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DISC REVIEW

切り傷

前作から約半年というスパンで到着した新作で、3人はまた新たな扉を開いた。タイトル曲は、TVアニメ"ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇"のエンディング・テーマ。同シリーズとタッグを組んだシングルはこれで3枚目と

1440

声優の夏吉ゆうこ(Vo)と、コンポーザー/ギタリストの大和による音楽ユニットの1st EP。朝、昼、夕方、夜と1日の流れを描いた全4曲はダウナーで、アンビエントで、アトモスフェリックなエレクトロ・サウンドが大半を占めていて、ポップなキャラソ

模造生活

声優の木村千咲と作曲家のラムシーニによるユニット、群咲の4thシングル。木村の実体験がもとになって生まれたという「模造生活」は、これまでの比較的内省的な印象を与えるサウンドではなく、強烈なまでの怒りをぶちまけ、自分は自分の思うように生きてい

柊

21歳の等身大をラヴ・ソング、ライフ・ソングにダイレクトに昇華した13曲+ボーナス・トラックからなる1stフル・アルバム。メジャー・デビュー曲「君のいない初めての冬」や1st EP収録曲の「死ぬまで君を知ろう」、そのあとの配信楽曲「白いワン

UPSIDE DOWNTOWN

前作『サイファールーム』から1年と少々という時間は、あるくとーーふにとってこれまで以上にクリエイティヴな時間となったようだ。高校の同級生でバンドを始め、"未確認フェスティバル"でファイナリストになるなど、10代のうちから抜きん出たポップ・セ

完ペキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を2

バンもん!の約4年ぶりとなるフル・アルバムが完成。文句なしに素晴らしいし、間違いなく自信作だろう。10周年を迎えますます自由度と純度を増していくのは、それぞれの人生に責任を持ち、それをしっかりと受け入れているからこそ。アイドルなのに人間臭く

CHANGEMAKER

劇場版"DEEMO サクラノオト~あなたの奏でた音が、今も響く~"の歌姫オーディションで、世界中の応募者の中から当時14歳でグランプリを獲得したシンガー、Hinanoの3rdシングル。これまではミディアム~スロー・ナンバーが多い彼女だったが

ohashiTrio collaboration best -off White-

デビュー15周年を迎えた大橋トリオが12のアーティストと共演した曲を収めたコラボ・ベスト・アルバム。JQ from Nulbarichがフィーチャリング参加だけでなくプロデュースも務めた「La La La」は、これまでの大橋トリオの素朴で温

感情特急

約1年ぶりとなるミニ・アルバムには全5曲を収録。軽快で賑やかな「最後の友人」では創作する日々の葛藤が滲み出ていたり、躍動感とまどろみ感たっぷりに繰り広げられる「煩悩グラインド」では、便利になっているのにどこか心が満たされないある種の現代病を

SINDERELLA

"ホロライブプロダクション"傘下の英語圏グループ"hololive English -Myth-"に所属しているVTuber、Mori Calliopeのメジャー1stフル・アルバム。"10個の大罪"をコンセプトに、THE ORAL CIG

しるし / ℃

今年結成15周年を迎えるラックライフの両A面シングル。それぞれアニメのタイアップということで作品に寄り添ってはいるものの、間違いなくこれらは彼らの歌として存在する。ここにいる意味をくれた喜びを歌うミドル・バラードの「しるし」("文豪ストレイ

わたしのノクターン

青春ロックを追い続ける3人組ガールズ・バンドが、ついにメジャー・デビューを果たす。本作には、恋人への思いを不器用に綴った「二人」、"毎日コンテニュー"して新しい日々を生きていく「ゲームオーバー」、オール英語詞のサビが新鮮な、過去の恋愛を吹っ

ウィンターランド

関西のライヴハウス・シーンを中心に注目を集めるバンド フリージアンが、初のクリスマス・ソングを誕生させた。聖夜の煌びやかな情景を描き出すような壮大なアレンジは影を潜め、あくまでマエダカズシの歌を中心に据えるかたちで練られたサウンドメイクが潔

メンバー募集"1"でワンマンTOUR

2022年まで9年間在籍したギタリスト 夏目創太のラスト・ツアーより、渋谷CLUB QUATTRO公演を収めた本作。夏目最後のクアトロ公演を見届けようと集ったファンで会場はソールド・アウト、熱気でレンズが曇ってしまいそうなほど、その熱狂ぶり

無限の終わり

ロック・バンドのサウンド、ボカロP楽曲の複雑さ、哲学的で深読みできる歌詞で群雄割拠ののダンス・ヴォーカル・グループ・シーンで異彩を放つ"げんじぶ"の3rdアルバム。相変わらず複雑で言葉数の多い歌詞やラップを見事に7人で繋げ、超絶的なトラック

ニホンバレデンセツ

新メンバーの辻 こはるが加入した"お祭り系アイドルユニット"FES☆TIVEが、新体制初のCDを完成させた。タイトルからしておめでたい表題曲の「ニホンバレデンセツ」は、半ば強制的に頭をポジティヴに切り替えてくれるハッピー・ソング。終始ハイテ

Flowers

OKAMOTO'Sのコラボレーション・アルバムとはいったい? と妄想していたら、相手はメンバー。4人が曲のプロデューサーとなって自由にアイディアを出したことで、音楽的なキャラクターが明快に。「Gimme Some Truth」の90s UK

負けんなBABY

元BiSのプー・ルイが率いるアイドル・グループ PIGGSのメジャー・デビュー・シングル。その表題曲は、"負けんな 負けんな"、"頑張れ 頑張れ"とまっすぐな言葉を歌う直球ど真ん中の応援歌「負けんなBABY」だ。エモーショナルな歌唱とストレ

キミノイル世界線 feat. another anima

エイベックス/講談社/DNPによる音楽×仮想世界プロジェクト、十五少女。同プロジェクトによる新曲「キミノイル世界線 feat. another anima」は、2022年8月にリリースされたEP『ASTRONOTES』で聴かせたパンキッシュ

イノチノマーチ

"ギョギョッとサカナ★スター"の主題歌として春に番組が放送開始されて以来、待望の音源化となった「イノチノマーチ」。さかなクン描き下ろしのジャケットには、"水の中"、"地図の外"へ駆け出す海の生き物に扮したメンバーが。輝く目からみなぎるワクワ