Japanese
黒猫チェルシー
2016年02月号掲載
Member:渡辺 大知(Vo) 澤 竜次(Gt) 宮田 岳(Ba) 岡本 啓佑(Dr)
Interviewer:沖 さやこ
黒猫チェルシー、約3年半ぶりのオリジナル作品である。高校卒業後すぐに上京し、10代のうちにメジャー・デビューを果たす。彼らはものすごいスピードでリリースを重ね、走り抜けてきた。この3年半は無論空白ではなく、その密度や充実度はこのシングル『グッバイ』を聴けばわかるだろう。生き急ぐように音楽を鳴らし続けていた彼らは、焦ることなく地に足をつけてひとつひとつ丁寧にバンドの目指すべきものを探し続けていた。3年半の軌跡を辿りつつ、黒猫チェルシーの現在形に迫る。
-ニュー・シングル『グッバイ』はオリジナル作品としては2ndフル・アルバム『HARENTIC ZOO』(2012年リリース)以来約3年半ぶりのリリースです。まず『HARENTIC ZOO』はみなさんにとってどんな作品になりましたか?
澤:あのアルバムはそれぞれがGarageBandを使って制作して、それをプロデューサーに持っていってアイディアをいろいろ出してアレンジを詰めて......とにかく夢中で作業してました。黒猫のキャパシティを広げることができて新たな武器を手に入れられた作品にはなったんですけど、この作品を作ったことで"黒猫を端的に伝えるにはどういう作品を作るべきなのか?"ということを考えさせられ始めました。
宮田:プロデューサーやゲスト・ミュージシャンの仕事ぶりにも感銘を受けて、制作環境や制作過程はすごく自分に刺激になって、音楽家としてスタートした感覚がありました。
渡辺:『HARENTIC ZOO』は"黒猫チェルシーがどれだけポップにロックなことができるのか?"ということを模索したアルバムだと思うんですよね。取り組み方としてはよかったと思うし曲単体で好きな曲もいっぱいあるし、今のライヴに欠かせない曲もたくさんあるんですけど......窮屈さみたいなものもあって。
-"窮屈さ"?
渡辺:『HARENTIC ZOO』の曲は気に入ってるんですけど、歌詞も含めて"黒猫チェルシーはこういうバンドだからこういうことをするべきだ"みたいに頭を使って作った作品だったんです。それで実際『HARENTIC ZOO』がそれほど売れなかったというのもあって、悔しかったし、それと同時にもっとストレートにシンプルなものを作りたいと考えさせられたんですよね。音楽は自分たちのパーソナルな部分に近いものであって欲しいし。だからこの3年間は、そのことについていろいろ考えながら曲を作り続けた時間でもありましたね。
澤:そこからまた4人でスタジオに入って持ってきたフレーズを構築して、そうやって作った曲をすぐライヴでやってみたり。だから4人が音を鳴らしてかっこいい瞬間はどういうときなのかを肌で感じられて。そこでバンドとして地に足をつけることができました。
岡本:この3年間はメンバーそれぞれの役割分担も再確認できたいい時間になったんじゃないかと思っていて。お互い干渉しすぎず、それぞれの得意なものを持ち寄ったら面白いものができるだろうと。
渡辺:25年の人生で1番音楽を聴いたのがこの2年間で。いろんなものと出会ったことで、"そもそもどうして音楽を好きになったんか"とか"どういうものが好きで、どういう人が好きで、どういう景色にぐっとくるか"とか、自分たちのルーツに立ち返ったんです。もともと持っているものに逆らわず、嘘をつかずに曲を作れたらなと思わされた時期ですね。歌詞に関しても聴いたときに"これが俺です"と言えるものにしたかったんです。
-2014年4月にリリースされたベスト・アルバム『Cans Of Freak Hits』の新録曲「サニー」は今作『グッバイ』への足がかりでもありましたか?
渡辺:あの曲は一発録りなので、『HARENTIC ZOO』よりもアナログな作り方をしたんですけど......実際僕自身が"シンプルに"というところを考え始めたのは「サニー」後くらいからなんです。前のレーベルの契約が切れて"いついつまでに曲を作りなさい"という状況がなくなって――曲を作ることが生活の一部というか、当たり前のことでありたいなと思って。"今の音楽シーンに自分たちはどういう曲で勝負できるだろう?"、"自分たちはどういう曲を作りたいんだろう?"ということを考えて......本当にいろんな曲を作ったんです。その中のひとつが「サニー」で。その中で"他のバンドがこの言葉を使ったら照れくさいだろうけど、僕が言ったらハマるんじゃないか"っていうことも考えて、それで"シンプルなメロディにこういう言葉が乗ればパーソナルな部分がストレートに届くんじゃないか"と思ったんですよね。
-それは渡辺さんが出演されたNHK連続テレビ小説"まれ"の劇中バンド、little voiceの楽曲にも通ずるところがありますね(※little voice は2015年8月にシングル『涙のふたり / また会おう-バンドver.-』をリリース)。
澤:そうですね。little voiceの楽曲はこれまで黒猫がやってたこととは違う種類のストレートさというか。今まで自分たちが影響を受けてきた90年代の日本のバンドにも好きな要素はたくさんあったんですけど、こういうものを黒猫に持ち込むと音楽性がブレるんじゃないかという気持ちがあったんです。それは自信のなさから来るものだったのかもしれない。でもlittle voiceは黒猫ではないということもあって、そういう要素を取り込んで自分たちで作って、ああいうシンプルで伝わりやすいまっすぐな歌詞の曲を演奏することができて――全然成立してるやん!という実感がありましたね。
LIVE INFO
- 2025.10.07
-
LONGMAN
緑黄色社会 × Aqua Timez
古墳シスターズ
FOO FIGHTERS
- 2025.10.08
-
THE ORAL CIGARETTES
TOKYOてふてふ
FOO FIGHTERS
Re:name × Enfants
JON SPENCER
MONO NO AWARE
ORCALAND × Gum-9
- 2025.10.09
-
キュウソネコカミ
Rei
OKAMOTO'S
終活クラブ
JON SPENCER
DOES
アイナ・ジ・エンド
感覚ピエロ
Hedigan's
Plastic Tree
羊文学
Kroi
- 2025.10.10
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
暴動クラブ × 大江慎也
Rei
SUPER BEAVER
ザ・シスターズハイ
KING BROTHERS
PEDRO
YOASOBI
moon drop
オレンジスパイニクラブ
OKAMOTO'S
the cabs
WHISPER OUT LOUD
FRONTIER BACKYARD
LEGO BIG MORL
JON SPENCER
NOMELON NOLEMON
a flood of circle
DOES
水曜日のカンパネラ
FOO FIGHTERS
キタニタツヤ
たかはしほのか(リーガルリリー)
ExWHYZ
MONOEYES
藤森元生(SAKANAMON)
大塚紗英
感覚ピエロ
ZAZEN BOYS×サニーデイ・サービス
East Of Eden
アーバンギャルド
JYOCHO
羊文学
小林私
THE SPELLBOUND
- 2025.10.11
-
終活クラブ
キュウソネコカミ
トンボコープ
Appare!
cinema staff
秋山黄色
YOASOBI
moon drop
コレサワ
OKAMOTO'S
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
KNOCK OUT MONKEY
INORAN
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
KANA-BOON
ExWHYZ
FRONTIER BACKYARD
androp
カミナリグモ
brainchild's
フレデリック
envy × world's end girlfriend × bacho
"JUNE ROCK FESTIVAL 2025"
East Of Eden
Official髭男dism
藤沢アユミ
豆柴の大群
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.12
-
a flood of circle
キュウソネコカミ
SUPER BEAVER
WtB
キタニタツヤ
セックスマシーン!!
WESSION FESTIVAL 2025
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
INORAN
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
Omoinotake
Bimi
ART-SCHOOL
Official髭男dism
eastern youth
なきごと
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.13
-
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
Awesome City Club
ExWHYZ
Appare!
The Biscats
brainchild's
Rei
OKAMOTO'S
秋山黄色
Age Factory
トンボコープ
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
"WESSION FESTIVAL 2025"
岡崎体育
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
シド
SCANDAL
cinema staff
Cody・Lee(李)
コレサワ
ネクライトーキー×ポップしなないで
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
hockrockb
Omoinotake
Kroi
PIGGS
清 竜人25
Plastic Tree
ぜんぶ君のせいだ。
LiSA
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.14
-
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
ドミコ
THE ORAL CIGARETTES
Hump Back
Survive Said The Prophet × NEE
MONOEYES
ぜんぶ君のせいだ。
超☆社会的サンダル
go!go!vanillas
武瑠 × MAQIA
- 2025.10.15
-
ドミコ
LONGMAN
PEDRO
キュウソネコカミ
MONOEYES
打首獄門同好会
アカシック
HY × マカロニえんぴつ
ポルカドットスティングレイ
藤巻亮太
- 2025.10.16
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
YOASOBI
PEDRO
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
"Shimokitazawa SOUND CRUISING presents. サウクルラボ vol.1"
SCANDAL
SIX LOUNGE
brainchild's
- 2025.10.17
-
挫・人間
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
アイナ・ジ・エンド
YOASOBI
a flood of circle
ズーカラデル
LONGMAN
chilldspot
otsumami feat.mikan
リュックと添い寝ごはん
コレサワ
神聖かまってちゃん
終活クラブ
NOMELON NOLEMON
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
フラワーカンパニーズ
SUPER BEAVER
東京スカパラダイスオーケストラ
BIGMAMA
Bimi
- 2025.10.18
-
TOKYOてふてふ
伊東歌詞太郎
挫・人間
シド
OKAMOTO'S
YONA YONA WEEKENDERS
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
アイナ・ジ・エンド
moon drop
RADWIMPS
キュウソネコカミ
ぜんぶ君のせいだ。
bokula.
the cabs
SWANKY DOGS
amazarashi
INORAN
WtB
osage
"LIVE AZUMA 2025"
カミナリグモ
Cody・Lee(李)
阿部真央
Newspeak
センチミリメンタル
東京スカパラダイスオーケストラ
Keishi Tanaka × 村松 拓
"ASAGIRI JAM'25"
ズーカラデル
I Don't Like Mondays.
Victoria(MÅNESKIN) ※振替公演
ロザリーナ
the paddles
神聖かまってちゃん
LACCO TOWER
星野源
- 2025.10.19
-
DYGL
リュックと添い寝ごはん
OKAMOTO'S
Age Factory
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。
moon drop
コレサワ
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
SIX LOUNGE
リリカル / みじんこらっく / とにもかくにも / ティプシーズ / 台所きっちん
SUPER BEAVER
Laura day romance
WtB
Omoinotake
"LIVE AZUMA 2025"
Cody・Lee(李)
ビレッジマンズストア
SPRISE
伊東歌詞太郎
浪漫革命
LUCKY TAPES
ハンブレッダーズ / KANA-BOON / キュウソネコカミ / マカロニえんぴつ ほか
ネクライトーキー×ポップしなないで
Keishi Tanaka × 村松 拓
ナナヲアカリ
"ASAGIRI JAM'25"
高岩 遼
Sou
森 翼
SCANDAL
パピプペポは難しい
osage
星野源
PIGGS
- 2025.10.20
-
打首獄門同好会
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
TOKYOてふてふ
TenTwenty
- 2025.10.21
-
The fin.
神聖かまってちゃん
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
RELEASE INFO
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.19
- 2025.10.22
- 2025.10.24
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.05
- 2025.11.07
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号