Japanese
GIANT LEAP THE LIVE vol.1
Skream! マガジン 2018年10月号掲載
2018.09.18 @下北沢ReG
Writer 石角 友香
新たな才能を発掘すべく、A-Sketch、エイベックス・エンタテインメント、ヤフーが中心となり、東京のJ-WAVEと大阪のFM802がオフィシャル・メディアとして参加する、新人開発プロジェクト"GIANT LEAP"。8月に台風で延期になった同プロジェクト主催の初ライヴの東京公演が、9月18日に振替公演としてゲスト・アーティストにFIVE NEW OLDを迎え、開催された。
まず、22歳以下限定の若い才能のための特別企画"U22 PRIZE"で選出されたLife Size Showが登場。その年齢とは信じられないほどの大きなグルーヴのあるギター・ロックに乗せて、自然感情を伸びやかに歌う3ピースといった印象だ。
続いては"2nd GIANT LEAP PRIZE"に選出されたLeap Light。まっすぐに放たれる綾部壱晴(Gt/Vo)のギターは、どこかeastern youthにも似た無骨さが漂う。久々に太文字で"日本語ロック"と形容したい、感情一直線のギター・ロックだ。しかし、動き回るフレージングで3ピースの常道を超えていく上江洲 佳(Ba)、明らかにバンドの心臓部を担う乾いたスネアが印象的な秋元ライスのドラミングは、ただ青臭いわけではない。3ピースである必然が3人で等分のバランスによって成立している力学は、結成2年とは思えない太いボトムを感じさせるものだった。3曲目に演奏した「若者」は、"大人は自分にやりたいことをやれと言いつつ、制限を強いてくる。自分も大人になったら大人の言ってることがわかるんだろうか?"と、暗に示した"今は今でしかできないことをやるしかないんだよ"という思いがまっすぐ飛んでくる。さらに今回、賞を獲得した「世界一長い夜」をラストにセット。綾部が唐突とも思える間合でアカペラで歌い始める。"君がいない夜は明ける気がしない"というような意味をひたすら叫ぶように吐き出すこの曲。まだ稚拙な面も歌詞にはあるが、バンドでなければ表現できない、そんなマグマはうごめいていた。
そして"1st GIANT LEAP PRIZE"を獲得したBuzz Bratsが登場。バンド勢ばかりの出演者の中で、2MCラップ・ユニットのライヴにどうリアクションしていいのか? 最初は様子見だったオーディエンスも、bunTesとREGØLITHの巧みなラップと、センス溢れるトラックに徐々に馴染んでいった。ゆったりしたBPMのトラックに各々の特性が出たラップが乗る「052-332-1071」や、グッと大人っぽくAORテイストな上物が粋な「WHY?」などが続けざまにドロップされる。00年代の日本ではRIP SLYMEなどポップでセンス抜群なラップ音楽がチャートを沸かせていたわけで、Buzz Bratsにも通じるものを感じたが、良くも悪しくもふたりのパフォーマンスはクール。曲のセンスもラップ・スキルもふたりの声質の違いもすべて武器なので、欲を言えば1曲1曲フェードアウトではない完結の仕方でじっくり聴きたかった。最近、ミュージック・ビデオも公開したばかりの、裏打ちで楽にノれる軽快な「SUNDAY」など5曲を披露。とにかく聴いて心地いいラップとトラックなので、今後ふたりのキャラクターがさらにわかるMCを挟んでもいいかもしれない。
大トリは、このライヴ翌日にメジャー2nd EP『For A Lonely Heart』のリリースを控えたFIVE NEW OLDが登場。日本語詞も挟まれた新曲「Gotta Find A Light」も披露し、自然と身体が揺れるグルーヴ、フロントマンHIROSHI(Vo/Gt)が放つ華やかなポジティヴさでフロアはひとつに。メジャー・シーンで活躍する彼らの卓越されたライヴ・パフォーマンスでオーディエンスの盛り上がりは最高潮となった。オーディエンスのみならず、フロアで観ていた3組のPRIZE選出アーティストたちにも刺激を与えてくれる圧巻のステージを見せてくれた。
なお、この日の受賞者のライヴは"GIANT LEAP THE LIVE"として音楽ストリーミング・サービス、AWAで視聴可能なので、気になった人はチェックしてほしい。
- 1
LIVE INFO
- 2025.09.21
-
ExWHYZ
HY
豆柴の大群
TOOBOE
カミナリグモ
LACCO TOWER
The Biscats
WtB
キュウソネコカミ
envy × OLEDICKFOGGY
Plastic Tree
Broken my toybox
ぜんぶ君のせいだ。
THE SMASHING PUMPKINS
アルコサイト
ART-SCHOOL
星野源
"イナズマロック フェス 2025"
岸田教団&THE明星ロケッツ
TOKYOてふてふ
ヨルシカ
竹内アンナ
GRAPEVINE
大森靖子
ACIDMAN / GLIM SPANKY / Dragon Ash / go!go!vanillas / Omoinotake ほか
LAUSBUB
Devil ANTHEM.
peeto
KING BROTHERS
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
超☆社会的サンダル / さとう。 / ルサンチマン / SENTIMENTAL KNOWING(O.A.)
PIGGS
- 2025.09.22
-
WtB
reGretGirl
OKAMOTO'S
古墳シスターズ
レイラ
Bye-Bye-Handの方程式
ビレッジマンズストア
Ryu Matsuyama
CENT
- 2025.09.23
-
水曜日のカンパネラ
ART-SCHOOL
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
リュックと添い寝ごはん
古墳シスターズ
Omoinotake
Kroi
TOKYOてふてふ
Plastic Tree
WtB
MUSE / MAN WITH A MISSION / go!go!vanillas
amazarashi
GRAPEVINE
YONA YONA WEEKENDERS
DYGL
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
Another Diary
adieu
竹内アンナ
Cody・Lee(李)
トゲナシトゲアリ
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.24
-
水曜日のカンパネラ
THE SMASHING PUMPKINS
ドミコ
UVERworld
Kroi
a flood of circle
Hump Back
shallm × sajou no hana
- 2025.09.26
-
This is LAST
the cabs
ドミコ
Age Factory
Aooo
Keishi Tanaka
MONO NO AWARE
トンボコープ
Base Ball Bear × ダウ90000
DYGL
OKAMOTO'S
SUPER BEAVER
otsumami feat.mikan
セックスマシーン!!
YONA YONA WEEKENDERS
- 2025.09.27
-
TOKYOてふてふ
amazarashi
アーバンギャルド
SCOOBIE DO
LACCO TOWER
Academic BANANA
The Birthday / 甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ) / 志磨遼平(ドレスコーズ) / GLIM SPANKY / TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
センチミリメンタル
LAUSBUB
Awesome City Club
NEE × CLAN QUEEN
Plastic Tree
This is LAST
LOCAL CONNECT
YOASOBI
TOOBOE
MONO NO AWARE
EGO-WRAPPIN' × 大橋トリオ
豆柴の大群
reGretGirl
cowolo
コレサワ
ExWHYZ
レイラ
INORAN
MAPA
LiSA
mudy on the 昨晩
WtB
キタニタツヤ
"ベリテンライブ2025 Special"
藤巻亮太
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.28
-
ナナヲアカリ
NEE × CLAN QUEEN/サイダーガール × トンボコープ
SCOOBIE DO
LACCO TOWER
TOKYOてふてふ
SUPER BEAVER
"いしがきMUSIC FESTIVAL"
cinema staff
ぜんぶ君のせいだ。
YONA YONA WEEKENDERS
コレサワ
SPRISE
Plastic Tree
YOASOBI
リュックと添い寝ごはん
EGO-WRAPPIN' × 大橋トリオ
Age Factory
WtB
TOOBOE
mzsrz
Broken my toybox
古墳シスターズ
RAY
"ベリテンライブ2025 Special"
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.30
-
打首獄門同好会
Hedigan's
緑黄色社会
MONOEYES
Mirror,Mirror
ヨルシカ
"LIVEHOLIC 10th Anniversaryseries~YOU MAY DREAM~"
- 2025.10.02
-
オレンジスパイニクラブ
THE ORAL CIGARETTES
感覚ピエロ
緑黄色社会
打首獄門同好会
Hump Back
たかはしほのか(リーガルリリー)
キュウソネコカミ
大森靖子
SHE'S
- 2025.10.03
-
INORAN
アイナ・ジ・エンド
reGretGirl
キタニタツヤ
挫・人間
ナナヲアカリ
Aooo
MONOEYES
eastern youth
Laura day romance
Kroi
KING BROTHERS
moon drop
すなお / TELLECHO
藤森元生(SAKANAMON)
OKAMOTO'S
Omoinotake
鋭児
Amber's
ぜんぶ君のせいだ。
WtB
- 2025.10.04
-
Appare!
水曜日のカンパネラ
フレデリック
reGretGirl
KANA-BOON
wacci
優里
YONA YONA WEEKENDERS
Cody・Lee(李)
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
ART-SCHOOL
irienchy × no more
藤森元生(SAKANAMON)
ExWHYZ
w.o.d. / ガガガSP / モーモールルギャバン / ZAZEN BOYS / 浪漫革命 ほか
LiSA
LACCO TOWER
ASP
終活クラブ
a flood of circle
トンボコープ
WtB
TOKYOてふてふ
僕には通じない
Rei
cinema staff
brainchild's
"PIA MUSIC COMPLEX 2025"
Bye-Bye-Handの方程式
indigo la End
- 2025.10.05
-
岸田教団&THE明星ロケッツ
水曜日のカンパネラ
ビレッジマンズストア
Omoinotake
LONGMAN
ExWHYZ
INORAN
フレデリック
優里
TOKYOてふてふ
アイナ・ジ・エンド
PIGGS
挫・人間
I Don't Like Mondays.
Hump Back / FIVE NEW OLD / 儀間建太(愛はズボーン) / 髭 / 石野卓球 ほか
WtB
キタニタツヤ
ザ・ダービーズ
Rei
a flood of circle
秋山黄色
PEDRO
セックスマシーン!!
LACCO TOWER
chilldspot
YONA YONA WEEKENDERS
moon drop
the telephones
東京初期衝動
LEGO BIG MORL
シド
羽深創太(GIOVANNI)
Cody・Lee(李)
"PIA MUSIC COMPLEX 2025"
Bye-Bye-Handの方程式
TOOBOE
indigo la End
the cabs
Czecho No Republic
RELEASE INFO
- 2025.09.22
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.05
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.22
- 2025.10.24
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号