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INTERVIEW

Japanese

Hakubi×ハートアップ×FM AICHI "ROCK YOU!"

2021年10月号掲載

Hakubi×ハートアップ×FM AICHI "ROCK YOU!"

Hakubi:片桐(Vo/Gt) ヤスカワアル(Ba) マツイユウキ(Dr)
DJ:Nozomi(FM AICHI "ROCK YOU!"パーソナリティ)
Photo by まっすー

"自分が見たいものがなんでも見えるコンタクトレンズ"があったら○○が見たい


Nozomi:"自分が見たいものがなんでも見えるコンタクトレンズ"があったら何が見たい?

片桐:カロリー!

ヤスカワ:年収!

マツイ:人の預金残高!

ヤスカワ:被ってるんよね(笑)。

Nozomi:え~、何これ(笑)。金、金言いよって(笑)

片桐:怒られるで~(笑)。

Nozomi:まず片桐さんはカロリーということで。

片桐:女性はやっぱりダイエットとか気になると思うんですけど、自分もダイエット気にしていて。1日の摂取カロリーって限られているじゃないですか。コンビニとかにずらっと並んでるものが、"これが200カロリー"、"何カロリー"ってパッっと見えたら自分の中で計算しやすくて楽なんじゃないかなぁって思って。

Nozomi:たしかに。

片桐:ハイカロリーなものだったら赤文字でどーん! って書かれてほしい(笑)。

Nozomi:便利だね。コンビニとか行ったら、いちいち裏ひっくり返して見るの大変ですよね。

片桐:手に持っちゃったら、"あぁ、これ食べたい"、"あぁ、これ食べたいけど我慢"って置くのが嫌なんですよね(笑)。

Nozomi:置くたびに心が痛んでく(笑)。

片桐:そうなんですよね。なのでパッと見えて"これはだめです"ってのがわかれば嬉しいなと思って。

Nozomi:たしかにそのコンタクト欲しいですね。

片桐:カロリー見たいです!

Nozomi:そしてふたりはなんでこんな感じになっちゃったのかな(笑)。

ヤスカワ:やっぱりお金の話って、あまりできないってことは前提なんですよね。その前提として、話ができないものに対して突っかからんでも把握できる能力があったらいちいち気にしなくてもいいし、そういうお金の話を。自分の知らないことに対する探究心みたいなものが、人と話すうえでお金の話って余計な話だったりするので、事前の情報としてある程度わかっていれば自分の欲としてはストレスフリーというか。いらない情報を知ろうとしなくてもいい、というか。変な欲を出さずにストレートに人と話ができるかなっていうのがあって。

Nozomi:なるほどね。

片桐:電車乗ってても"この人なんの仕事してんねんやろ?"ってすごい思うときがあるから。

ヤスカワ:僕もめっちゃ思うんすよ。

片桐:仕事が見えるとかでもいいんじゃない?

ヤスカワ:昼間からコンビニの前で酒飲んでるやつとかいるじゃないですか、たまに(笑)。

片桐:そういうこと言わんでや(笑)。

ヤスカワ:だからそういう人がどういう仕事してんねんやろ、みたいな。仕事というよりかは数字で見たほうがわかりやすい。自分ひとりでむふふってできるんで。

Nozomi:自分のが見えちゃうのは?

ヤスカワ:僕は全然オープンで大丈夫ですよ。そんな誇れるものではないので、すぐ発表できるんですけど(笑)。

マツイ:人の頭の上くらいにポンって数字あったら僕も電車とか楽しくなると思うんですよね。そういう映画があって。貯金額が寿命になるみたいな。

ヤスカワ:"TIME/タイム"?

マツイ:そうそう。大富豪が生き残る。自分の寿命がお金持ってるぶんってなって。その映画を観たらわかるんですけど、きれいに出るんですよ、数字が。"あの人はもっと生きるんや"とか。

Nozomi:預金残高とそれがリンクしてるのってすごいですね。

マツイ:びっくりしましたね。預金残高ってさっきアル君が言ったとおり"この人なんの仕事してんやろ?"とか"実はこの人こんなお金持ってはるんや"とかのギャップがひとりでわかったら、むふふってなるんで。

片桐:金の亡者感がすごいわ(笑)。

マツイ:亡者ではない、全然ちゃうやろ。

ヤスカワ:探究心やからね。

Nozomi:言ってることすごいわかるけど、人と比較して凹んだりしちゃうタイミングとか自分自身でありそうで。みんな結構現実的ですね、見たいものが。

ヤスカワ:他、何があるんやろ?

Nozomi:私ね、おばけ!

Hakubi一同:あぁ~!

Nozomi:とか、虫にしか見えてない光とかあるじゃないですか、ああいうのとか。

片桐:ピッって目の中で泳ぐやつですか? あれ、違う?

Nozomi:ごめん、怖い(笑)。何?

一同:(笑)

マツイ:あれか! あれやろ(笑)?

片桐:目をパッて開いた瞬間にピュッって、光の線みたいなもの......。

マツイ:バクテリアみたいな?

片桐:飛ぶじゃないですか?

Nozomi:あれじゃない(笑)。

一同:あれじゃない(笑)。

片桐:たしかにおばけ見てみたい!

Nozomi:おばけとか、他の生き物しか見えてない色があるとか言うじゃないですか。

片桐:あぁー! そういうの答えたらよかったじゃん。

マツイ:そんな脳みそなかった(笑)。

Nozomi:すごい現実的なこと言うから、逆に私こんなこと考えてて恥ずかしいなってなっちゃってて(笑)。

マツイ:生物系いいですね。

Nozomi:すっごい気になっちゃうんだよね。

片桐:同じものが見えてるとは限らないっていうのがすごいびっくりしますよね。色もそうですし。生物、絶対変わりますもんね。

Nozomi:変わると思う。犬とか猫とかってそもそも白黒に見えてるとか言うじゃんね。

片桐:えー! そうなんや。

ヤスカワ:そうですね。色の判別つかないですね。

Nozomi:魚は魚で判別できる色とできない色があるとか、そういうのもあるから各動物の目線になってみたいですね。ハエとか。

片桐:たしかに。なってみたいです。じゃあ人間が勝手にこの色って決めてるってことなんですかね?

Nozomi:わからん。脳との関係とかもいろいろあるだろうから。専門外なのでわからないんですけど(笑)。カロリー見えるやつと、年収見えるやつと、預金残高見えるやつと、おばけとかそういうのが見えるやつ、ハートアップさんに開発していただければいいかなぁというところに落ち着くかなと(笑)。

片桐:カロリーお願いします!

マツイ:カロリーは近い将来できそうじゃないですか?

Nozomi:できるかな(笑)。

片桐:カロリーお願いします。ピピピ、ぼーん!"580カロリー"みたいな。

マツイ:エマージェンシーとか出てな(笑)。ピザとか見たらビービービービーみたいな(笑)。

Nozomi:それあったらいいよね、眼鏡でもいいからさ。

片桐:あー、そうですね!

マツイ:眼鏡だったらもっといけそうですね!

Nozomi:"スカウター"(※"ドラゴンボール"に登場する相手の戦闘力を測定できる装置)的なことですよね?

マツイ:"スカウター"いいですよね!

片桐:かっこいい。

一同:ハートアップさんよろしくお願いします!

ロックと言えば機材車。思い出とともにバンドと一緒に進んでいく相棒


Nozomi:"ロックと言えば"をおうかがいしていくわけなんですけども、まず片桐さんがロックと言えば"辛いもの"ということで、これはなぜでしょうか。

片桐:最近すごく辛いものにハマっていて。ツアーとかでいろんなとこ出掛けて、何日も何日も家を空けることがあるんですけど、スーツケースの中に絶対入っている必需品があって、それが電子調理器。お鍋と一味と七味を持って行って、茹でたやつに大量に掛けまくって食べるっていうのを自分の中で遠征飯としてやってます(笑)。

Nozomi:ラーメンとか?

片桐:鶏の胸肉とか、野菜とかを醤油と一味、七味だけで食べるっていう(笑)。

Nozomi:うそでしょ、すごい(笑)。

片桐:ダイエットを兼ねてるんですけど。

Nozomi:そうなんだ。よく炊飯器をツアー先に持っていくバンドマンとか見るけど、鍋とかそういうのは初めて聞いた(笑)。

片桐:ヴォーカルって身体も温めて、喉も温めないといけないって聞いていたので、できる限り温かいものを食べたくて。

Nozomi:辛いもので温めるタイプ初めてです。

片桐:辛いものほんまは食べちゃあかんって言われてるんですよね(笑)。でも食べたいんで、発汗作用も求めて。スパイスカレーにもすごくハマってます。

Nozomi:こじつけたな(笑)。そういうの食べても美声なので喉が強いんでしょうね。

片桐:強くなっていただければ、辛いものでね(笑)。

Nozomi:無理やりそういうことしてもいいかもしれない。

片桐:無理やりやっていきます。

Nozomi:そしてベースのヤスカワアルさんが機材車ということで。

ヤスカワ:どうしてもバンドマン目線の視点になっちゃうんですけど、今でこそハイエースとか大きい車に乗らせてもらってるんですけど、昔はツアーでも軽のバンとかでまわってたことがあって。そのときはひどくてですね、めちゃくちゃ中が狭いんですよ。ケツが割れるように痛くて(笑)。"いつになったら車変わるんやろ?"ってずっと思ってたんですけど......。そういう思い出がバンドと機材車って密接に交わるかなって。思い出とともにバンドと一緒に進んでいく相棒って言ったらあれですけど、機材車が愛着のあるものになって。だからロックと言えば、機材車かなって僕は感じました。

Nozomi:わかる気がする。みんながみんな最初からハイエースじゃないもんね。

ヤスカワ:そうですね。車中泊とかも僕らしてましたし、渋谷の道玄坂で寝てたんですよ(笑)。

Nozomi:えー! まじで? すごいな......。

マツイ:3ピースですけど機材と物販でパンパンやって。寝る場所もギリギリなんで、デッドスペース使ってましたね(笑)。ナイキの形で寝てましたね(笑)。

一同:(笑)

マツイ:脚、上に上げて(笑)。

Nozomi:すごいな(笑)。カプセルホテルも行かなかったんですか?

ヤスカワ:そのときは余裕がなかったですね。

片桐:それかネットカフェとか。

マツイ:いいときネットカフェでしたね(笑)。

ヤスカワ:最悪なときは泥酔して車内とか(笑)。

マツイ:サービスエリアのお風呂を待つために、サービスエリアで寝たりしてそこでバンドマンと会ったりして、楽しかったです。

Nozomi:へぇ~。これはロックだ!

ヤスカワ:バンドと一緒に活動していくうえでなくてはならないものですね。

Nozomi:そうですね。すごい、めちゃくちゃいいと思います。そしてドラムのマツイユウキさんがど根性ということで。

マツイ:ロックってかっこいいものなんですけど、何事も続けている人がかっこ良く見えてると思うので、続くのって根性がないとやっていけないなと思いますし、自分らもこうやってメジャー・デビューさせていただくことになったんですけど、根性がなかったら誰かやめてたりしてたと思うので。根性って必要不可欠かなと思いました、ロックと言えばで。