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DISC REVIEW

Japanese

2020年03月号掲載

BLUE・S・LOWLY

Miyuu

『BLUE・S・LOWLY』

Release Date : 2020-02-26
Label : avex trax

洋楽の弾き語りカバーで注目され、2016年にデビューしたSSWの1stフル・アルバム。Xmasシーズンから配信されている「very merry Xmas」や、映画"新卒ポモドーロ"主題歌の「Restart」をはじめ、グッとオーガニックでゆったりしたサウンド・プロダクションに乗せて、今の心情を素直に歌ったナンバーが揃う。いわゆるサーフ・ロック・テイストだが、憧れを追っても結局自分は自分でしかないと歌う「no one」、表現する人の苦悩、言葉を書く人の葛藤を窺わせる「someone's tune」など、チルアウトできるだけではない、20代女性の赤裸々な心情も。そのうえで、アルバム全体には海の上に昇っていく朝日をイメージしたという穏やかさが通底しており、じっくり聴きたい仕上がりに。(石角 友香)


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オーガニックなサーフ・ロック・テイストに、印象的なエレクトロニック・サウンドなども導入し、映像喚起力が格段にアップした作品。音像やアレンジの深みは、プロデューサーにMichael Kanekoを迎えたことが功を奏している模様。ブレスが多めの歌唱が海辺のマジックアワーに合う「Love you in blue」、ピアノがジャジーでNorah Jonesを想起させる「yellow light tonight」、音像が"近い"「indigo night」、裏拍のリズムとホーンが海の匂いさえ想起させる「summer together」、ミニマムで屋内に場所を移したような「shine on you」など、聴感で場所を擬似体験できる。過ぎた恋や言えなかった言葉、会えない誰かの心の平和を祈る歌など、今に寄り添う歌詞もいい。(石角 友香)


BLUE・S・LOWLY

洋楽の弾き語りカバーで注目され、2016年にデビューしたSSWの1stフル・アルバム。Xmasシーズンから配信されている「very merry Xmas」や、映画"新卒ポモドーロ"主題歌の「Restart」をはじめ、グッとオーガニックでゆったりしたサウンド・プロダクションに乗せて、今の心情を素直に歌ったナンバーが揃う。いわゆるサーフ・ロック・テイストだが、憧れを追っても結局自分は自分でしかないと歌う「no one」、表現する人の苦悩、言葉を書く人の葛藤を窺わせる「someone's tune」など、チルアウトできるだけではない、20代女性の赤裸々な心情も。そのうえで、アルバム全体には海の上に昇っていく朝日をイメージしたという穏やかさが通底しており、じっくり聴きたい仕上がりに。(石角 友香)



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