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INTERVIEW

Japanese

チェコノーリパブリック

2014年11月号掲載

チェコノーリパブリック

Member:八木 類 (Gt/Cho/Syn) タカハシ マイ (Cho/Syn/Per) 武井 優心 (Vo/Ba)

Interviewer:石角 友香

-どういう方向性なのかいくつかパターン考えたりしました?

武井:最初、考えて、ま、なんだろ? おとなしい曲は100パーセントないだろうと。アップ・テンポなんだろうなっていうのは全員思ってたと思うんで、わりとBPM速めでワンパクな感じの作ったりしたんですけど、向こうサイドが"いや、いいっすから"みたいな。

-それは意識したことがわかっちゃったと?

武井:ちょっと俺がすべったって感じになって。"いや、いいんで、それは"って。恥ずかしいってなって。なんか"『MANTLE』の楽曲聴いてチェコさんで行こうかってなったんで"って言われて。だからチェコの延長線上にある新曲でいいんですってなって、ますます最初わかんなくなって。一旦、『MANTLE』で感情が完結してたから。だから『MANTLE』のREC中にその話がきてたら勢いでできてたかもしれないけど、1回『MANTLE』出しちゃったんで、自分がこの次どんな新曲書くかよくわからんみたいな感じだったんです。で、とりあえずリズムから決めていこうと思ったんだけど、すんごい悩んでて。1回もう諦めて飲みに行って、ベロベロに酔っ払って帰ってるときにその日がちょうど満月で。"あ、満月だ"とか思って、ドラゴンボールで満月といえばやっぱ大猿だよなとか思って、で、大猿になるシーン、家帰って速攻で見て、心臓がドクドクドクッてなってるの見て"これだ!"と思って、これバスドラに置き換えて四つ打ちでダンスっぽいの作ればいいんだ、と。そしたらインタビューで"大猿になるシーン見てこの曲思い浮かびました"とか言ったらちょっとしゃれてるなと思って(笑)。で、リズムをとりあえず打ち込んで、テンポを上げたり下げたりいろいろやって。59秒っていう宿題だったんで、もうあとはそこに試行錯誤して59秒内で、なんか強引に端折ったりなく、正しい道筋で曲っぽくなったらいいなと思って......できました。

-武井さんとしては『MANTLE』で完結してて、あそこからどこに行きそうだったんですか?

武井:いや、何にも。よくわからんって感じだったんで。その......なんか簡単な感じで「Amazing Parade」とか「No Way」みたいのでいいんだよとか言われたりして、"そーんな簡単に出ませんよ"って。だからナゾでした。"どんな曲だと思う? 俺が作る新曲?"って言いまくってて。

-メンバーとしてはどうでしたか?

タカハシ:でも単純にドラゴンボールを見たあとの高揚感ってあるじゃないですか? その勢いみたいなものはそのまま出してほしいというか、と思ったんで。「Oh Yeah!!!!!!!」が出てきたときには、すごいいいなと。そのドラゴンボールを見終わったあとの高揚感がそのままドン! と曲になってる感じはしました。

-依頼されて書くって初めてですよね?

武井:あ、いやあ、すごい......なんだ? やっぱり初めての仕事なんで......オーダーきてから曲書くみたいのも初めてだったし。ま、アニメも初めてだし......なんですかね? 超カンタンなこと言うと、すごく成長につながるってことになると思うんで。すごい......やってよかった話。うん。

-カップリングも今回のために書いたんですか?

武井:「Come On」は『MANTLE』の録音始める前かその時期ぐらいに、たぶん家でのんびり作ってた曲ですね。で、4曲目はこの曲はずっとインストで歌詞ない状態でオケだけずっと......オケ、これ宅録なんですけど、ずっとライブSEで登場のとき流してたんで、曲自体はたぶん「NEVERLAND」ぐらいからあるような気が。

-「Oh Yeah!!!!!!」なんで「Yeah Oh!!!!!!!」でちょうどいいのかなと。タイトルは付いてたんですか?

武井:いや、サビで"イエオ"ってずっと言ってたんで、"イエオって何だよ?"ってずっと思ってたんですけど"あ、Yeah Ohになるな"と思って。よし、ダジャレ感覚でOKと。

-「Come On」はこれはラジオで流せるのかな?

武井:俺もさっきそれ気になってたんですけど。"怒られんのか?"とか。昼時とか。

タカハシ:何も知らないで聴いてたら聴こえますか?

-聴こえる聴こえる(笑)。タカハシさんの滑舌がいいからすごい聴こえるし(笑)。

タカハシ:バカっぽいしね、歌いかたも。