Japanese
reGretGirl × Marshall
2024年01月号掲載
Member:平部 雅洋(Vo/Gt) 十九川 宗裕(Ba) 前田 将司(Dr)
Interviewer:米沢 彰 Photographer:濱谷 幸江
「マイフェアレディ」は自分のMarshallアンプで録っていて、 自分が出したいロック感、サウンドが乗ってるんで、このイヤホンでぜひ聴いてほしい
-reGretGirlは11月にEP『告白e.p.』をリリースされましたね。タイトルの通り"告白"を共通のテーマにしながらも疾走感のある「ページワン」から、ピアノとストリングスがエモーショナルに世界を拡げる「月の色」まで、5曲ながら様々な音楽的なアプローチが特徴的な作品になっていますね。
平部:"告白"をテーマにしたんですけど、告白って言っても"好きです、付き合ってください"だけが告白じゃないよねってずっと思っていて。今回は恋愛をベースにしつつも"初恋"であったり、"別れてしまってから思っていたことを告白する"とか、"大事な友達に向けてあることを告白する"みたいな、様々な"告白"を用意してて。今回5曲揃えた中でもバラエティに富んだものになったのは"告白e.p."をすごく体現できた結果かなと思っています。
-音楽的に大きな幅が出ているのは最初からそういう意図をもって作った結果でしょうか?
平部:今作に関しては5曲のバランスを見ながら作りました。アップテンポもあればバラードもあって、ロックなラップをやってみたりとか、その高低差というか速度感の違いは意識して出しましたね。
-Marshallで音を試すのに本当に合っていて、音楽性の幅もそうですが、低音がしっかりと出るのでベースのニュアンスとかもわかりやすいですし、高音の解像度が高いのでギターの音色の違いやドラムのタム回しの一音一音などがちゃんと聴こえるぶん、丁寧に曲が作られているのがよくわかります。レコーディングのときに大事にしたことなどうかがえますでしょうか?
前田:僕は本当にシンプルに強く、いい音を出すというか、一個一個の音をちゃんと鳴らせるように意識してやりましたね。ひとつひとつの音が良かったらいい、みたいな。それをずっと続けるって感じでした。
十九川:"曲が呼ぶ"ベースをきれいに弾けたらなと。その曲っぽい音作りはもちろんしながら、自分の好きなベースを弾いて、自分の機材で無理なときはレンタルしてみたりとか、試行錯誤しながら一番曲に合うものを選びました。
平部:今十九川も言ったんですけど、"曲の呼ぶほうへ"というのは今回結構重要だったと思っていて。自分の好みも残しつつ、その範囲内でどれだけ外していけるかっていうか。今回も自分のMarshallのアンプを使ったんですけど、それ以外にも今言ったみたいにレンタルしてみたりとか、ギター・ソロはこっちで弾いて、といろいろ試行錯誤したり、ドラムも曲によってチューニングを変えてみたり、入念にやったのがすごい楽しかったし、今までよりもう1歩踏み込んで楽曲のレコーディングに向き合っていけたなと思います。
-1曲ずつ違うプロジェクトとして録ったんじゃないかってぐらい音作りが違ってて。特にギターなんて全然違いますよね。
平部:そうですね。本当に何回も言うんですけど、"曲の呼ぶほうに"ですよね。
-"呼ぶほうへ"ということは、やりながら変えていくっていう感じのイメージなんでしょうか。
平部:今回はそれが多かったかもしれないです。やっぱりレコーディングって生き物感があって、当日そこで鳴らしてみないとわからないことっていっぱいあったりするんですよ。特にドラムはどうしてもね。いろいろ試しながら、ドラムだったらシンバルとか、僕らはエフェクターもアンプも、ベースやギター自体もいろいろ変えたりして、試行錯誤しながらやりました。
-1曲の中でも音色が、相当試行錯誤して大変だったんじゃないかなって思ったのですが。
平部:でも意外に試行錯誤してないというか、今回は運良くというか、"試してみたらハマった"みたいな、"これちょっと試してみてみよか"って言ってやってみたら、"これさっきのよりいいじゃん"っていうのが結構多くて、印象としてはサクサクいけた感じではありましたね。たぶん、僕ら自身にもともとやりたい音のイメージがあって、それでハマるのも早かったみたいな感じかもしれません。
-この"Motif II A.N.C."で聴くならこの1曲、ってあえてセレクトするとしたらどの曲になりますでしょうか? それぞれ理由も含めてうかがえればと思います。
十九川:僕は「バブルス」ですね。特に竿隊が暴れて、突き刺さすような感じで、ベースの音作りも結構ゴリゴリの響きもあって。それがこのイヤホンやったら嫌な感じがせずに気持ち良く入ってくるので。
前田:僕は「月の色」ですかね。いっぱい音が入ってるんで。
平部:解像度が高いから、僕らも知らんストリングスの響きが聞こえてくるところありますからね。
前田:"こんなん入ってたんや"ってぐらいあるよね。
平部:僕は今回あえてギタリスト目線で選ばせてもらうんですけど、「マイフェアレディ」って曲で。結構リード・ギターを意識してて、後ろでかなりピロピロ弾いてるんですよね。「マイフェアレディ」は自分のMarshallアンプで録っていて、自分が出したいロック感、サウンドがあの曲のギターには乗ってるんで、それをこのMarshallのイヤホンでぜひ聴いてほしいです。
-直近では9月から10月末にかけて全国ツアーを回って、11月にEPリリース、年明けからは3ヶ月にわたって全国ワンマン・ツアーとかなり精力的に動いていますね。相当密度の濃い日々なんじゃないかと思いますが、実際はいかがですか?
平部:そうですね、ありがたいことに。僕らはコロナで大打撃を受けたバンドだと思っていて、コロナ禍でメジャー・デビューだったりしたので、それを取り返すというか。忙しくさせてもらえているのが嬉しいし、楽しいっていうのが僕の心の底からの意見ですね。
十九川:9月から10月は対バン・ツアーだったんですけど、今までやってきた対バン・ツアーとは比べものにならんぐらい充実した日々で、めちゃくちゃ自分のレベルも上がったし、対バンも大好きなバンドとやれたし、2023年はだいぶいい年で濃い日々でした。このままどんどん濃くなっていくと思います。
前田:スケジュール見たらめっちゃ入ってるわって思うんですけど、終わってみたら全然まだいけます。
-サンリオピューロランドでのライヴもありましたね。ツアーも含めて、特に印象に残っていることなどあったらうかがえますでしょうか?
前田:サンリオ(ピューロランド)でポムポムプリン君と共演したんですけど――
平部:夢の共演です(笑)。
前田:めっちゃかわいくて、ずっと手を繋いでくれて。もうそこからファンですね。前から好きだったんですけど、もっと好きになりました。
平部:今年は特殊な1年というか、コロナ前に戻ってきた感じがありつつも、自分たちもちゃんとステップアップできてるなっていうふうに全体を通して思ってて。ありがたいことに、ドン・キホーテさんとコラボさせてもらったり、サンリオピューロランドでもライヴしたりとかで、キャラクターと縁のある1年で。あんまり他のバンドやアーティストで、1年でこんな経験することもないと思うんですけど、これもひとつの強みにしっかりしながら、いろんなところで勝負できるようになっていきたいです。
十九川:対バン・ツアーでは憧れの先輩と共演できて。人生で一番聴いてるバンドのBase Ball Bearがツアーの初日だったんですよ。出てくれたことが人生の一大イベントでした。
平部:もうあとは結婚式と葬式ぐらいしか残ってない(笑)。
十九川:音楽で言うたら一番をやっちゃったかもしれない。今まででは一番ですね。これから何が起こるかはわからないですけど。
-その日のことで特に印象に残っていることとかありますか?
十九川:ドラムの堀之内(大介)さんに仲良くしてもらっててよく飲みに行くんですけど、ずっとインディーズ時代のマイナーな曲が好きって言っていたら当日やってくれて。"やるわー"とは言ってくれてたんですけど、ほんまにやってくれました。ファンクラブ入ってるくらい好きなんで、絶対忘れらんないです。
-1月からのツアーに向けての意気込みなどうかがえますでしょうか?
平部:毎年めちゃくちゃライヴはやらせてもらってるんですけど、ワンマン・ライヴは本当に"年に1回このシーズンだけ"とかだったりするんで、僕らの気合の入り方も違ってて。来てくださるお客さんたちも最初から最後までreGretGirlだけを本当に楽しんでくれる空間っていうのが好きで、それに向けて"こうできたらいいよね、ああできたらいいよね"っていう作戦会議もしっかりさせてもらってます。自分らの最大の武器も、やっと自分の中でなんとなくわかってきたっていうのもあって、年々ライヴに脂が乗りまくっていってるので、このギトギトのまま等身大の我々をいつまでも見てもらえたら本当に嬉しいです。次のツアーもしっかりホームラン打てたらなと思っています。
前田:年始からツアーが始まるんで、このツアーが良かったらいい1年になる気がしているので、いいスタートダッシュを切れるように頑張ります。
十九川:いっぱい手応えのあった2023年を経て、この『告白e.p.』という満足のいくものもできて。それを引っ提げた、シンプルに自分も楽しみだって伝わるいいツアーになると思います。
-最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。
平部:ロック・バンドとMarshallアンプの相性の良さみたいなものもあって、Marshallにはすごいお世話になっています。今回の取材も含めて、2023年はすごくいろいろと、いい経験をさせてもらって。みなさんの中にも、我々を知ってくれている人もいていると思うんですけど、このバンドを長く続けたいと思っていますので、今後もしっかり注目していただいて、ぜひお付き合いいただけたらなと。ワンマン・ツアーに新しいCDに、盛りだくさんで頑張っていけたらなと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
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reGretGirl INFORMATION
RELEASE INFORMATION
2nd EP
『告白e.p.』
COCP-42133/¥1,650(税込)
NOW ON SALE
[日本コロムビア]
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TOUR INFORMATION
[reGretGirl presents 忘れたくないワンマンツアー"World with you"]
2024年
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1月20日(土)新潟NEXS
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2月10日(土)熊本 Be-9 V1
2月12日(月・祝)福岡DRUM LOGOS
2月17日(土)高松オリーブホール
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3月3日(日)Zepp Osaka Bayside
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3月10日(日)金沢EIGHT HALL
3月15日(金)仙台Rensa
3月17日(日)札幌PENNY LANE 24
3月26日(火)Zepp DiverCity(TOKYO)
[チケット]
¥4,400(税込/D代別)
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