Japanese
GANG PARADE
2019年10月号掲載
Member:カミヤサキ ユメノユア ユイ・ガ・ドクソン 月ノウサギ
Interviewer:宮﨑 大樹
今、GANG PARADEは"LIKE"じゃなくて"LOVE"にならないといけない
-生バンドとか振付が違うとか、普段とは違う見せ方をしてきた部分もあると思うんですけど、その経験を通して、ライヴや振付、レコーディングなどに生かせたことはありましたか?
サキ:めっちゃあります。今回GANG PARADEの曲を使っていただいたことで、劇中で使った曲に関しては歌詞ひとつひとつの言葉に対して噛み砕けたなと思っていて。GANG PARADEのライヴをやったときに伝えやすくなった感覚がありました。今思えば、前までは自分の感情にベールを掛けちゃっている状態だったんですけど、より感情を開いてリアルに伝えることができるようになったんです。その部分は自分の欲しい能力だったので、絶対的に舞台のおかげだなっていうのはすごく思いました。
-振付についてはどうでしょう?
サキ:東京ゲゲゲイのMARIEさんがつけてくださった振付は、例えば「GANG 2」だと感情を込めて踊る振付だったんです。自分が振付をするときにエモーショナル部分を引き出すにはどういう動きがいいんだろうって突き詰められるようになったので、そういう部分ですごく勉強になりましたね。
月ノ:私たちのライヴはお客さんと一緒になって楽しめるんですけど、舞台だと私たちが100お客さんを楽しませないといけないんですよ。そこを肌で感じられたっていうのは大きかったです。その感覚でGANG PARADEのライヴに挑めたらもっといいライヴができるんじゃないかって思います。あと、根本さんが"みんなは何回目かの公演かもしれないけど、観てくれるお客さんにとっては初めてだから"って毎日言ってくれていて。それは私たちのライヴでも一緒だなと。新しいことに挑戦させていただいたんですけど、初心にも返れたというか、かけがえのない経験ができたなって思います。
-ちなみにアルバムの制作と舞台の稽古などは、どんなスケジュールだったんですか?
サキ:レコーディングと舞台は被っていないんですけど、振付の制作とはドンピシャって感じでした。(今回のアルバムの)振付にはだいぶ(舞台の経験が)生きていると思います。
ドクソン:サキちゃんの振付に新たな武器が加わったっていうのは感じています。
ユア:踊りもそうなんですけど、フォーメーションだったり構成だったりが大きく変わったかなって思いますね。
サキ:大人数なので、バラバラな動きができたらいいなとは思っていたんですけど、やり方がわからなくて悩んでいたんです。"プレイハウス"の動きの中でバラバラに動く構成があったので"こうやればいいんだ"っていう発見があって、早速やってみようと。
ドクソン:今回のアルバムから今のところ4曲披露したんですけど、この人数だから映える振付っていう感じがすごいんです。
-最初はふたりの振付でしたもんね。
サキ:本当ですよね(笑)。振付の仕事が来たらもう何人組でもできます。左右対称にしないとっていうクセがあったんですけど、そうじゃなくてもいいんだって思ったんです。
-今回のアルバムは振付を観るだけでも楽しめそうですね。
ドクソン:1回観ただけでは楽しみきれないと思います。
サキ:ファイナルの中野サンプラザに向けて、ホールで映えるものを作りたかったんです。ライヴハウスでは手を上げるとかして楽しんで、ホールではフォーメーションを観て楽しんで、いろんな場面で楽しんでもらえるかなと思います。
-では、ここからはアルバムについて聞いていきます。タイトルが"LOVE PARADE"ということで、個人的には今までのギャンパレがストレートに歌ってこなかった"LOVE=愛"という言葉がタイトルになっていることに驚きました。アイドルとしてはある意味王道とも言えるテーマだなと。
サキ:こんなにドストレートなアルバムとタイトルっていうのが初めてだったので、より多くの人にギャンパレが届いたらいいなっていう思いが込められているのかなと。わかりやすいものって、初めての人にも手に取りやすいものだと思っているので、メジャー・デビュー1発目のアルバムでこういう曲が収録されることで、今後のGANG PARADEをより広めていくために欠かせない1枚になっているのかなというふうに思っています。
ドクソン:"LOVE"......"LOVE"はあまり言ったことがない言葉だなって。この秋、"LOVE"っていうタイトルを付けるアーティストさんが多いんですよ。愛を欲している人が多いのかなって思います。世界的に愛が欲されているのかなと。そんなときだからこそ"LOVE"というものをいろんな形で伝えたい。愛っていうと、"愛をあげますよ"っていう曲なのかなって思うんですけど、私たちがお送りする『LOVE PARADE』というアルバムには、純粋に伝えたい愛とか、愛なんていらねぇみたいな愛の取り扱い方とか、愛というものに対してのいろんな考えや、愛とはなんぞやっていう答えがあるんだと思うんです。そういういろんな愛、きれいな愛も、いびつな愛も、いろんな人が聴いていろんなことを感じられる曲が詰まったアルバムですね。愛を感じると共に、愛とは何かと今一度問い掛けたいアルバムです。
-深いテーマですね。
ドクソン:愛って個性が出るものだな、すなわちGANG PARADEみたいだなって思いました。
-本作の収録曲でもある「LOVE COMMUNICATION」がまずはシングルとしてリリースされました。THE夏ソングで、MVもハワイで撮影されていますが、これはただのハワイロケではなく"ギャンパレ999"(※『ブランニューパレード』のリリース・イベント)で遊び人と共に獲得した特別なハワイロケですよね。
ユア:遊び人のみんなのおかげとしか言えないですね。ハワイの映像の中では、メンバーが和気あいあいと普通に楽しんでいるようなシーンが多かったと思うんですけど、カッコつけたGANG PARADEじゃない、ちょっと日常の空気感がある映像をハワイで撮影したことを喜んでくれているのがまた嬉しいです。みんなが私たちに贈ってくれたプレゼントを作品として届けることができました。
-たしかに日常っぽいMVって今までになかったですよね。
ユア:作品としてテーマ性があって考え込まれている映像が多かったですよね。今回もそういう部分があるのはわかっているんですけど、バーベキューとか海のシーンとかにおいては素っぽい感じがあると思います。
月ノ:みんなで海に入れたっていうのが純粋に、夏の思い出として記憶に残っていて。私はあまり夏が好きではないんですけど、夏らしいことをできたなというか、本当に遊び人のみんなのおかげなんですけど、それもあってこの曲に思い入れができたし、ハワイの思い出があるからこその1曲だなと思います。
ドクソン:ハワイはいい人が多かった。ココ(ココ・パーティン・ココ)とユユ(テラシマユウカ)とマイカ(キャン・GP・マイカ)でご飯を食べてたときに、ダイナマイト・ボディの女の人が入ってきて、"すごい! めっちゃきれいあの人!"みたいな感じでしゃべっていたんですよ。そうしたらその人が私たちに気づいて"ユーもキュートよ"みたいなことを言ってくれて(笑)。もう"ハワイ好きハワイ住みたい"って。ちょろいんで(笑)。
-暖かいところの人って人柄も温かいですもんね。この曲は、ある意味ピュアすぎる歌詞がとてもいいんですよ。男子高校生の頭の中みたいな。
サキ:仮歌の段階の歌詞がもっとすごかったんですよ。
ユア:大人の女の人が聴いたらビックリしちゃうと思います。
ドクソン:それをヨウタ颶風(ハリケーン)さんが、まろやかとろとろにしてくれました(笑)。
月ノ:みんなはこれを最初に聴いているから"すごいの来たな"って思うかもしれないですけど、私たちはもっとすごいのから知っているので......(笑)。
-陽気な"LOVE"が表現された曲とも言えますが、一方「らびゅ」ではストレートな愛が表現されています。なぜ今のギャンパレにこの曲が作られたんだと思いますか?
ユア:横浜(2019年9月より開催中の"PARADE GOES ON TOUR"横浜Bay Hall公演)のMCでも言ったんですけど、愛っていうものが個人的にはわからなくて。"LOVE"はわからないけど、愛情とかはわかるなって思っています。今、GANG PARADEは"LIKE"じゃなくて"LOVE"にならないといけない時期なんだろうなっていうのがあるんです。いろんなものが好きな人はたくさんいるし、気になるとかは"LIKE"になるけど、GANG PARADEのことを本当に好きで、一番好きっていう人を増やさないといけないんだろうなって。だからこのタイミングで"LOVE"がテーマになっているんだと思います。
-"LIKE"じゃなくて"LOVE"にならないといけないと思った理由はなんででしょう?
ユア:これだけたくさんのアーティストがいるなかで生き残っていけるのは本当にひと握りだと思うし、メジャー・デビューしたからにはもっと突き詰めていかないといけないものがたくさんあって。戦う舞台が今までよりも広くて、強敵がいっぱいいるのも事実なんです。その中で残っている人は愛を貰っている人たちなんだなと思って。ちょっと好きなだけだったら、たまにライヴに行く、フェスで観ることができればいいってなると思うんですよ。でも本当に好きだったらワンマン・ライヴにも行くし、"絶対に見なきゃ!"ってなるのかなと。そういう"LOVE"を注いでくれる人を増やさないとなって思います。
月ノ:愛って、テーマとしては王道でまっすぐで、いろんなアーティストさんが歌っていると思うんですよ。私は、"そういう王道な歌を歌えるところまで来たんだよ"、"歌わないといけないんだよ"って言ってもらえた気がしました。今までもまっすぐだったんですけど、もっとたくさんの人に届きやすいテーマというか。千差万別の捉え方があるテーマだと思うし、今までの曲とはまた違う心持ちでこの曲は歌わないといけない、今まで以上にいろいろな人に届くように歌わないといけないっていう責任感はすごくありますね。愛......愛?
ドクソン:愛については勉強中なんですよ(笑)。
月ノ:この曲はまだライヴで披露していないんですけど(※取材は9月上旬)、ライヴが成り立っていること自体がまず愛がないとできないというか。何かしらの愛をもってライヴ会場に足を運んでくれているって思うので、愛の詰まった場所で歌うのが楽しみだし、この曲に対する気持ちとか、愛に対する気持ちもライヴで歌ってから変わっていくんじゃないかなと思っています。
サキ:これまでのGANG PARADEの曲って、グループの背景がわかる曲が多かったと思うんですけど、いい意味でそこに行きすぎていない感じがしていて。だからこそギャンパレを知らない人にもより届きやすい曲なのかなと思っています。パッと聴いてバック・ストーリーを知らなくても感動できるというか。
-なるほど。
サキ:この曲は、目の前にいる人ひとりひとりに対して、"来てくれてありがとう"とか、"聴いてくれてありがとう"、"明日から頑張ろうね"とか、そういった思いを届ける歌だなと思っていて。今まではいろんな人に応援してもらう立場だったのが、私たちが提示していくものが増えないといけない時期になったのかなと。この曲をきっかけにギャンパレの新しい武器として出していけたらなっていうふうに思います。
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