Japanese
Poppin'Party × Morfonica
Skream! マガジン 2021年04月号掲載
2021.02.23 @横浜アリーナ
Writer 宮﨑 大樹 ©BDP ©CraftEgg ©BUSHI
キャラクターとリアル・ライヴがリンクする次世代ガールズ・バンド・プロジェクト"BanG Dream!(バンドリ!)"。本プロジェクトから生まれた最初のリアル・バンド Poppin'Partyと、新たに生まれたMorfonicaによるツーマン・ライヴが横浜アリーナで行われた。
Morfonicaが1曲目に披露したのは「flame of hope」。バンドのカラーを特徴づけるヴァイオリンの旋律で走り出すと、会場はペンライトで水色に染まる。クールなのに情熱的、相反しそうな印象を見事に調和させたAyasaのヴァイオリンには1曲目から舌を巻いた。ゴリっと歪ませた直田姫奈のギターから感じ取ることができるように、音楽としてはロック・サウンドを下地に置いていることは間違いないのだが、そこへ乗せるメロディや、進藤あまねの歌声で、キャッチーなポップスとしての顔も見せているあたりが興味深い。続く、「CQCQ」カバーでは、西尾夕香(Ba)とmika(Dr)が中心となって重心の低い音像を生み出し、アッパーなサビへの展開で聴き手を揺さぶった。"ごきげんよう、Morfonicaです"(進藤あまね)と、お嬢様学校である"月ノ森女子学園"で結成されたバンドらしい上品な挨拶を経て、壮大なミドル・チューン「月光花」で幻想的な音世界を創造すると、「金色へのプレリュード」へ。爽やかなサビメロが印象的なこの曲は、音源で聴くよりもひと回り大きいバンド力で、より推進力を増しているように感じた。さらに「LEVEL5-judgelight-」、ボカロ曲「深海少女」と、それぞれMorfonica流に仕立て上げた音楽を鳴らしていく5人。オリジナル曲では、Morfonicaらしさ全開の「Daylight -デイライト- 」、春の訪れを少しずつ感じさせるこの時期にピッタリな「ブルームブルーム」、それぞれの曲の表情で観客を魅了し続けていく。そうして「Nevereverland」を終え、最後は「ハーモニー・デイ」で明るくPoppin'Partyへバトンを繋げた。
Poppin'Partyは、アリーナ規模の会場が似合うスケールの大きな1曲「ミライトレイン」でスタート。西本りみ(Ba)と大橋彩香(Dr)が支えるリズムの上で愛美が伸びやかに歌い上げる。"どんどん行くよー!"(愛美)と続けて「キズナミュージック♪」を届け、カラフルなポピパ(Poppin'Party)色の世界に横浜アリーナを塗り替えた。と、ここから泣きの名曲「Returns」へ。イントロのアルペジオから情感たっぷりで、それに触発されたかのように伊藤彩沙のキーボード、愛美の歌唱にもグッと感情が込められていき、さらにエモーショナルな「1000回潤んだ空」を続けるのだから、自然と目頭が熱くなったバンドリーマー(※"バンドリ!"ファンの呼称)も多かったのではないか。泣き曲が続いたかと思えば、力強いギター・リフで引っ張った「Time Lapse」、愛美が"みんな愛してるよー!"と叫んだ「イニシャル」と、Poppin'Partyの中でもロック色の強いナンバーを並べる。緩急が効いたセットリストで観客の心を激しく動かした彼女たちが、会場を一段と大きく沸かせたのは「only my railgun」のカバーだった。誰しも一度は聴いたことがあるのではないかというこの曲で、会場の温度がグッと高まっていくのを感じる。とりわけ大塚紗英の速弾きギター・ソロは大きな見どころだったと言える。勢いそのままに、ホラー・テイストのダンス・チューン「Hello! Wink!」で躍らせ、TVアニメ"バンドリ!"エンディング・テーマ「キラキラだとか夢だとか 〜Sing Girls〜」を経てラスト1曲へ。音楽や仲間への想いを歌った「CiRCLING」は、Morfonicaとの対バンを締めくくるに相応しい1曲だった。最後までPoppin'Partyらしくキラキラとした輝きを振り撒いた彼女たち。閉塞感が漂うこんな時代に、明日への活力を与えてくれる音楽を届けてくれたポピパには感謝したい。
アンコールでは、Poppin'Party×Morfonicaのコラボで「Daylight -デイライト-」と「Yes! BanG_Dream!」の2曲を披露。"Friendship LIVE"の名の通り、両者の友情、絆を感じさせたコラボレーションだった。Poppin'Partyの存在がなければ結成されていなかったとも言えるMorfonicaだけに、両者の特別な絆を感じさせたこの一夜。これからのPoppin'PartyとMorfonicaが紡いでいくストーリーにも期待が高まるライヴだった。
[Setlist]
■Morfonica
1. flame of hope
2. CQCQ
3. 月光花
4. 金色へのプレリュード
5. LEVEL5-judgelight -
6. 深海少女
7. Daylight -デイライト-
8. ブルームブルーム
9. Nevereverland
10. ハーモニー・デイ
■Poppin'Party
1. ミライトレイン
2. キズナミュージック♪
3. Returns
4. 1000回潤んだ空
5. Time Lapse
6. イニシャル
7. only my railgun
8. Hello! Wink!
9. キラキラだとか夢だとか 〜Sing Girls〜
10. CiRCLING
■Encore
Poppin'Party×Morfonica
En1. Daylight -デイライト-
En2. Yes!BanG_Dream!
- 1
LIVE INFO
- 2025.09.18
-
YOASOBI
キュウソネコカミ
LAUSBUB
DYGL
Mirror,Mirror
MONOEYES
終活クラブ
TOOBOE
THE SMASHING PUMPKINS
椎名林檎 / アイナ・ジ・エンド / 岡村靖幸 ほか
打首獄門同好会
the paddles / DeNeel / フリージアン
otona ni nattemo / 南無阿部陀仏 / ウェルビーズ ほか
- 2025.09.19
-
THE ORAL CIGARETTES
a flood of circle
UVERworld
セックスマシーン!!
Bye-Bye-Handの方程式
Redhair Rosy
たかはしほのか(リーガルリリー)
終活クラブ
あたらよ
Aooo
KING BROTHERS
bokula. / 炙りなタウン / Sunny Girl
The Birthday
- 2025.09.20
-
カミナリグモ
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
GRAPEVINE
This is LAST
LACCO TOWER
WtB
キュウソネコカミ
reGretGirl
岸田教団&THE明星ロケッツ
ASH DA HERO
THE SMASHING PUMPKINS
Miyuu
竹内アンナ
ぜんぶ君のせいだ。
PAN / SABOTEN
SHE'S
"イナズマロック フェス 2025"
LAUSBUB
渡會将士
Plastic Tree
ヨルシカ
cinema staff
Broken my toybox
あたらよ
大森靖子
04 Limited Sazabys / 東京スカパラダイスオーケストラ / ザ・クロマニヨンズ / 奥田民生 / ヤングスキニー ほか
ART-SCHOOL
AIRFLIP
"NAKAYOSHI FES.2025"
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
クジラ夜の街 / Dannie May / 終活クラブ / アオイロエウレカ(O.A.)
フラワーカンパニーズ
- 2025.09.21
-
ExWHYZ
HY
豆柴の大群
TOOBOE
カミナリグモ
LACCO TOWER
The Biscats
WtB
キュウソネコカミ
envy × OLEDICKFOGGY
Plastic Tree
Broken my toybox
ぜんぶ君のせいだ。
THE SMASHING PUMPKINS
アルコサイト
ART-SCHOOL
星野源
"イナズマロック フェス 2025"
岸田教団&THE明星ロケッツ
TOKYOてふてふ
ヨルシカ
竹内アンナ
GRAPEVINE
大森靖子
ACIDMAN / GLIM SPANKY / Dragon Ash / go!go!vanillas / Omoinotake ほか
LAUSBUB
Devil ANTHEM.
peeto
KING BROTHERS
"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025"
GOOD ON THE REEL
超☆社会的サンダル / さとう。 / ルサンチマン / SENTIMENTAL KNOWING(O.A.)
PIGGS
- 2025.09.22
-
WtB
reGretGirl
OKAMOTO'S
古墳シスターズ
レイラ
Bye-Bye-Handの方程式
ビレッジマンズストア
Ryu Matsuyama
CENT
- 2025.09.23
-
水曜日のカンパネラ
ART-SCHOOL
Lucky Kilimanjaro
TOOBOE
リュックと添い寝ごはん
古墳シスターズ
Omoinotake
Kroi
TOKYOてふてふ
Plastic Tree
WtB
MUSE / MAN WITH A MISSION / go!go!vanillas
amazarashi
GRAPEVINE
YONA YONA WEEKENDERS
DYGL
cinema staff
Bye-Bye-Handの方程式
Another Diary
adieu
竹内アンナ
Cody・Lee(李)
トゲナシトゲアリ
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.24
-
水曜日のカンパネラ
THE SMASHING PUMPKINS
ドミコ
UVERworld
Kroi
a flood of circle
Hump Back
shallm × sajou no hana
- 2025.09.26
-
This is LAST
the cabs
ドミコ
Age Factory
Aooo
Keishi Tanaka
MONO NO AWARE
トンボコープ
Base Ball Bear × ダウ90000
DYGL
OKAMOTO'S
SUPER BEAVER
otsumami feat.mikan
セックスマシーン!!
YONA YONA WEEKENDERS
- 2025.09.27
-
TOKYOてふてふ
amazarashi
アーバンギャルド
SCOOBIE DO
LACCO TOWER
Academic BANANA
The Birthday / 甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ) / 志磨遼平(ドレスコーズ) / GLIM SPANKY / TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
センチミリメンタル
LAUSBUB
Awesome City Club
NEE × CLAN QUEEN
Plastic Tree
This is LAST
LOCAL CONNECT
YOASOBI
TOOBOE
MONO NO AWARE
EGO-WRAPPIN' × 大橋トリオ
豆柴の大群
reGretGirl
cowolo
コレサワ
ExWHYZ
レイラ
INORAN
MAPA
LiSA
mudy on the 昨晩
WtB
キタニタツヤ
"ベリテンライブ2025 Special"
藤巻亮太
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.28
-
ナナヲアカリ
NEE × CLAN QUEEN/サイダーガール × トンボコープ
SCOOBIE DO
LACCO TOWER
TOKYOてふてふ
SUPER BEAVER
"いしがきMUSIC FESTIVAL"
cinema staff
ぜんぶ君のせいだ。
YONA YONA WEEKENDERS
コレサワ
SPRISE
Plastic Tree
YOASOBI
リュックと添い寝ごはん
EGO-WRAPPIN' × 大橋トリオ
Age Factory
WtB
TOOBOE
mzsrz
Broken my toybox
古墳シスターズ
RAY
"ベリテンライブ2025 Special"
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.30
-
打首獄門同好会
Hedigan's
緑黄色社会
MONOEYES
Mirror,Mirror
ヨルシカ
"LIVEHOLIC 10th Anniversaryseries~YOU MAY DREAM~"
RELEASE INFO
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
- 2025.10.03
- 2025.10.05
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.22
- 2025.10.24
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号