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黒猫チェルシーの「開拓!ネコロンブス」【第14回】

2018年03月号掲載

黒猫チェルシーの「開拓!ネコロンブス」【第14回】

黒猫チェルシーの開拓!ネコロンブス 第14回 <澤 竜次(Gt)>

今回開拓する内容は、兼ねてから俺が最も好きなキャラクターだと公言している『アルフ』。
アルフとは、日本ではNHKで1989年から断続的に、1995年から1997年まで連続的に放送されていたアメリカのドラマである。
まず主人公のアルフとは、猪のような風体でありながらメルマック星から不時着した2足歩行のエイリアンである。
名前の由来は「Alien Life Form(地球外生命体)」から。
タナー家(父ウィリー、母ケート、姉リン、弟ブライアン)の納屋にUFOごとアルフが不時着し、世間にバレないように匿う生活が始まる。
メルマック星が核戦争で爆発した事により不時着してしまい、仲間ともはぐれている。
実はなかなかシリアスな設定である。

アルフの性格は乱暴で奔放ではあるが、本当は家族思いで優しく甘えん坊である。
日本のキャラクターでいうと、寅さんが1番近いかもしれない。
ちなみにアルフの吹き替えは所ジョージさんが担当しており、これが他の誰も一切考えられない程あまりにもハマっているのである。

アルフグッズもぬいぐるみを始め、色々頂いた。
左のアルフは俺のデビュー当時の衣装を真似て作成してくれた服を着ている。

大抵のキャラクターの場合はまず外見の可愛さから作り、内面のアイデンティティを築いていくのではないだろうか。
その点アルフの大きな魅力として、アルフをあまり知らない人は写真だけを見ると「可愛い」と誰も言わないのに、映像を見た途端に必ず「可愛い!」と言わしめる事がある。
おそらくそれは、あの一見取っつきにくい見た目のアルフから子供らしさと人情を同時に見出すからだと思う。
発言する内容は身勝手で生意気に思えるが、実は的を得ているところなども。
例えば、くしゃみを繰り返しても風邪ではないと言い張るウィリーに対して「科学的に教えて、くしゃみ何回から風邪になんの?」など、生意気だけど無邪気で確かに、と笑ってしまう言動が多い。

全シリーズ所持しているのだけど、弟や友人に貸している為半分以上が手元に無い。

アルフが初めて涙を流す「アルフのクリスマスプレゼント」という回は涙無しでは観られない。
これは日本で未放送だった回で、2009年12月に初めて放送された。
観た事無い方は1話から観つつ、是非この回はオススメしたい。

ちなみにアルフの大好物は"猫"であり狙っては食べようとするので、我々からすると敵である。