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DISC REVIEW

Eye

昨年以降コンスタントにシングルを発表してきたHakubiが、それらを含むアルバムをリリース。内澤崇仁(androp/Vo/Gt)とタッグを組んだ経験も功を奏し、バンドの世界観が着実に構築されてきた印象だが、同時に聴き手へメッセージを届ける意

URBANGARDE VIDEOSICK ~アーバンギャルド15周年オールタイムベスト・映像篇~

むろん、アーバンギャルドが音楽作品を生み出すことにおいて優れた手腕を持っていることは間違いないが、そこに映像が伴ったときには情報伝達度と芸術性が一気に爆上がりすることを、今作では自ら証明していることになるだろう。もともと松永天馬(Vo)もお

Kimochy Season

アルバム・リリースを重ねるたびに曲ごとのサウンドのテクスチャーが明確になってきた、その最新形がこのメジャー4thアルバム。ハウス/テクノ・ビートが多めだが、そこに乗る日本語の新たな用い方もユニークだ。"一筋差す"という感覚的なフレーズをリフ

WHITE MELON

既存メンバー4人に新メンバーの皆野うさこを加え、新体制"めろん畑a go go WHITE"としてリリースするミニ・アルバム『WHITE MELON』。同時リリースのミニ・アルバムに共通して収録される「めろん畑a go goの「嗚呼!IDO

BLACK MELON

クールな新メンバー 玖月琴美が参加したもうひとつの新体制"めろん畑a go go BLACK"としてリリースされるのが、こちらの『BLACK MELON』だ。『WHITE MELON』と比べて、"THEめろん畑a go go"と言える、ロカ

love

アイドル・バンド、凸凹凸凹(ルリロリ)解散後初となるシングルは、バンド・サウンドとは打って変わり、彼女自身の日常を切り取ったかのような心温まる1枚となった。自身の生活や普段の何気ないやりとり、それに加え、些細でいて隠しきれない大切な人への想

フィルター

大切な人へは悔いの残らぬよういつでもほんとの想いを伝えようと歌う「フィルター」、自分の気持ちに嘘をつかず前に進んでほしいと願う「それでも愛は勝つから」、そして初っ端からバンド・サウンド全開の「二人なら」。有馬元気の魅力をギュッと凝縮した全3

Judgement

漲りまくりの初期衝動を閉じ込めた現体制初アルバムから、約半年で到着したメジャー1stシングル。TVアニメ"ブルーロック"2クール目オープニング主題歌のタイトル・トラックは、ヒリヒリとした高速ギターとスクラッチが高揚感を激しく煽るなか、"この

Light in the Dark

ドラマや映画の主題歌などタイアップ曲が6曲中4曲を占めているものの、タイトルの"Light in the Dark"が示唆するように、現代の暗闇の中にあっても自らの意思で光を見ようとする主人公によって一貫性が保たれたミニ・アルバム。ピアノ・

宿縁

アジカン×アニメ"NARUTO-ナルト-"シリーズとしては、「ブラッドサーキュレーター」に続く3弾目。ここで"前世からの因縁"を意味する"宿縁"というキーワードを挙げたのは、今の自分の行動があとの世代に与える影響や人間のいい意味での変化につ

コントラスト

Uruが約3年ぶり3枚目となるアルバム『コントラスト』をリリースした。本作には、YOASOBIのコンポーザーとしても活動するAyase、wacciの橋口洋平(Vo/Gt)、シンガー・ソングライターの優里といった腕っぷしの強いミュージシャンた

Not Unusual

ピアノでの曲作りなど、これまでの阿部真央らしさから自分を解放した今の彼女が詰まった10作目のアルバム。先行配信曲でもあるESME MORI編曲の「Never Fear」などファンク/ネオ・ソウル調、抑えめで優しい歌唱が愛情の深さを際立たせる

URBANGARDE CLASICK ~アーバンギャルド15周年オールタイムベスト~

アカデミックで上品な味わいと、サブカル的な胡散臭さが融合するアーバンギャルドのエキセントリックな濃厚世界は、隙のない作り込みがされた音像を背景に、下世話なほどのポップ・センスが大胆に闊歩する不条理な美しさに充ち満ちている。そんな彼らが歩んで

音樂

圧倒的な独創性とエネルギーで身体と精神を揺さぶる、凄まじいアルバムが完成した。怒りや愛、渦巻くカオスな感情を、ロックにデジタル・ハードコア、ダンス・ミュージック、宗教音楽すらも取り込み、スサシの世界として聴き手に提示する。ただでさえ強烈な個

SCANDAL "Documentary film MIRROR"

昨年1月リリースのアルバム『MIRROR』を引っ提げ、日本、北米、欧州をまわる自身2度目のワールド・ツアー[SCANDAL WORLD TOUR 2022 "MIRROR"]を同年3月から9月にかけて開催したSCANDAL。その北米および欧

Physical Drafty

メンバー・チェンジを繰り返しながら、長きにわたって活動を続けている3ピースのキャリア初アルバムには、現体制で再構築した既存曲と新曲を合わせた全12曲を収録。歌モノだった原曲をリミックスばりの勢いでインスト曲に再編した「DISCORTION

PILI PILI

16ビートのグルーヴィなファンク・ナンバーが軸にありつつタイトなリズム、ガレージ系やポスト・パンクの匂いも感じるギターがオルタナティヴな、BimBamBoomならではのインストが詰まった4作目のアルバム。今回は2021年からスタートしたコラ

Tokyo Aventure

中国ツアーも大成功となったBimBamBoomが、"東京"の看板を背負い世界に向けて放つ3rdアルバム。表題曲では"雷門"、"スカイツリー"と東京の名所が登場、ラスト・トラックのタイトルには日本の象徴"富士山"も。TVCMタイアップ曲も収録

Shinzo BakuBaku

ユニークなオルタナ・ファンクを鳴らすインスト・バンドの2ndアルバムは、ご機嫌な雰囲気はそのままに、前作に比べより骨太な印象に仕上がった。どっしりと地面を揺らすようなベースとドラムの上で、ハードなギターと歌い叫ぶようなサックスが暴れ回り、さ

TIGER ROLL

山口美代子(Dr)を中心に結成され、"フジロック"への出演も話題となった女性5人組インスト・バンドのデビュー・アルバムは、いい意味で肩の力が抜けた独自のオルタナ・ファンクを軽やかに鳴らしている。洒落が効いたタイトルのオープニング曲「O.E.