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DISC REVIEW

CHOOSE LIFE

THE BEATLESを敬愛し、ブリットポップやOASISなどUKロック、そしてVAMPIRE WEEKENDらも並列して吸収する今の20代ならではのサウンド。ただ卓越しているのはその音楽が正面切って美しいところだ。英文和訳的な青春文学風の

GINGAKEI

ロック・バンドとしての定型など一切なし。ラップや電子音など様々な要素を組み合わせ、振り切って進むパノパナの姿勢が清々しい。彼らのメジャー2ndミニ・アルバムは、強烈なアートワークに負けず、中身もまさに"銀河系"さながら、未体験で、ギラついて

光福論

"絶対的、鍵盤系ドラマチックポップバンド"を掲げる男女3人組の3rdシングルは、愛をテーマにした表題曲とカップリングの「アイノウ」の2曲を収録。森 彩乃(Vo/Key)が"何をするにも結局は「愛」だよなあ!"と感じているなか、愛する中華料理

muse

2018年8月に解散したShout it Outの山内彰馬より1stミニ・アルバムが到着。新たなバンド"mother"での活動も発表した彼だが、ソロ作としての初音源となる今作は、弾き語りを軸に自らの想いを力の限り広く届けようとした1枚だ。プ

ES

"死生観"、"人は花のよう"というコンセプトを持つ1年ぶり2枚目のEP。前2作と同じように次の作品と2部作になるという。加えてセリフだけのトラックやインタールード的なインストも含む物語性を重視した構成や、ピアノを使うなど、世界観を作るため基

Ode To Joy

"俺が作る最高の曲を、お前ら、どれだけぶっ壊せるんだ!?"というフロントマン、Jeff Tweedyの挑戦に経験豊富な名うてのミュージシャンたちが応え、バチバチと火花を散らしていたWILCOも今は昔。Tweedyのソロ活動を挟んで、3年ぶり

Hey, I'm Just Like You

10代でデビューしたカナダのオルタナ・フォーク・ロックの双子デュオもキャリア20年余。本作は自伝"High School"の執筆のために資料を探していた際、発見したキャリア初期のカセットが制作の発端にあったのだとか。自伝と対になっている印象

Leaving Meaning.

NYエクスペリメンタル・ロックの重鎮による15thアルバム。2010年の再結成以降の活動スタイルであった6人編成を、前作『The Glowing Man』をもって解散させたSWANSだが、今作ではフロントマンのMichael Giraを中心

Lilac

THE EARLY NOVEMBERと言えば、90~00年代に多くのポップ・パンク/エモ・バンドを輩出したDrive-Thru Records全盛期のバンド(そのシーンの衰退と共に活動を休止)というイメージが大きいが、実は2011年に復活を

You Deserve Love

アメリカ ケンタッキー州ルイビルを拠点に活動しているガレージ・パンク・バンド、WHITE REAPERの3枚目のフル・アルバム。もともとは3ピースだったが、『White Reaper Does It Again』(2015年)はキーボードを

Miracle Pill

"アメリカン・ロックの良心"ことGOO GOO DOLLSの12作目となるフル・アルバム。30年以上活躍しているバンドだというのに、オヤジ臭さがまったくないのが本当にすごい。暑苦しさ、説教臭さなど皆無のポジティヴ・ポップ・ロック。GOO G

Under Your Sky

Crook、Davidsonの2組の兄弟で構成されたUKシェフィールド発の4人組バンドが、2ndアルバムをリリース。同郷ARCTIC MONKEYSの後継者とも目されたデビュー作から約2年、プロデューサーにJames Skelly(THE

NEW STEP

フィジカル盤としては『未完成』から約2年ぶりとなる初のアルバム・リリース。バンド主導の再スタートを切った心機一転のムードを象徴するように、今まで以上に自由なアプローチで完成させた全9曲だ。エレクトロなサウンドを大胆に取り入れた「Hands

Game Over

"ダンサブルなロック"のイメージから、フロントマン MONJOEのトラックメイカーとしての打ち込みスキルを生かした音源にシフトし、ライヴではそれらのトラックを生音と融合させ、グルーヴを膨らませるスタイルを推し進めてきたバンドが、一連の流れを

Surviving

エモの代名詞としてシーンを牽引してきたJIMMY EAT WORLDが、ついに今年デビュー25周年を迎えた。四半世紀という年月は、デビュー当時に生まれた赤ちゃんが、もう立派に社会人していて、なんなら子供がいてもおかしくないほどの長い年月だが

WEEKENDER

前作『FROM ALTERNATIVE』でタイトルに掲げた"オルタナティヴ"なロックの系譜に連なるスタイルではあるが、今作『WEEKENDER』は、そのクリエイティヴィティが大きく飛躍した作品となっている。ギターを主体にラウドに走るロックン

月光

学生時代に様々なコンテストでグランプリを獲得し、"マイナビ未確認フェスティバル2019"のファイナリストにも選ばれた、男女混成のポップ・ロック・バンドの2ndシングル。タイトル曲の「月光」は、センチメンタルな空気をエモさもあるバンド・サウン

ごめんなんて言葉

"ごめんなんて言葉"というタイトルから、歌謡的なエッセンスを感じる人もいるかもしれないが、今作はひと言では言い表せない。ダイナミックな「Get Up」があったかと思えば、緩さもある「昼過ぎのコーヒー」が現れ、さらには、フォークなのにハードな

Family

エレクトロやR&B、ヒップホップの影響を感じさせる配信限定EP『Mirror Mirror』と対になる、バンドのフィジカル面を打ち出した作品とも言えるが、完全に対照的でもないところが面白い。9月に先行配信した「なにもしらない」で窺えた、震え

DEAD or A LiME

何かと話題に事欠かない破天荒アイドル 第3期BiSが、メジャー・デビュー・アルバムに続きメジャー1stシングルをドロップ。アグレッシヴなロック・チューン「DEAD or A LiME」では、ジャケット写真から伝わってくる獰猛で攻撃的なイメー