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INTERVIEW

Japanese

Poppin'Party

2019年01月号掲載

Poppin'Party

Member:愛美(戸山 香澄/Gt/Vo) 大塚 紗英(花園 たえ/Gt) 西本 りみ(牛込 りみ/Ba) 大橋 彩香(山吹 沙綾/Dr) 伊藤 彩沙(市ヶ谷 有咲/Key)

Interviewer:宮﨑 大樹

メディア・ミックス・プロジェクト"BanG Dream!(バンドリ!)"発のリアル・バンドであるポピパことPoppin'Party。2019年2月21~23日には日本武道館で開催される"バンドリ!"発の3バンド(Poppin'Party、Roselia、RAISE A SUILEN)による3デイズ公演、"TOKYO MX presents 「BanG Dream! 7th☆LIVE」"を控える彼女たちが、通算12枚目となるシングル『キズナミュージック♪』をリリースした。今回Skream!では、"ポピパらしさがMAXに表現できた1枚"と語る本作と、日本武道館への思いを訊いた。

-Skream!のインタビューに初登場となりますので、"BanG Dream!(バンドリ!)"やPoppin'Partyを知らない読者に向けて、それぞれがどんなものか教えていただけますか。

愛美:"バンドリ!"は"次世代ガールズバンドプロジェクト"と銘打って、キャラクターと同じように、リアルでも私たちが楽器を持って実際に演奏しながらライヴをするといったコンテンツです。現在、アニメやゲームなど様々なメディア・ミックスをさせていただいてまして、2019年1月3日からアニメの2nd Seasonがスタートしています。Poppin'Partyはそんな"バンドリ!"の中に登場するメイン・バンドで、ギター&ヴォーカルの戸山香澄ちゃんがメンバーを集めて結成した、女子高生のガールズ・バンドです。

-みなさんはそれぞれどんなキャラクターを演じているんですか?

愛美:私が演じている戸山香澄ちゃんは、小さいころに"星の鼓動"を聞いたことがあって、そこからずっとキラキラドキドキすることを探している女の子です。そんななかでバンドというものに出会ってPoppin'Partyを結成します。素直で明るい性格で、とにかく好奇心旺盛で猪突猛進なので、たまに人を驚かせちゃうようなこともあるんですけど、そこもかわいいです。アニメの2nd Seasonではちょっぴり大人になっていまして、泣き笑いしながら成長していく目が離せない魅力のある女の子です。

大塚:私が演じている花園たえは、幼少期からギターを弾いている、音楽が大好きな女の子です。性格はマイペースで、いわゆる"天然だね"って言われるような子なんですけど、芯が強くて、自分の言葉や行動に信念を持っている子だなって思います。それとメンバーのことが大好きなんですよね。アニメの第1期までは我が道を進んでいたんですけど、2nd Seasonではそんな彼女がどういうふうに成長していくかも見守ってほしいと思います。

西本:私が演じているベースの牛込りみちゃんは、人見知りで大人しくて、あまり自分に自信が持てない女の子なんです。2期では学年がひとつ上がってPoppin'Partyのみんなと打ち解けたぶん、前よりも自分から発言ができるようになってきています。"やまぶきベーカリー"のチョココロネが大好きなところは、1期とまったく変わっていないので、そういった変わらない一面も楽しんでいただけたらなと思います。

大橋:私が演じている山吹沙綾ちゃんはドラムを担当しています。実家が"やまぶきベーカリー"というパン屋さんをやっていまして、お店を手伝いながら学校生活を送っている忙しい女の子です。前に組んでいたバンドを脱退して、バンドを組むことに対してトラウマがあったんですけど、香澄の熱いラヴ・コールでPoppin'Partyに入ることができました。Poppin'Partyではお姉さん的な立ち位置で、縁の下の力持ちみたいな、みんなを後ろから見守ってサポートするような子です。周りを気遣って自分のわがままが言えない部分が多かったんですけど、アニメの2nd Seasonでは徐々にいろいろなことを話せるようになって、前よりも生き生きしている沙綾を観ていただけたらなと思います。

伊藤:キーボードの市ヶ谷有咲ちゃんはPoppin'Partyの突っ込み担当で、自由なメンバーを突っ込んで"あげる"優しい女の子です(笑)。口が悪いけど人様の前では言葉遣いがきれいだったり、実は頭がめちゃくちゃ良かったり、質屋の孫娘だったり、そんな個性溢れる子ですね。小さいころにやっていたキーボードをやめちゃっていたんですけど、香澄と出会ってキーボードやバンドの楽しさがわかっていったというエピソードもあります。

-12月8日には両国国技館にてワンマン・ライヴ"Let's Go! Poppin'Party!"が開催されました。ライヴを振り返っていかがでした?

愛美:Poppin'PartyはCDのリリースのスパンが短くて、ライヴで披露したことのない新曲が多くて、ファンのみなさんも聴きたい曲が多いかなと思っていたので、4曲初披露させていただきました。結構......限界を突破した感じです(笑)。

伊藤:やりたい曲がいっぱいあって、そのなかで構成をどうしようか考えつつ、クリスマスのコーナーだったり、バラエティっぽい要素を入れたりできたのが楽しかったです。

愛美:クリスマスの曲は12月にしかできないので、両国でやれて嬉しかったです!

西本:個人的には念願のチョココロネ(のおもちゃ)をお客さんに投げることができて、それだけでもうお腹いっぱいでした(笑)。

-(笑)新曲を4曲も披露したということでしたが、声優としての活動もあるなかでの練習はかなり大変だったのではないかと思います。練習など準備期間はどんな感じでした?

大塚:準備期間は2ヶ月くらいあったんですけど、それぞれの仕事もあるのでみんなで合わせられるのは1ヶ月前とか、もっとギリギリになってしまうことも多くて......今回も個人個人で詰めてゲネですり合わせていくような形のライヴになりました。

-では12thシングル『キズナミュージック♪』について聞いていきます。表題曲「キズナミュージック♪」は、Poppin'Partyらしいキラキラの詰まったポップ・ナンバーに感じました。少し切ない感じがあるのが、さらにいい仕上がりになっていると思います。この曲のレコーディングはいつごろに行われたのでしょうか?

愛美:夏の終わりくらい?

伊藤:そんな前だっけ!?

大橋:はるか昔だった気がする。

-ようやくCD化されたなって感じですか?

愛美:待ち遠しかったです。そのころはアニメのアフレコも進んでいなかったので、(アニメの)全体のストーリーを聞いてレコーディングしました。アニメを見ていただくと輪郭がハッキリする歌詞になっています。

-ストーリーに沿った歌詞になっているんですね。

愛美:リンクしてますねぇ。

-レコーディング前に、最初にこの曲を聴いたときにどんな感想を持ちましたか?

愛美:大好きな曲調で、メロディ・ラインに心をぐっと掴まれました!

大橋:2番終わりの間奏がとても好きです。

大塚:うん、ライヴでもエモかったよね。

-タイトルどおりにバンドの"絆"を歌った歌詞なので、感情移入しやすい曲なのかなと思いますが、この曲の歌詞の印象について聞かせてください。

大橋:ソロで歌っていくところかな。

伊藤:いいよね。"~の歌"、"~の歌"っていうところなんですけど、ここはぜひみなさんに聴いてもらいたいです。

西本:私はラスサビが好きです。全員がユニゾンをするんですけど、"キミと"だけ愛美さんがひとりで歌って"一緒だよ"からまたみんなでユニゾンになるんですね。細かい部分にエモさがあって好きです。"一緒感"があるというか。

愛美:私は2番のAメロの"出会ったときのこと 覚えている?"の部分が好きです。ここを歌っているとアニメの第1期を思い出したり、最初にライヴ活動をしたときのことがフラッシュバックしたりします。

大塚:アニメを全部観てからこの曲の歌詞を読み返してほしいですね。この曲を作ってくださった制作陣の本気が詰まっているんだなと感じます。

伊藤:6thライヴ("Let's Go! Poppin'Party!")で初披露したんですけど、"この曲良かった"って言ってくださるファンの方が多くて、伝わっているんだなと思いました。