Japanese
FIVE NEW OLD
2019年03月号掲載
メンバー:HIROSHI(Vo/Gt)
インタビュアー:山口 智男
"「やったぜ」よりも、「まだまだできるぞ」という気持ちが強い"――自身初のワンマン・ツアーのファイナル公演でHIROSHIが言ったとおり、FIVE NEW OLDは今年5月、過去最大キャパとなるマイナビBLITZ赤坂ワンマン公演を含むアジア・ツアーに挑む。その直前にリリースしたメジャー3rd EP『WHAT'S GONNA BE?』は、進境著しいバンドの状況がヴィヴィッドに反映された1枚に! ワンマン・ツアーを成功させるなかでバンドに訪れた気づきや心境の変化を、フロントマンのHIROSHIが語る。
-EPのタイトルの付け方にひとつ法則を発見したんですよ(笑)。
お、それはどんな法則ですか(笑)?
-今回は"What's Gonna Be?"という1曲目のタイトルをそのままEPのタイトルに使っているけど、ひとつ前のEP(2018年9月リリース)は収録曲のタイトルとは別にEP全体に"For A Lonely Heart"というタイトルを付けている。でも、そのひとつ前の『BY YOUR SIDE EP』(2017年6月リリース)は、「By Your Side」というタイトル曲が入っている。『WIDE AWAKE EP』(2017年1月リリース)から交互にそういう付け方をしているんですけど、それは意識的なものなのか偶然なのかどっちなのかなって。
今言われるまで全然気づいてませんでした(笑)。だから特に意識してたわけではないんですけど、1曲に対して詰め込みたいテーマがガッと入るときと、作品全体を通してイメージを作りたいときが、そのタームで来るのかもしれないですね。それがどうしてなのかは、今言われて気づいたぐらいなので自然の流れだと思うんですけど。
-じゃあ、今回は「What's Gonna Be?」に詰め込みたいものがあったということですか?
最初から詰め込もうと思ったというよりは曲を制作するにあたって、自分自身に対する葛藤があったんです。前作からSHUN(Ba/Cho)君が入ってまた4人になって活動していくなかで、改めてバンドの中核となるのは自分自身だという自覚が強くなって。本来は、自分はチーム・プレイでやりたいんですけど、メンバーには"HIROSHIがしたいことをみんなで表現していこう"という気持ちがあるってことに気づいたんです。それに対して託してくれたみんなの気持ちも嬉しいから、自分自身に対する決意や、お客さん、聴いてくれる人に対しても、"自分たちを、俺をもっと信じて、FIVE NEW OLDの音楽と一緒に過ごしてほしい"という気持ちがより大きくなりましたし、自分に対する"もっと行けるんじゃないか、さぁ、どうしていく?"という自問自答であり決意みたいなものをこの曲で表現しました。
-ちょうど今日は、バンドが進む方向性を自分が決める責任みたいなものを、HIROSHIさんは感じているのかどうか聞かせてもらおうと思っていたんですよ。
答えが出ちゃった(笑)。
-そういう気持ちが改めて芽生えたのは、SHUNさんが入ったことがきっかけとして大きいんですね?
4人になって、いい意味で意見が増えて。そうなると、自分としてはよりみんなの気持ちを汲み取りたいってなってくるんですけど、その前に、まず自分がどうしたいか表明することが大事になってくるんだなっていうのを感じたんです。そこからより"自分が舵取りを"という気持ちになっていきましたね。
もっと口ずさんでもらえるものを届けられたら――口ずさんでもらうことの楽しさを意識した
-じゃあ今回の4曲は、HIROSHIさんが中心になって、やりたいことをまず提示してから作っていったんですか?
ええ。もちろんみんなと話し合いながらですけど、そのうえで自由にやってほしいというところもあったので、WATARU(Gt/Key/Cho)にアレンジを任せて自分は違うところに集中して......。今回はシンプルなワードで自分の思いをどこまで歌詞に込められるかがテーマだったので。"FIVE NEW OLDの曲をカラオケで聴いて好きになりました。良かったです"と言ってくれる人が多かったり、"カラオケに入ったのが嬉しくて歌ってます"って人がいたり、もちろんそれだけじゃないんですけど、友達から"カラオケに入ってたから入れてみたけど、難しくて歌えんかったわ"って冗談で言われたのがなんとなく気になっていたんです。自分は当たり前に耳コピして英語の歌を歌ってきたけど、そうじゃない人にももっと歌ってほしいし、自分がいいと思っているメロディだから、もっと口ずさんでもらえるものを届けられたらって気持ちが芽生えてきて、そこを意識して言葉のセレクトをしてみたりしました。「What's Gonna Be?」では、リズムで楽しんでもらうにはどうしたらいいかなって考えてみたんですけど、それ以外のアレンジはWATARU、SHUN君、HAYATO(Dr/Cho)に任せてみるとかもできるようになりましたね。
-歌いやすさってところで、日本語の歌詞にしようとはならなかったんですか?
それももちろんできたんですけど、自分たちのバンドのアイデンティティとして英詞はこれからも残るはずだから、日本語で歌うのが簡単なんですけど、音の響きで楽しんでもらうってところに気づいてもらえたら、もっといいなって思ったんです。ぶっちゃけ英語でも日本語でも何語でもいいんですけど、純粋に音として口ずさんでもらうことの楽しさを......"なんかわからないけどこの曲口ずさんでる"みたいな。例えばQUEENがそうだと思うんですよ。歌詞カードは読んだことないけど、"We are the champions"って歌えるし、"We will, we will rock you"って歌える。そういう表現に自分たちも手が届けばいいなって。
-一曲一曲新しいアイディアを取り入れ、繊細に音作りしていると思うのですが、全体の印象としては、4人編成のバンドに立ち返りつつ、FIVE NEW OLDらしさをぎゅっと凝縮したような1枚だと感じました。どんな作品になったという手応えがありますか?
よりロック・バンドらしくなったんじゃないかと思います。「What's Gonna Be?」もそうだし、後半の2曲なんか、わりと僕たちが初期に持っていた熱量が、この段階でもう1周して今自分たちの中に湧いてきたことを、感じ取ってもらえるんじゃないかな。原点回帰って言うほどではないんですけど、自分たちのオリジナルとして湧いてきたものをちゃんとアップデートできたと思います。今までにあったR&Bというところよりももう少し土臭いところを出せたんじゃないかな。洗練という過程を1回経たことで、もうひとつ人間臭いところを今のスタイルで出せた気がします。メロディも含め、なるべくシンプルに曲を書きたかったんですよ。そういうふうに制作を進めていくと、コードやメロディの流れを乗せていくビートは今っぽいものを取り入れているんですけど、自分たちの手でやっている感じになるというか、プロセス的にバンドらしいものになっていったんじゃないかな。
-ワンマン・ツアー[ONE MAN TOUR 2018 "ONE MORE DRIP"]の影響もありますか?
たくさんの人の前でやったとき改めて思ったのは、誰ひとり置いてけぼりにするようなライヴはしたくないってことだったんですよ。もちろん"自由にやるから自由に楽しんでよ"って気持ちではあるんですけど、"でも、ほったらかしにはしないよ"っていう思いはずっとあって、ワンマン・ツアーでもそれを改めて感じたんです。それが音の部分でも今回の作品では染みこんでいったと思います。
-今回、ギターのリフが増えましたよね?
そこもロック・バンド感が増えた理由だと思うんですけど、WATARUにアレンジを預けたぶん、よりギタリストらしいというか、去年1年ギタリストとしてすごく成長したところもあるので、ギターを弾きたかったんでしょうね(笑)。でも、それがらしくていいなって思ったし、今まで弾いてなかったようなフレーズもたくさん持ってきてくれたので、そこも楽しんでもらえるんじゃないかな。歌のメロがシンプルになったので、そこにまたギターが入る余地も増えたんですよね。
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