドルになれたら」、そしてインキャの愛すべきダメ人間っぷりを、コミカルでKawaii感