Japanese
NICO Touches the Walls
2017年12月号掲載
Member:光村 龍哉(Vo/Gt) 古村 大介(Gt) 坂倉 心悟(Ba) 対馬 祥太郎(Dr)
Interviewer:山口 智男
およそ1年ぶりのリリースとなる今回の『OYSTER -EP-』は、バンドのイメージや現在のシーンで主流になっている(と誰もが思い込んでいる)ものに縛られずに、持ち前の遊び心と音楽愛を存分に追求した5曲を収録した意欲作。しかも、その5曲のアコースティック・バージョンを収録したボーナス・ディスクもついている、まさに"1枚で2度美味しい"作品だ。そんな試みも含め、"ロック・バンドはもっと自由でいい"とNICO Touches the Wallsが訴え掛けるメッセージは、きっと現在のシーンに一石を投じるに違いない。
いろいろな引き出しを開けることにワクワクドキドキしながら1曲1曲作っていった
-ロック・バンドらしい向こう意気はもちろん、メジャー・デビューしてから10年やってきたバンドに相応しい成熟も印象づけながら、"他のバンドにはできないこと、やっていないこともやってやろう"という意気込みが感じられる作品ができあがりました。
光村:新曲が出るのは1年ぶりなんですけど、この1年、いろいろ吸収してきた音楽的なものを1個の作品にするという意味では、本当にこの1年の旨味みたいなものを凝縮できたと思います。いい意味で、余計なものをいっぱい入れられたし、その余計なことに俺ら自身もワクワクドキドキしながら1曲1曲作っていったという感じなんですよ。
-そのなかで、全曲のアコースティック・バージョンを収録したボーナス・ディスクがつくという"1枚で2度美味しい"作品にしようというアイディアが出てきたんですか?
光村:そのアイディアはあとから出てきたんですけど、とにかく新曲をいっぱい作ってみようと思って作ってみたら、自分でもびっくりするぐらい本当に極端な(振り幅の)曲ができあがって。「mujina」のように、久々にノリ一発で作りましたみたいなパンク・ナンバーもあれば、その反動でできた「bud end」みたいなちょっとおしゃれなものもあって、ここにきて、さらにいろいろな引き出しを開けられたみたいなことが1年間通してありましたね。とはいえ、作り方としては今までとそんなに変わったわけではないので、アコースティック・バージョンも一緒に聴いてもらうと、この1年間の自分たちの成り立ちがより伝わるかなと思って。エレキ・バージョンの方もどの曲も最低3パターンぐらいアレンジがあったので、いっぱいアレンジを作ったなっていうのがアコースティック・バージョンにはみ出ていったというか、そういうものを作ろうというきっかけになったところはありますね。
-最低3パターンはアレンジがある中で、今回、正解のアレンジはどんなところで決めていったんですか?
光村:なんですかね。1年間のハイライトをいっぱい集めようって4人で意見がまとまってからアレンジが定まっていったところはあるんですけど、「Funny Side Up!」なんてもともとはB.B. KINGみたいなブルースで、全然曲調が違ったんですよ。それがドラマの主題歌のお話(※「Funny Side Up!」はMBS/TBSドラマイズム"目玉焼きの黄身 いつつぶす?"主題歌となっている)を貰ったことから、それならもうちょっとポップにカラフルにしてみようかって、さらに作り込んでいって、今のアレンジに落ち着いたんです。最初は完全にB面の感じで作っていたんですけどね(笑)。
-それがリード曲になったと。
光村:MVも作りましたからね。俺らとしては非常にありがたい。こういう印象の曲は――
古村:難しいよね、やりたくても......。
光村:なかなかこういう曲をやるバンドとは見てもらえないですからね。
-その「Funny Side Up!」も含め、今回の5曲は共通してルーツ・ミュージックのエッセンスを感じたんですけど、それは意識的なものだったんですか?
光村:放っておかれるとこうなっちゃう(笑)。俺らのオーセンティックなものを、ポップに変化させていくっていうのは、もともと、スタイルとして好きなんですよ。出汁が利いているじゃないですけど、種明かしをしながら聴いてもらうみたいな散りばめ方は好きなので、ごくごく自然にやってます。特に、今回はEPだからいいかみたいなところもありました。そういう意味では遊びの要素は非常に強いと思いますけど、同時に自分たちの中にありそうでなかったものも今回は多かったと思います。例えば「Funny Side Up!」って、Aメロは12小節のブルース・コードなんですけど、そういう要素は「THE BUNGY」(2008年リリースの2ndシングル表題曲)でも小出しにはしてましたけど、まんまやっている曲って意外にないねって話から作ってみました。ただ、そこにああいうサビを乗せるのはメチャメチャ得意なので(笑)。あのテンポ感もね、絶妙で。今一番気持ちいい。ライヴのとき"サビはみんなで手を挙げよう"ってノリじゃない自然なグルーヴって、やっぱり好きだから。
-もともと、ブルースっぽかったという「Funny Side Up!」は、ピアノが転がるファンキー且つダンサブルなロックンロール・ナンバーになりましたね。
光村:問答無用にアガる感じを追求した結果です。
LIVE INFO
- 2025.12.02
-
RADWIMPS
LONGMAN
Dios
RAY
マカロニえんぴつ × DISH//
私立恵比寿中学
GLIM SPANKY
SUPER BEAVER
IneedS
- 2025.12.04
-
TENDRE
LEGO BIG MORL
私立恵比寿中学
SHERBETS
Homecomings
アーバンギャルド
キュウソネコカミ
吉井和哉
Hakubi
- 2025.12.05
-
桃色ドロシー
私立恵比寿中学
moon drop
ポルカドットスティングレイ
ザ・クロマニヨンズ
NANIMONO
eill
Laughing Hick
崎山蒼志
さかいゆう / 望月敬史 / L'OSMOSE(O.A.)
flumpool
とまとくらぶ
Another Diary
岡崎体育
Rei
ズーカラデル
打首獄門同好会
- 2025.12.06
-
キュウソネコカミ
AIRFLIP
ザ・クロマニヨンズ
凛として時雨
OKAMOTO'S
BLUE ENCOUNT
indigo la End / a flood of circle / Galileo Galilei / go!go!vanillas ほか
Cody・Lee(李)
brainchild's
LEGO BIG MORL
NANIMONO
怒髪天
ねぐせ。
CVLTE
UVERworld
eastern youth
キタニタツヤ
優里
Kroi / Jeremy Quartus(Nulbarich) / BREIMEN / luv
flumpool
チリヌルヲワカ
Aooo
Mirror,Mirror
心愛 -KOKONA-
THEラブ人間 / ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / KALMA ほか
フラワーカンパニーズ
Ryu Matsuyama
MyGO!!!!!
- 2025.12.07
-
ぜんぶ君のせいだ。
崎山蒼志
キュウソネコカミ
MOSHIMO
moon drop
ポルカドットスティングレイ
凛として時雨
BLUE ENCOUNT
AIRFLIP
OKAMOTO'S
sumika / マカロニえんぴつ / Kroi / ズーカラデル ほか
NANIMONO
怒髪天
Devil ANTHEM.
ACIDMAN
eastern youth
小林私
UVERworld
優里
秋野 温(鶴)
LACCO TOWER
OAU
the telephones
BIGMAMA
フラワーカンパニーズ
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
トゲナシトゲアリ × RAISE A SUILEN
- 2025.12.08
-
ザ・クロマニヨンズ
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
RAY × きのホ。
ドラマチックアラスカ
PACIFICA
シベリアンハスキー
雨のパレード
never young beach
- 2025.12.09
-
キュウソネコカミ
天女神樂
ザ・クロマニヨンズ
FRANZ FERDINAND
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
ドラマチックアラスカ
TENDRE
PACIFICA
Galileo Galilei
Dios
ザ・シスターズハイ
ストレイテナー
PEDRO
モーモールルギャバン
- 2025.12.10
-
PACIFICA
Galileo Galilei
山本彩
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
くるり
森 翼
Wez Atlas
すなお
ストレイテナー
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
- 2025.12.11
-
MONOEYES
あいみょん
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
山本彩
オレンジスパイニクラブ
BIGMAMA
ポルカドットスティングレイ
そこに鳴る
The Ravens
FRANZ FERDINAND
- 2025.12.12
-
Hump Back
Chimothy→
崎山蒼志
VII DAYS REASON
LiSA
Another Diary
凛として時雨
TOMOO
BIGMAMA
PENGUIN RESEARCH
moon drop
ねぐせ。
私立恵比寿中学
くるり
PEDRO
サカナクション / Creepy Nuts / 羊文学 / ちゃんみな ほか
flumpool
the shes gone
VOI SQUARE CAT
SAKANAMON / Broken my toybox / SPRINGMAN / KEPURA
BRADIO
ザ・クロマニヨンズ
僕には通じない
LONGMAN
- 2025.12.13
-
MONOEYES
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
ぜんぶ君のせいだ。
VII DAYS REASON
Vaundy / THE ORAL CIGARETTES / sumika / マカロニえんぴつ ほか
UVERworld
eill
フラワーカンパニーズ
LITE
SHERBETS
清 竜人
ポルカドットスティングレイ
moon drop
吉井和哉
9mm Parabellum Bullet
Cody・Lee(李)
flumpool
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
[Alexandros]
Appare!
秋山黄色
藤沢アユミ
キタニタツヤ
THE SPELLBOUND
- 2025.12.14
-
downy / toe / unripe / aieum
(sic)boy
VII DAYS REASON
LiSA
ねぐせ。
10-FEET / クリープハイプ / go!go!vanillas / Saucy Dog ほか
UVERworld
ぜんぶ君のせいだ。
Devil ANTHEM.
フラワーカンパニーズ
TOMOO
NEE
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
OAU
PEDRO
鶴
SHERBETS
RADWIMPS
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
MOSHIMO
スカート
PHALUX
Bimi
ASP
22/7
古墳シスターズ
クジラ夜の街
[Alexandros]
キタニタツヤ
- 2025.12.15
-
MONOEYES
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
anewhite
山田将司(THE BACK HORN)/ 大木伸夫(ACIDMAN)/ 内澤崇仁(androp)/ 村松 拓(Nothing's Carved In Stone) ほか
TOOBOE
Mrs. GREEN APPLE
Hump Back
- 2025.12.17
-
あいみょん
Hump Back
優里
CENT
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
RELEASE INFO
- 2025.12.03
- 2025.12.05
- 2025.12.06
- 2025.12.07
- 2025.12.09
- 2025.12.10
- 2025.12.12
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.24
- 2026.01.01
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ザ・クロマニヨンズ
Skream! 2025年11月号

















