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DISC REVIEW

Overseas

You Love Her Coz She's Dead

これはちょっと……と思わせるネクロフィリアなアーティスト名とさながらPJ Harveyの傑作『Dry』をブッ刺した様なキワモノ~なジャケ。これだけでも十分強烈なのだが、楽曲がハチャメチャでアッパー!デジタル・ハードコアが代名詞のATARI

Go

大の親日家としても知られる、アメリカのエモ/ポップ・パンク・バンドMOTION CITY SOUNDTRACKの2年ぶり5作目となるアルバムが完成。ミドル・テンポの曲がアルバム前半に並んでいるが、後半になるにつれて曲のテンポは上がっていき、

Lex Hives

THE HIVES 5年振り5作目のスタジオ・アルバムは、構想1年半、レコーディングに3ヶ月という、じっくり練り込まれた濃厚な作品だ。“lex(法)”を掲げてセルフ・プロデュースされたサウンドは、バンド初期から貫かれているガレージ・ロックが

Streets In The Sky

正直、THE ENEMYの新作にここまで心動かされるとは、我ながら驚きである。ファーストの時点では、その社会派ラッド気質には惹かれるものがあったものの、ソングライティング自体は凡庸に思えたし、セカンドでも、その強い政治的問題意識には敬意を払

MMXII

Jaz Coleman率いるインダストリアル・へヴィ・ロック・バンドKILLING JOKE の通算14作目となる新作。後追いで彼らを知った筆者は、90年代の彼らの音楽――つまり、テクノを取り入れたハードコアに居心地悪さを感じ、聴けなかった

Souvenir: The Singles 2004-2012

英国の国民的人気バンドKAISER CHIEFS初となるシングル・ベストが登場。04年のデビュー以降「Oh My God」、「Ruby」等、英国的なサウンドとキャッチーなメロディでアンセムそしてヒットを飛ばして来た彼ら。日本では若干他のバン

Sellotape

なるほど、スコットランドのVAMPIRE WEEKENDと称されるのも頷ける。カラフルでチャーミングな楽曲づくしのこのアルバムは、やはり全体を通してNYブルックリンあたりのインディー・ロック――特にANIMAL COLLECTIVE以降とで

In Love With Dusk / Our Own Dream

EPをリリースすれば即完売、インディー・ロック・シーンで注目を浴びているギリシャはアテネで活動する男女デュオ、KEEP SHELLY IN ATHENSの初のCD作品。2010年のデビューEP『In Love With Dusk』と2011

Bloom

2010年の年間ベストの呼び声高い『Teen Dream』から約2年、またしてもVictoriaとAlexによるポップ・デュオBEACH HOUSEは傑作を創り上げた。儚いイマジネーションが開花した時に得られる一時の美しさを『Bloom』.

Tamer Animals

2009年USインディー期待の新星という高評価と共にデビューした男女5人組バンドOTHER LIVESの2年ぶり2ndフル・アルバム。RADIOHEADのツアーにて前座へ大抜擢される快挙を成し遂げただけあって、その音楽性は崇高で神秘的な世界

2:54

少し冷たいくらいが最高に心地いい。ロンドンにて2010年より楽曲デモをインターネット公開し、既にTHE BIG PINK等とツアーも回っているという姉妹バンド 2:54 のデビュー・アルバムは、夏の寝苦しい夜に、布団の体温を吸っていない部分

Rize Of The Fenix

このアルバムの邦題は『鳳凰♂昇天』という。そして「ねらえ!お手頃ネエチャン」だとか「俺のナオンはアラフォー」だとかいう、何だか意味の分からん邦題の曲が並んでいる。アルバムのメイン・テーマは下半身だそうだ……。完全にふざけてやがる……。そう言

All Of Us, Together

WASHED OUTやBLACKBIRD BLACKBIRDなど数多くのアーティストのリミックスを手掛けてきたことで知られるカナダ、バンクーバーのJamison DickによるTEEN DAZEが遂に待望のフル・アルバムを完成。再生スイッチ

Young Statues

ギター・ポップ/ロックは大好きだったけど、最近はあんまり聴かなくなったなあなんていう人は、これを聴いたら昔のことを思い出すかもしれない。バンドをやっていた人だったら、初めて楽器に触れたときのことを思い出すかもしれない。少年と呼ばれていた頃の

Ice level

ブルックリンを拠点に活動する男女混合バンドAVA LUNA。ロック、R&B、ヒップホップ、ファンクなど様々なジャンルを混ぜ合わせたサウンドは、一度聴いたら病み付きになること間違いなし。女性3人のコーラス・ワークは、DIRTY PROJECT

Love Come Save Me

オーストラリアを代表するオーガニック・ロック・バンドTHE BEAUTIFUL GIRLSのフロント・マンMat. McHughによるソロ・プロジェクト。シンプルで心に響くアコースティック・ギターやハーモニカの音色は、常に様々なジャンルを取

Choice Of Weapon

1983年結成、前作『Born Into This』からは実に5年ぶりとなるアルバム。1曲目の「Honey from a Knife」から純度の高いアグレッシヴなロックを展開する。リフの1つ1つが意思を持っているかのようにシンプルでも生き物

A Different Ship

RADIOHEADのプロデューサーであり、時には6人目のメンバーとして称されるNigel Godrichがライヴを観て気に入りプロデュースを申し出制作されたという今作。ブルックリンを中心に活動を続ける彼らは今までに2枚のアルバムをリリース。

Unpatterns

James FordとJas ShawからなるSIMIAN MOBILE DISCOが帰って来た。かつてはJUSTICEやDIGITALISM、BLACK STROBE等とエレクトロ・ロック・ブームの立役者となり、片割れJamesはARCT

Never Look Back

耳の早いリスナーはもう彼らのことを嗅ぎつけているのではないだろうか。まだ日本デビューこそしていないが、SXSWやCoachellaなど多数の有名フェスに出演し、現在アメリカやイギリスを中心に知名度を伸ばしているのがこのELECTRIC TO