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DISC REVIEW

Overseas

Not Your Kind Of People

USの紅一点ポップ・ロック・バンドGARBAGEから7年振り5作目となる待望のオリジナル・アルバムが到着。活動休止中、ドラムスのButch VigはMUSE、GREEN DAY、FOO FIGHTERSなどのプロデュースを手掛けるなど精力的

Here We Are

TWO DOOR CINEMA CLUBを世界的ヒットに導いたKITSUNÉより期待の新人がデビュー。UKロック界の巨匠FRANZ FERDINANDのAlexander Kapranos (Vo&Gt)が、制作全般を受け持つほどに惚れ込ん

Radlands

日本でも熱狂的な支持を得ているMYSTERY JETSの約2年ぶり通算4枚目となるフル・アルバム。まず冒頭を飾るタイトル曲「Radlands」から漂う80'sの空気感に溶け込む美しいメロディと洗練されたバンド・サウンドに今作の完成度の高さが

Chateau Faux-Coupe

70年代のジャズやフュージョンと80年代のディスコやファンクを混ぜ合わせて、その中に90年代のヒップホップを溶かし込んだようなサウンドはどこか懐かしい。しかしそこにMaya Vikの艶かしい歌声が絡みついていくと、近未来的とでも言えそうな、

We Are All Where We Belong

アメリカの無料音楽ストリーミング・サイト“grooveshark”を発火点に爆発的人気を獲得したテキサス出身の4人組インディ・ロック・バンドQUIET COMPANYの日本デビュー作。音楽性はBEIRUTやTHE NATIONALにもつなが

Bist Du Dabei?

90年代に活躍したギター・ポップ・バンドの名前をいくつか出せば説明できてしまいそうな、何の変哲もない、しごくまっとうなギター・ポップ・サウンド。というのはイヤミでも何でもなくて、ヒネリのないサウンドだからこそなのか、ただひたすら気持ちいい。

Let Me Introduce You

ポストJohn Clayton Mayerと名高い、オーストラリアの21歳の少年がメジャー・デビュー。ベテラン・ギタリストTommy Emmanuelの愛弟子であり、世界中のギター・プロが太鼓判を押す彼の魅力はなんといっても、歌心満載のメロ

BRAiNMATHS

James BlakeやSBTRKT、Zombyといった現行のベース・ミュージック・シーンを牽引するアーティストたちをコンパイルしたUKの名門レーベルRAMPの日本独自コンピレーション『R-Way Junction』のリリースに引き続き、サ

Hospitality

2007年にNYのブルックリンで結成されたHOSPITALITYのデビュー・アルバム。全曲シングル・カットできそうなポップで爽やかな楽曲が並んでおり、一枚を通して同じ雰囲気が感じられるほどまとまりがあるので、歯切れが良くあっさりと聴き終えら

Sees The Light

昨年BLACK LIPSと共にカップリング・ツアーを行ったUSインディ界のアイドル・ガレージ・バンド、VIVIAN GIRLS。ここ日本でも刺激的かつチャーミングなパフォーマンスで多くの音楽ファンを魅了した彼女らだったが、そのルックスと佇ま

Moth

日本でも限定生産のデビューEPが即完したほど話題となったロンドン出身の5人組EXLOVERSが待望のデビュー・アルバムを完成させた。FLORENCE & THE MACHINEやTHE BIG PINK等のプロデュースで知られる話題のプロデ

A Wasteland Companion

多彩なフォークの音色が紡ぐグッド・メロディ集は、暖かくも優しく、そして輝かしい小さな幸福の結晶のようで、聴き終えた後の心は感動的な想いで満ち足りているだろう。現代アメリカの良心や至宝と呼んで過言ではないSSW、M.Wardがソロ名義としては

Language

朝と夜の境目に漂う空気、群青の向こう側で少し空が白み始める時間。ロンドンで結成され昨年11月にDouble Denimからデビューを飾ったばかりの5ピース、ZULU WINTER(ズールー・ウィンター)のデビュー・アルバムは、そんな景色から

Boys & Girls

英老舗レーベルROUGH TRADEが放つ2012年最注目新人バンドALABAMA SHAKES。古き良き時代を彷彿とさせるクラシカルでパワフルな演奏も然ることながら、まずバンドの紅一点Brittany Howard (Vo & Gt)のハ

Mr. Impossible

“Chaos!”と叫ばずにはいられない。BLACK DICEの通算6作目となるアルバムだ。結成から15年が経つ彼らだが、何を貪り食ってきたらこんな音像に辿り着けるのだろうか。不穏なノイズ、歪みまくったギターに、左右上下から飛んでくる細切れに

Between The Times And The Tides

SONIC YOUTHの活動休止の報は驚きだった。あのおしどり夫婦が何故…とも思ったが、Thurston Mooreの『Demolished Thoughts』は素晴らしい作品だったし、それに続き、満を持して届けられた、Lee Ranald

Other People's Problems

Fromロンドン、2010年結成の4人組!クラブ・カルチャー、ロック培養のパッション、デジタルなエッセンス、強靭なグルーヴを耳にすぐ馴染むアレンジで固めたような、聴き応え満載な1枚だ。ヒップホップの影響が色濃いトラックに不穏で太いデジタル・

Ghostory

US/UK問わず、ここ最近のインディー・ロック界隈、特にエレクトロニカに接近しているような音楽は80年代のディスコ・ビートに回帰しているような印象を受けるが、このSCHOOL OF SEVEN BELLSの新作も同様に爽快なディスコ・ビート

Single + Remix Collections

昨年10月に開催されたBlip Festival Tokyo 2011にて来日を果たし話題を集めたNYの8bitチップチューン・バンドANAMANAGUCHIの日本企画盤がリリース。8bitチップチューンというのは80年代に発売されたファミ

In Ghostlike Fading

名門レーベルWarpが送りだす新バンドMY BEST FIEND。怪演で知られるKlaus Kinskiの狂気を描いたドキュメンタリー映画“My Best Fiend”から冠したという。なるほど、そのサウンドには恍惚と鬱屈の間をゆらゆらと彷