Japanese
Poppin'Party × Roselia
Skream! マガジン 2021年10月号掲載
2021.08.22 @富士急ハイランド・コニファーフォレスト
Writer 宮﨑 大樹 Photo by ハタサトシ、斎藤チホ、福岡諒祠(GEKKO)、池上夢貢(GEKKO)©BDP ©CraftEgg ©BUSHI
"BanG Dream!(バンドリ!)"から生まれた最初のリアル・バンド Poppin'Party、そして第2のリアル・バンド Roselia。今回、"バンドリ!"を初期から支えてきた両バンドによるツーマンがついに実現、"The Beginning"と題された公演の2日目の模様をお届けする。
荘厳なクラシック音楽のSEに乗せてステージに登場したのは、すでにキャラクターが乗り移っているような空気を纏ったRoseliaの5人だ。"私たちがRoseliaよ。最後まで熱く行きましょう"。相羽あいな(Vo)のひと言で、情熱を迸らせる「PASSIONATE ANTHEM」を投下。上品で熱い演奏、そこへ乗せる相羽あいなの歌唱は絶好調だ。続く「R」では各メンバーが歌をリレーし、さらに、櫻川めぐが支えるドラムの上で中島由貴のベース、志崎樺音のキーボード、工藤晴香のギターと、ソロを回してテクニックでも見せつける。「Break your desire」で、グルーヴ感を確かめ合うように、お互いに向き合って楽器を奏でる姿にはグッと来た。メンバー紹介を経て「Proud of oneself」でスラップ・ベースを弾かせると、冷静さの中に情熱を滾らせる「熱色スターマイン」へ。"頂点へ狂い咲け!"の言葉が、会場の熱をグッと高めていった。
MCでは、Poppin'Partyとのツーマン・ライヴであることにちなんで、中島由貴が"次の曲だけ、キラキラドキドキする動きを入れてみたらどうかな?"と提案する。"1曲だけよ"と相羽あいなが返して披露した「BRAVE JEWEL」で、メンバーが"指ハート"を作ってRoseliaなりの"キラキラドキドキ"を届けた。ここからミドル・バラード「Safe and Sound」を感情たっぷりに歌い上げ、「Sing Alive」へと緩急をつけてライヴを展開していく。"ガルパ"(スマホ向けゲーム"バンドリ! ガールズバンドパーティ!")のストーリーの映像が流れてから「Neo-Aspect」を披露すると、あっという間にRoseliaのラスト1曲へ。
"繋がり、終わり――ひとりではできないこと、みんながいたからできたこと、たくさんあったわね。改めて思った、本当にありがとう。私は、あなたは、私たちはひとりじゃない。Roseliaはこれからも進化していくわ。その兆しを焼きつけて"。
相羽あいなが語って届けたのは「Sprechchor」だ。壮大で視界が開けるような音楽を届けていったRoseliaは、颯爽とステージをあとにした。
そんなRoseliaからバトンを受け取るPoppin'Partyのキャラクターがライヴに臨む前の様子が映し出される。"ポピパ! ピポパ! ポピパパピポパ~!"と繰り返して気合を入れてからPoppin'Partyのパフォーマンスがスタート。
Poppin'Partyらしいキラキラ感と、大塚紗英が弾くロックなギター・リフとの融合が面白い「Time Lapse」で、一瞬にして会場をポピパ(Poppin'Party)色に染め上げると、西本りみのベース・ソロや、大塚紗英のライトハンド奏法を交えたギター・ソロで魅せ、最後は全員で美しいユニゾンを届けた。アッパー・チューン「ここから先は歌にならない」から、少し大人なポピパを見せた「イニシャル」へ。Poppin'Partyが持つ多様な魅力を、振り幅のあるセットリストで引き出していった。
Poppin'Party結成までとそれからの軌跡が映像として流れてから披露した「夏のドーン!」では、"みんな、タオル回す準備はできているかぁ!?"と伊藤彩沙(Key)が煽る。愛美が和風なメロディを歌い上げると、バンドリーマー(※"バンドリ!"ファン)はタオルやペンライトを振り回して応えていく。大橋彩香(Dr)と伊藤彩沙は水鉄砲を会場に放射し、夏らしい演出でいっぱいだ。Poppin'Partyメンバーの笑顔と音楽が、暗くなった夜空を彩った瞬間だった。
続いて、季節を先取りするハロウィン・ソング「Hello! Wink!」で踊らせ、クールな「Moonlight Walk」を披露してから、伊藤彩沙が演じる市ヶ谷有咲をフィーチャーしたストーリーが展開されて、「二重の虹(ダブル レインボウ)」を披露。伊藤彩沙の奏でるソロが心に染み渡った。
愛美が"生きていると何かに迷うこともあるかもしれないんですけど、そんなときは私たちPoppin'PartyとかRoseliaさんを思い出してください。私たちはここにいます"と語り掛けてから、全員で"ひとりじゃない!"と声を合わせる。そうして流麗なキーボードが奏でられるなか、慈愛に満ちた歌声で「Light Delight」を歌い上げてから、「STAR BEAT!~ホシノコドウ~」へ。"ラララ"の声と共に揺れる、ペンライトの海がなんとも美しい。最後は「Live Beyond!!」で爽やかにステージを締めくくった。
両フロントマンの対談映像が放映され、アンコールではPoppin'PartyとRoseliaが集合。コラボレーションして披露した「FIRE BIRD」で、両ヴォーカルの個性がぶつかり合う。楽器隊もいい表情だ。Poppin'PartyとRoselia。"バンドリ!"を初期から支えてきた両者が、良き仲間、良きライバルであることが伝わってくる。そんな両バンドがお互いの絆を確かめ合うように届けたのは「キズナミュージック♪」だ。最後は、バンドリーマーも含めて全員でジャンプして、念願叶ってのツーマンは大団円を迎えた。
[Setlist]
■Roselia
1. PASSIONATE ANTHEM
2. R
3. Break your desire
4. Proud of oneself
5. 熱色スターマイン
6. BRAVE JEWEL
7. Safe and Sound
8. Sing Alive
9. Neo-Aspect
10. Sprechchor
■Poppin'Party
1. Time Lapse
2. ここから先は歌にならない
3. イニシャル
4. 夏のドーン!
5. Hello! Wink!
6. Moonlight Walk
7. 二重の虹(ダブル レインボウ)
8. Light Delight
9. STAR BEAT!~ホシノコドウ~
10. Live Beyond!!
■Encore
Poppin'Party×Roselia
En1. FIRE BIRD
En2. キズナミュージック♪
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