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DISC REVIEW

孤独な夜とシンフォニー

独りの夜に――余計なことを考えてしまったり、心の奥にしまい込んでいた気持ちがこみ上げてしまったり。どうにも感情がコントロールできないなんて経験は、きっと誰にだってあるはず。今作は、そのとき対峙する様々な自己や感情によって、人は構成されている

この胸いっぱいの愛を

あぁ、もう本当に終始愛に満ち溢れていて、たまらなく愛しい気持ちにさせられる。グッバイフジヤマ初のフル・アルバムは、バンドに捧げた青春を謳歌するような初っ端の「BOYS IN THE BAND」から極上のポップ・ソングのオンパレード。性急なビ

フレデリズム

"踊る世界平和"----それぐらいフレデリックの踊るビートに対する真摯さは曲や歌詞に表れる。フックのある一見ネガティヴなワードを肯定的にひっくり返すオセロ的リリックに決意を込めた「オンリーワンダー」を皮切りに、四つ打ち以外にも力技のハイパー

honeymoon

前作『YOUNGSTER』に続き、GRAPEVINEやくるりを手掛けた根岸孝旨をサウンド・プロデューサーに迎えて制作を行ったミニ・アルバム。まず1曲目の「モラトリアム・ラヴ」から、飛び込んでくるアンサンブルの迫力が前作にも増して進化を遂げて

the Post

東京都出身、平均年齢18歳のガールズ・バンドが初の全国流通盤をリリース。どこか気の抜けたようで浮遊感のあるヴォーカルとガレージ直系のザラついたサウンド、空想的なようでよく聴くとリアリティのある歌詞......というコントラストの絶妙さにこの

Guess Who?

JAMIROQUAIを彷彿とさせるジャケットも小粋で、敬意に溢れている。シンガー・ソングライターのJQをリーダーに結成され、今年6月にリリースされたシングル『Hometown』も好評のNulbarichが早くも1stフル・アルバムをリリース

ME to ME

中学のときに英語の授業で習った"This is a pen."という例文で大人になることのバカらしさを感じた人は絶対に聴いた方がいい。Helsinki Lambda Clubがリリースする初のフル・アルバム『ME to ME』、その1曲目が

Fou is this?

クラウドファンディングでの企画を経て今年8月に現バンド名に改名した4ピース・バンド、FouFouによる1stミニ・アルバム(いしわたり淳治プロデュース)。新名義での初音源ということもあってか、昂揚感、幸福感、期待、少しの不安など様々な感情が

Requiem For Hell

年間150本以上のワールドワイドなツアーを行い、日本人バンドとして世界のオーディエンスを多く獲得しているインスト・バンド、MONO。近年、逆輸入的に新しいリスナーから支持を得ている印象も。本作では、昨年日本でダブル・ヘッドライナー・ツアーも

Whatever happens happens

上杉周大(Vo)、井上仁志(Gt)がそれぞれソロ・アルバムをリリースし、ツアーを行うなど、個々の活動が目立っていたTHE TON-UP MOTORSの約1年半ぶりとなる今作は、全6曲を収録。これまでのアルバムでも冒頭の曲でバンドの意気込みを

world e.p.

ドラム、ベース、ギター、そしてヴォーカルというオーソドックスなバンド形態でありながら、それぞれがシンセをいじり、思い描く音世界、サウンドスケープに相応しい音を鳴らす。夢心地の時間に鳴っていてほしいファンタジックさで、また耳を澄まして聴き進む

檸檬

3ピースのロック・バンドとして、どんなことができるか。それを馬力のあるサウンドで勢いよく爆発させるだけでなく、想像力を膨らませて、頭の中で鳴っている音をなんとか実現しようと手を尽くす。BURNOUT SYNDROMESの音楽はそんなロマンに

ヒカリアレ

デビュー・シングル表題曲「FLY HIGH!!」に続いて、今回の「ヒカリアレ」が人気アニメ"ハイキュー!!"のオープニング曲に2クール連続で抜擢された。3ピース編成で、歌を真ん中に据えたバンド・サウンドながら、壮大なクラシックを思わせるドラ

a.k.a

今年7月にリリースした『LIVING ROOM EP』の延長で、キャッチーであることを意識したバンドの最新モードをスケールアップした形で印象づける1stフル・アルバム。スタジオにおけるギミックとメンバーによる演奏のダイナミクスを際立たせるこ

サタニックマジョルカ

バンドにとって初の全国流通盤。ジャンルも時代も横断するサウンドとフィクションの世界を舞台にした歌詞との組み合わせによって生まれた全13曲を聴いていると、まるでタイムマシンに乗りながら時空をさまよっているような気分になるが、一見非現実的に聞こ

BAKAMANIA

ライヴハウス・シーンで注目を集め始めている北浦和の4人組、"アナバン"ことANABANTFULLSが結成から3年、満を持してリリースする初の全国流通盤となるアルバム。"グルーヴィ・ロック・バンド"と自ら掲げるとおり、いわゆる踊れるロックが彼

POP MUSIC

キャッチコピーは"代替不可能性"。大阪発の3ピース・ガールズ・バンド paranoid voidが、他の誰かとは代えることのできない存在になりたいという想いを込めて完成させた、初の全国流通盤となるミニ・アルバム『POP MUSIC』。バンド

ナイショ ナイショ

一途でキュートな女の子の気持ちをポップでキャッチーな歌にする、愛知発の4人組ガールズ・バンド"ポタリ"が全曲一発録りで完成させたニュー・シングル『ナイショ ナイショ』。鈴木奈津美(Vo)が中心に手掛ける歌詞には、学生のころに誰もが体験したこ

cluster migration

1999年の結成以来17年、広島を拠点に活動し続けているspeaker gain teardropの約3年ぶり8作目となるニュー・アルバム『cluster migration』。3ピースにもかかわらず、夜の静寂に溶けるような音から、激情に駆

スペースエコー

カントリー・ポップの「こだまことだま」(Track.5)、大人っぽい「ライムツリー」(Track.3)、そしてアグレッシヴなギター・サウンドを追求した「スノードロップ」(Track.9)。この5thアルバムに収録されたシングル・ナンバーを聴