Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

DISC REVIEW

あのみちから遠くはなれて

映画"ベルリン・天使の詩"をモチーフに昭和、平成、令和の時代をやるせなく見つめ、そこに浪漫を滲ませる「天使ちゃん」(1月リリース)を聴いて、率直に言えば"なんだこの曲は"と、その音と言葉、なりふり構わずやりたいことをやっている様に痺れた⼈も

MAKUAKE / Little Lennon

ストリングスが奏でる希望的なサウンドを軸に、何度でも立ち上がろうとする意志を描いた「MAKUAKE」は、11年ぶりとなるアジカン主催ロック・フェス"NANO-MUGEN FES."のテーマ・ソング。栄光や挫折を経験してきたアジカンらしさのあ

あそび

すでに"国民的"と言える不動の地位を築きながら、「コイスルオトメ」等色褪せない名曲に吹く追い風も味方にさらに勢いを増すいきものがかり。最新アルバムは、1音目からときめきが弾ける「ドラマティックおいでよ」や「晴々!」といった、持ち前の王道ポッ

YAMAODORI 2025 at 幕張メッセ

まさにこれを求めてた! ラッキリのライヴを体験したことのある⼈なら誰もが待望だったのではないだろうか。ついにあの熱狂の渦を生むフリーダムなダンス・タイムが、ライヴ・アルバムとしてパッケージ。なんといってもラッキリのステージの名物にして武器と

君を助けない

日々の悲しみや心の弱さをアコギの力強い生音に乗せて歌う、新世代シンガー・ソングライター のうじょうりえ。"君を助けない"という毅然としたタイトルに、生きることに対する彼女の真摯さが表れたデビュー・アルバムは、自身が歩んできた道のりとリアリテ

RayN

"光"を意味する"Ray"と"雨"を意味する"Rain"を掛け合わせたタイトルを掲げる、約4年ぶりのオリジナル・アルバム。酔いも甘いも噛み分けてきた彼等の貫禄が表れたような、研ぎ澄まされたグルーヴが炸裂する本作は、ジャンルレスな音楽への挑戦

Youth

地元(LOCAL)の仲間から始まった音楽が、その輪を広げ、リスナーとの絆を繋いで(CONNECT)きたこの10年。昨年にはまーきー(Gt)が脱退、それでも5⼈でこれまで積み重ねてきたものを未来に繋げていくと誓ったローコネが、かけがえのない1

Mofu Mohu

アルバムを通して聴かなければ分からないストーリー性や、何気ない音、そのときの状況や感情も取り入れた生感のある聴き心地。そういった古き良き手法で、2次元と3次元を行き来する新しいスタンスの長瀬有花というアーティストがパフォーマンスする。その、

ダレモ

9月に初の日本武道館公演も控えるトゲナシトゲアリの10thシングル。爽やかで軽やかなピアノのリフで始まるイントロが印象的な表題曲「ダレモ」は、運命の出会いを力強く歌唱する一曲だ。爆発力のあるサビ、そしてトゲトゲらしく"トゲ"も忘れないリリッ

†

一聴すると志磨遼平の十八番のロックンロール・ナンバー満載の、ノーコンセプトなアルバムのイメージでありつつ、絶望的な現実を無視して破滅的に生きる若い頃とは違うメンタリティが、そこここに顔を出す。志磨が幼少期から、2014年、メンバーが全員抜け

スリーピース

2023年に結成20周年を迎え、2024年には5年ぶりとなる"鶴フェス"を開催。リリースもコンスタントに行い、着実にキャリアと実績を積み重ねてきた鶴の最新アルバム。"スリーピース"のタイトル通り、ここまで3人で戦ってきたからこその自信と矜持

START

Bray me、新章突入――昨年開催された[Bray me ONE MORE "DUH" TOUR]ツアー・ファイナルでの決意表明を経て放たれるニューEP。彼女たちの持ち味であるストレートなロック・サウンドを響かせるリード曲「ARE YOU

blanket

Z世代を中心に注目を集める3ピース・ロック・バンド YUTORI-SEDAIが、メジャー1st EP『blanket』をリリース。ある2人の何気ないけれど尊い日常を切り取った「ベストシーン」や、"好きな人に好きな人がいる"もどかしい心情をピ

だきしめる-EP

バンドの2大テーマを掲げた2作のEPより、"誰一人置いていかない"を体現する『だきしめる-EP』は、全リスナーを抱きしめる包容力を持ったポジティヴ・ソングが並ぶ。KEYTALK/Alaska Jamの小野武正プロデュース曲「Take it

Fooocus

今、邦楽ロック・シーンで話題沸騰中のバンドによる1st EPは、昨年リリースのセルフタイトル・アルバムで掴んだファンの期待に応えながらも、新たなフォロワーを増やしていきそうな1枚に。中でも、TVアニメ"ウィッチウォッチ"のEDテーマとして書

antique

昨年TOKYO DOME CITY HALLを埋めたおいしくるメロンパン。10周年を迎える今年、流行りではなくここまでの自身の音楽と向き合った本作に"antique"と名付けたあたり、振り返った道への愛おしさと、この先のディケイドも新たな音

miwa

アイコニックな黒髪ロング姿で1stアルバムを再現したジャケットには、「ヒカリへ」で新境地を印象付けたあのフライングVも(『wa』盤)。デビュー15周年を祝う今作は、ベスト盤ながら単なる名曲詰め合わせではなく、エモーショナルなロック・チューン

Whose Blue

約5年ぶりのオリジナル・アルバムは、稲葉浩志(B'z/Vo)とのコラボ曲「Scratch」をはじめ、注目を集めてきたアニメのテーマ・ソング等、TK節と言える攻撃性とクールさと儚さを兼ね備えた楽曲が満載だが、新曲もかなり豪華。中でも一見対極に

二十一世紀ノ大事件

象徴的なアイメイクにモヒカンやバンダナ、そして全員鋲ジャンを身に纏い、あの頃のパンク・ロッカーたちが"二十一世紀"にタイムスリップしてきたかのような強烈なヴィジュアル。全員20代前半にして7~80年代感を醸すハードコア・パンク・バンドが初の

Hello Yellow

ロックなリアリティ・ショーの開幕だ。人気ゲーム実況者である"へちょ"がこのたびリリースしたEP『Hello Yellow』をもってスタートさせる"密かに憧れていた一流バンドマンを目指し、脅威のスピードで成長を目指す愛と笑いと涙の物語。(とい