Japanese
SpecialThanks
Member:Misaki(Vo/Gt) よしだたかあき(Dr/Cho)
Interviewer:吉羽 さおり
-この3ピースの形もだいぶ馴染んできましたかね。
よしだ:馴染んできましたね。ドラマーとしては、4人体制のときは真正面にヴォーカルがいましたけど、今ドラムの目の前が空いてるのがめっちゃ気持ちいい(笑)。誰かに、ドラムがいい意味で丁寧になったと言われたことがあって、プレイでのいい影響もある感じで。
Misaki:私はその分、動きがめっちゃ減ってる気がします。
よしだ:今はリード・ギターの分も1人でギターを弾くようになってるので。
Misaki:忙しくなってステージでパニックですけど(笑)、すごく楽しいし、練習も楽しいっていう感じです。
-その楽しいっていう感じは今回のアルバム『PUNK RECORDS』に出ていると思います。すごくいいアルバムで、それもなんてポジティヴで軽やかなんだろうって思う作品で。
Misaki:嬉しい。気持ちは軽やかかもしれない。
-内容的にはよりいろんな心情が滲み出ているなというのはあるんですけど、それでも軽やかだし、衝動感があって。さらにここまで積み重ねてきたバンドだからこその深みも加わった作品だと思います。アルバムとしてはどのような感じで制作がスタートしましたか。
よしだ:1年半くらい前から構想がスタートして、実は最初は7曲くらいのミニ・アルバムを作ろうという話だったんです。でも作っていく段階で俺が、やっぱりフル・アルバムがいいってなっちゃって。7曲できあがったところから、"いや、やっぱり今回はフル・アルバムにしよう"と。
Misaki:そこから曲をちょっとずつ増やしていくという。
よしだ:4年ぶりの全国リリースでもあるし、ミニ・アルバムよりもフル・アルバムのほうが、気合が入ってる感じをみんなに見てもらえるかなっていうのもある気がして。それでたくさん曲を書いてもらいました(笑)。
-7曲で終わったと思いきやそこからまた曲を作っていくのは、なかなか大変なこともありそうですね(笑)。
Misaki:そうなんですよね(笑)。で、さらに12曲分を作って録り終えて、もうこれで完璧だ! って思ったら、"もう1曲!"となって、13曲になりました。
よしだ:はははは(笑)。
Misaki:その最後にできたのが「POWERFUL POWER」という曲です。
よしだ:最後の最後でまだいい曲を書いてくれるのはさすがだなと。
Misaki:もうなんにも出てこないよって言ってたんですけどね。歌詞も言いたいことないよ。どうしようかって。じゃあ素直に、まっさらなときの気持ちを書こうと思ったんですよ。今回のアルバムでは、普段いろいろと思っていることやこの4年間で感じたことを歌詞に詰め込めたんですけど、(「POWERFUL POWER」)は思いを詰め込んでスッキリとした状態で書いた歌詞だったんです。自分でもびっくりしましたけどね、そこから"POWERFUL POWER"っていうワードが出てきたときは。
よしだ:最初は冗談かなって思ったけど。
Misaki:"解き放て パワフルパワー"って歌ってるしね(笑)。
-「POWERFUL POWER」はこれぞメロディックという曲ですね。アルバムはこの4年で感じたことを詰め込んだということですが、例えば「Hey! Sunny!」では諦めてしまいそうな思いが描かれたり、「30s PUNKS」ではまだ満足できないんだって思いが叫ばれたりと、この4年の中でも揺れ動く気持ちがあったことが窺えます。
Misaki:これまでは、メンバーチェンジがあったときの悲しかったりつらかったりした思いを隠していたんです。
-そうですね、インタビューでも表にしてこなかった印象です。
Misaki:素直になって、それをちゃんと歌詞にしたいなっていうのはテーマにありました。ありのままを、自分らしさを出そうっていう感じで。楽しい部分を切り取って書くことが多かったので、そういう思いは隠しがちだったんです。今までも悲しい曲はあったけど英語詞だから分かりにくかったと思うし。そこをちゃんと日本語で書こうというのは新しい挑戦でした。
-その日本語の歌詞となったのも、今回違和感なく受け止められたんですよね。
Misaki:良かったです。私の歌詞は分かりにくいものが結構多かったから。
よしだ:深く考えさせる表現とか、ちょっと宇宙に行きがちなところがあったので、それはいきすぎって引き戻して。
Misaki:歌詞を見てもらって、"こんな気持ちなんだけどこの表現で伝わる?"っていうのは今回聞きましたね。
よしだ:自分は歌詞を書かない分、素人目線で見られてるのか、"これはちょっと宇宙行っちゃってるね。地上戻っておいで"みたいな感じで(笑)。そういう気持ちならこんな言葉がいいかもねって言ったのが採用されることもありました。
-そういう過程もあってよりキャッチーに聞こえてくるんですね。
Misaki:そうしたかったので、それができて大満足です。
よしだ:いい考え方やいい経験を持っているし、それを書くならちゃんと伝わったほうがいいじゃないですか。深く詩的な歌詞よりも、パッと見てこんなことかなって伝わったほうが、Misakiという人間への共感がより持てると思うんです。よりキャッチーな言葉のほうがいいんじゃないかっていうので、提案もさせてもらいました。スペサンで表現するにあたっては、分かりやすくていいんじゃないかって。
Misaki:あまりやってこなかったことだから、やってみようって素直に思えましたね。こんなパンクで元気な曲やメロディに、日本語をハメるのって難しいなというのはありましたけど、そこも考えるのが楽しかった。
-制作のいい流れが感じられますね。そもそものところでこんな感じのアルバムにしたいっていうテーマはあったんですか。
よしだ:今回は"パンク"がテーマのアルバムを作ろうところから始まってますね。
Misaki:そこは時代も読んで(笑)。
よしだ:パンクがまた絶対に来るって先読みをしてというのは、半分冗談ですけど。スペサンってデビュー当時はパンクとかメロディックというジャンルで広がったもので、俺自身もそれで知ったバンドだったんです。昔からのお客さんもそのイメージが強いと思うけど、長くバンドを続けてくるなかではいろんな音楽もやってきて。俺は1回もとのイメージ――いろんな経験を経たスペサンが今パンクをやったときに、周りがどう反応するのかを見てみたいと思ったし、この2人の音楽ルーツがそういうところでもあったので、その原点を落とし込んでいくって思いでしたね。
Misaki:サポートをしてくれているいやまちゃんもルーツが近いしね。今だからこそやれるっていうか。
よしだ:自信を持ってやりたいし、やりたいことがやれているし。以前だったらできてない作品かなと思います。
Misaki:うん、今だなっていう感じがある。
よしだ:バンドの歴史も踏まえつつでね。
-2025年は結成20周年を迎えますしね。
Misaki:2025年12月に20周年に突入するんですけど、パンク・バンドとしては、結構貴重な存在だと思っていて──
-メロディック・パンク・バンドとして20年続けてきているのはもちろんですが、女性のバンドとしてこれだけ続けてきているのもすごくレアな存在なんですよ。
Misaki:自分でもかなりレアキャラだなと思います(笑)。私がやれることやみんなが求めてくれていることって、やっぱりこういうパンクなんだろうなと。今それをかっこ良くやれる自信もあるし、私がやるしかないじゃん! っていう気持ちも芽生えて、今回は音作りやミックス、マスタリングもパンクを軸にして作っているんです。
よしだ:迷ったときも、パンクならこっちでしょっていう選び方で進んでいく感じで。悩んだときの選択が早かったんですよね。
Misaki:エンジニアさん含めみんなで共有してできたので、すごく面白かった。
よしだ:楽しいレコーディングだったよね。
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