DISC REVIEW
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Bray me
JUST
Bray meの2ndフル・アルバム『JUST』が到着。前作『DUH』から約2年ぶりとなる今作でもこたにの歌声に一切の衒いはなく、実直に言葉を紡いでいる。先だってリリースされ、すでにライヴでアンセムとなっているTrack.4「ボーダーライン」、Track.10「ARE YOU READY」をはじめ、足を止めてしまいそうなときに背中を押してくれるTrack.6「Carry on」、未来や世界を前に高らかに希望を響かせるTrack.11「ツバメ」、音楽好きなら誰もが覚えのある情景を切り取り信念を歌う"音楽賛歌"のTrack.13「PLAY」等、キャッチコピーの"さらなる高みへ。"に違わぬ珠玉の13曲が出揃った。キャリアを重ねても変わらないひたむきな姿は、次代のカリスマとしての風格を備え始めている。(矢島 康汰)
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Dannie May
MERAKI
3ヴォーカル&3コーラスという独自のスタイルでシーンに存在感を示すDannie May。自身3枚目となるニュー・アルバム『MERAKI』は、ギリシャ語で"魂・創造性・愛を込めて何かを行うこと"を意味する言葉を冠した非常にアグレッシヴな一枚に。ファンからの手紙に心動かされ書き上げたという「レアライフ」、男女の"お互いに都合のいい関係"を描く「色欲」、"狂った愛"をテーマにした「りできゅらす」等の話題を呼んだ既発曲に加え、幕開けを飾る表題曲「MERAKI」やシニカルに"結婚"を切り取ったリード曲「未完成婚姻論」等の新曲がバンドの最新のモードを象徴する。タイトル通り"全身全霊"の作品となった今作、圧倒的な中毒性にご注意を。(矢島 康汰)
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渡會将士
Third eye
3曲のうち2曲は、FoZZtoneで活動を共にした菅野信昭が所属するEG & his Drawersとの共作。そのためソロ名義ではあるものの、バンドとしてのグルーヴ感がすごい。イントロのイカしたギター・リフから痺れる強烈なロックンロール「Third eye」で燦然と"覚醒"している。「moonrise」は、月明かりが照らすラヴ・ストーリーを切り取ったような詞と、優美なアルペジオが織りなすロマンチックなメロウ・ナンバー。そして、アコギ弾き語りからバンドの音が重なっていく「Let's get down」の爽快な高揚感は、ステージ・ライトのごとく眩い。それぞれの光をもって三曲三様に躍らせる本作、そのエネルギーを引っ提げたバンド編成ツアーにも期待。(中尾 佳奈)
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arko lemming
浮遊都市にて
有島コレスケによるソロ・プロジェクト、arko lemmingが約8年ぶりとなるアルバムをリリース。作詞作曲から歌唱、演奏までを一手に担い、今彼が見ている世界や都市のムード、温度までもが、手触りのある音像で描き出された。"浮遊都市"で起こる物語のように楽曲が連なり、淡い情景と切実な感情が交差する一作だ。「swifter」、「炎天」等2025年リリース曲はアルバムver.として再録され、「日々の泡」は待望の初音源化。CDボーナスとして収録された「NIGHT POOL」のチルな揺らぎも、耳を澄ませる程細部が息づき、やわらかく切なさが滲む余韻が長く残る。久々のフィジカル作品としても嬉しく、ぜひ各地ライヴ会場で手に取っていただきたい。(西平 歩由)
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Absolute area
Memories
メンバーの脱退を経てソロで再起、バージョンアップしたアブソの約3年ぶりのCD作品は、バンドという概念を飛び出し羽ばたいていくような自由さが印象的だ。1音目からキラキラしたホリデー・ムードに惹き込む「スノードームに閉じ込めて」は、持ち前のメロディ・センスと豊潤なロマンチック・アレンジが相性抜群。一方、"もう一度頑張ってみようかな"と気持ちが動いた瞬間をありのままに描いた「あの空へ」は歌詞同様サウンドもまっすぐで清々しい。そこから、チェンバロを用いたゴシックな世界観の「persona」ではワルツ調の間奏が展開されたりと、元来のバンド・サウンドの良さと豊かなアレンジの新鮮さが折り重なる全6曲。ソロだからこそ拓けた新たな可能性を明示する。(中尾 佳奈)
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時速36km
Around us
2023年のアルバム発表以降、デジタル・リリースを重ねてきた時速36km。満を持してリリースした本作は、EPながら驚きのカロリーと聴き応えを携えている。テクニカルなギターと疾走するリズム、クリーンなようでザラついた独特なサウンドのテクスチャ......彼等のキャラクターを余すことなく発揮した音楽性がノンストップで先導していくなかで、仲川慎之介のトゥー・マッチなようでその実人間臭いヴォーカルがぶっきらぼうに寄り添う優しさも感じられるのが実にロックらしい。エレファントカシマシにTHE BACK HORNといった、剥き出しの歌声で手を差し伸べてくれるロック・バンドの系譜、その現在地点をスタイリッシュに描き出した力作だ。(藤村 太智)
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幾田りら
Laugh
可憐ながら芯のある歌声でアニメ、ドラマ、映画と様々な作品を彩り、歌手活動に留まらず声優も務める等、ソロでも目覚ましい活躍を続ける幾田りら。約3年ぶりのフル・アルバムもタイアップ曲のオンパレードでその活躍を物語る。そんななか新曲「タイムマシン」は、シンガー・ソングライター 幾田りらの原点を彷彿させるような質感の珠玉のバラード。"別れ"というやり直せない過去と消えない未練が、大切な人生の一部として昇華するように丁寧に紡がれた。そしてDisc 2では、錚々たるラインナップとのコラボ曲やカバー曲をアーカイヴ。どんなアーティストの楽曲も歌いこなす柔軟さは、ぷらそにか時代から磨きが掛かっている。そんな彼女の軌跡に思いを馳せながら聴きたい充実作。(中尾 佳奈)
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CYNHN
ループバック・ロールトラッシュ
表題曲は田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN/THE KEBABS/Ba)が作曲。入り乱れるテクニカルなバンド・サウンド、特徴的なキメの3連符、間奏の超絶ベース・プレイと、田淵の奇才っぷり全開だ。個性際立つ4人のヴォーカルが、目まぐるしい曲展開を代わる代わる軽やかに繋ぎ、この尖った難曲をエネルギッシュに乗りこなしている。続く笹川真生編曲の「もうだいじょうぶ」もなかなか難解。緊張感を纏う曲に対しピンクを基調としたキュートなMVをあてがう、その歪みが禍々しさを助長している。かわいらしい印象の「わるいこと」も歌詞は少し反抗的。正しさやかわいさを過剰に求める現代へのアンチテーゼだろうか。この3曲は、これまで築いてきた青の世界に痛烈な赤を滲ませる。(中尾 佳奈)
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GANG PARADE
KIMI☆NO☆OKAGE
活動10周年イヤー記念のシングルであり、2026年に解散することを発表してから初リリースでもある本作。解散が意識された表題曲「KIMI☆NO☆OKAGE」は、ギャンパレと、遊び人(※ファンの呼称)をはじめとした様々な"KIMI"との間から双方向に伸びる感謝の想いが、明るくエモいロック・サウンドに乗せて歌われている。共演したツーマン・ライヴからインスピレーションを受けたという9mm Parabellum Bulletが提供した「ラビバアソビバ!!」、TVアニメ"デブとラブと過ちと!"のオープニング・テーマである「Happy Yummy Lucky Yummy」の2曲も収め、豪華な一枚に仕上がった。きっとギャンパレは最後まで彼女たちらしく"遊び場"を作り続けていくのだろう。(宮崎ちゃーみー大樹)
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YURERUKO
ケンカしようぜ!
"揺れる恋心を叫ぶ2人組バンド"YURERUKOの初のEPである本作には、飾らずまっすぐに綴られた心情や、日常のやりとりがそのまま楽曲になったかのような6曲が収録された。先行配信され、編曲にいちろー(ex-東京カランコロン/Vo/Gt)が参加した、インパクト抜群の表題曲「ケンカしようぜ!」では、"ケンカするほど仲がいい"と聞きつけた"私"が"君"と"ケンカ"したがるというストーリーに思わずほっこりさせられる。加えて既発曲「hitomebole」、「hinataぼっこ」のほか、等身大の想いを乗せた「君の理想の彼女になりたい」、別れ際の言葉に祈りを込めた「またね」等、恋する乙女たちのお守りになりそうな楽曲がラインナップした。(矢島 康汰)
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Poppin'Party
Drive Your Heart
"BanG Dream!(バンドリ!)"の各バンドが週替りで起用されたTVアニメ"カードファイト!! ヴァンガード Divinez デラックス決勝編"のエンディング・テーマである表題曲「Drive Your Heart」は、ドライヴ感と、胸の鼓動を高めるアッパーなメロディを持つタイトル通りの一曲。ライヴ映えしそうなシンガロング・パートも熱い。カップリングには、表題曲にも負けない疾走感とハイトーンで魅せる「とっておきAnswer」に、"世界中の青空 全部あつめて/キミにエール送らせてほしい"と歌う爽やかな応援歌「世界中の青空をあつめて」の2曲を収録。推進力のある3曲が揃ったことで、10周年超えのプロジェクトになった"バンドリ!"の今後にも期待を持てる一枚。(宮崎ちゃーみー大樹)
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SECOND HARBOUR
Coalesce
カナダの3ピース・エモーショナル・ロック・バンド SECOND HARBOURが、SharpTone Recordsと契約してデビューEPをリリース。アルバム・リリースはまだだけれど、ぽつぽつと発表してきた楽曲のクオリティの高さで、その実力が認められた形だ。まずは、その感情を揺さぶるメロディの切なさと、なんとなく日本のインディー・ロック好きにも刺さりそうなギター、ハードに打ち込むドラム、あとはとにかくヴォーカルの声がいい。瑞々しい高音とシャウトが交ざる瞬間の、ギュッてなるところ。エモ好きにはたまらないポイントだ。これはこれで4曲入りのEPとして完成されたものだけれど、まだまだ聴きたい感じがする。早くフル・アルバムを聴かせてほしい。(山本 真由)
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STARBENDERS
Somebody Else
グラム・ロックは音楽性の用語ではなく、華美なファッションを共通項とした70s以来続く振る舞いを指す語である。STARBENDERSの出で立ちはその点でまさしくグラム・ロックだが、シングル『Somebody Else』のパンチも、やはり負けじとグラム・ロックしている。グラム・ロックとも縁深いニュー・ウェイヴやゴシック・ロックから引用した艶やかなシンセサイザーを纏って不敵に闊歩するアンサンブル、そしてその音像を従えていかにもわざとらしくセクシーに歌われるメロディの屈強さが、その何よりの証拠だろう。MÅNESKINやTHE LAST DINNER PARTYのようにあけすけなロック・バンドが脚光を浴びる今日、STARBENDERSが飛躍する条件は十分に整っているのでは。(藤村 太智)
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Taylor Swift
The Life Of A Showgirl
当時最年少でのグラミー賞受賞をはじめ、数々の記録を打ち立て、ヤング・セレブからのビリオネアとなってからも、魂をカントリー・ミュージックに置き、安定したクリエイションとパフォーマンスを続けているTaylor Swift。2025年は、初期音源の権利を自ら買い戻したことでも話題になった。今作では、前作のしっとりとした方向性を残しつつ、シンセ・ポップっぽいノリを抑えて、より大人な魅力を発揮したR&B等、さらに進化したTaylorの歌唱を楽しむことができる。お洒落で恋に生きるギャルな面と、アーティストとしての肝の据わったアティテュードの二面性を持つ彼女らしい、キュートでポップなだけじゃない、スタイリッシュでかっこいいアルバムとなった。(山本 真由)
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Laura day romance
合歓る - bridges
今年2月発表の『合歓る - walls』と対になる2部作の後編であることを踏まえると、本作『合歓る - bridges』の野心には目が覚める思いがする。オープニング時点で明示的なエレクトロへの接近と凝り性なスタジオ・ワークは、つとめてギター・オルタナティヴだった前編との対比として鮮やかだし、2部作という施策の必然性を浮き彫りにしているからだ。ブラスを導入したTrack.7に至るまでの中盤の運びは儚くも意外性に満ち、そこからバンド・サウンドへと静かに収束する終盤においても一筋縄ではいかないポストロック的な表情すらが浮かんでいる。2部作の完結編であると同時に、今後のさらなる飛躍へのまさに橋渡しとなる予感を抱かせる一枚。(藤村 太智)
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Arakezuri
ENSEMBLE
来年、バンド史上最大キャパとなるZepp Shinjukuワンマンに挑むArakezuri。この挑戦を前に、渾身の20曲入りとなるアルバムをリリース。会場が大きくなってもフロアの端から端まで誰一人置いていかない、そんな誓いと決意が1曲目「シンガロング」から頼もしく響く。アグレッシヴなショート・チューン「RED」に、ラップ調のミドル・ナンバー「あらすじ」等、多様なサウンドを吸収した独自のロックに乗せて、心を突き動かすストレートな言葉たち。彼等の音楽は、ライヴで鳴らしオーディエンスと分かち合って初めて完成する、まさにリスナーと共に作り上げる"アンサンブル"だ。Zeppに轟くであろうシンガロングもきっと、そこにあなたの居場所を作ってくれるはず。(中尾 佳奈)
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KEPURA
Abduct
2020年9月の活動開始以降、コンスタントなリリースやワンマン・ツアー開催、準備期間としての活動休止を経て、バンド名の変更とともにシーンに舞い戻った4ピース・バンド KEPURA。満を持して繰り出されたメジャー1stアルバムは、彼等の意思表明そのものであり、挑戦を重ねた意欲作だ。一聴してまずその引き出しの多さと、その根源たる音楽的探究心を楽曲として発露させる表現力には舌を巻くが、表題曲「Abduct」での筆致にも象徴されるように、時として迷いすらも肯定できるだけの"迷わず信じた"ものが核となり、ジャンルレスに鳴る楽曲群に確かな自由意志を宿している。続く旅路に期待の高まる、再出発を彩る一枚。(矢島 康汰)
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ポルカドットスティングレイ
逆鱗
ポルカドットスティングレイの約3年ぶりのフル・アルバム『逆鱗』。歌詞やサウンドにちりばめられた"ポケモン"要素が愛好家たちに"効果はばつぐん!"な、プロジェクト"Pokémon Music Collective"の「ゴーストダイブ」とTVアニメ"ポケットモンスター"エンディング・テーマ「ねてもさめても」をはじめ、雫(Vo/Gt)の"教祖感"溢れる「魔物」、少女性を見せる「あのね、」等、恒例の多様なタイアップ曲は各作品の世界観とバンドのアイデンティティとを融合させるクリエイティヴィティが光る仕上がり。"見てろ、こっちの番だ。"とのキャッチコピーに相応しい、新フェーズのポルカを体感できるアルバムだ。(矢島 康汰)
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キュウソネコカミ
マウスピリッツ
昨年メジャー・デビュー10周年を駆け抜けたキュウソネコカミが、結成15周年記念EPをリリース。キュウソらしい疾走感で幕を開ける「スピりスピられ」は、"スピスピ"という言葉が音に乗る瞬間の心地よさが際立ち、言葉遊びと勢いが絶妙に絡み合う一曲に。12月4日の公演にちなんで制作されたが、今後のライヴでも強い存在感を放つだろう。そして、すでに人気の高い「変な踊り」や、初のカバーとなる円 広志の国民的ヒット「夢想花」等バラエティ豊かな楽曲が並ぶ。さらに『モルモットラボ』の隠しトラックだった「また明日」のバンド・バージョン収録も嬉しいサプライズ。こうした多彩な魅力が詰まった本作が証明する――15周年の"今"が、最高にエグい。(中島 希実)
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SUPER BEAVER
Acoustic Album 1
結成20周年の節目に届ける、名曲揃いの初アコースティック・アルバム。真正面からぶつけるストレートなメッセージと圧倒的な熱量のロック・サウンドで魂を震わせてきた彼等だが、今作では説得力のある言葉たちとそこに宿る優しさが際立つ。繊細な響きと凝ったアレンジはまるで、熱を込めながら丁寧に形作られた透き通るガラス細工のようだ。アコギやピアノのみのシンプルな構成から、心を満たすストリングスたっぷりの贅沢な広がり、そして"アコースティック"の枠にとらわれない自由さ。彼等が伝え続けてきたまっすぐ生きることの美学が高純度で突き刺さる「人として」で始まり、この殺伐とした世を愛で満たすように「アイラヴユー」が響くラストまで、心揺さぶられっぱなしだ。(中尾 佳奈)
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マカロニえんぴつ
physical mind
スタジアム公演で2日間約5万5,000人を沸かせた一方、キャパ250人の初ワンマンの地でもライヴを開催する等、これまでの歩みを噛みしめるようにデビュー10周年イヤーを駆け抜けてきたマカえん。そんな2025年を締めくくる今作もタイアップ曲満載で、"大衆的"という意味ではポップスとも言えるが、やはり彼等は生身のロック・バンドであるということを再提示している。"フィジカル"と"マインド"をもって人と人、熱と熱がぶつかり合うことで生まれる、活き活きとしたバンド・サウンドを鮮度高く収録。自由で多彩な音色に加え、楽器陣がそれぞれメロディ・メイカーとしての才も発揮し、成熟したバンドのさらなる可能性を見せてくれる。原点と現在地が共鳴し、未来への期待が高鳴るような充実作。(中尾 佳奈)
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ExWHYZ(ex-EMPiRE)
DON'T CRY / リグレット
DONGROSSO(MONDO GROSSO(大沢伸一)+どんぐりずによるユニット)提供の「DON'T CRY」は、ブロックごとの落差がものすごい、最高にハイになれるパーティー・チューンだ。"パリ パリ ボディ バディ パーリー パーリー ピーポー P"――難しいことは考えずに頭を空っぽにして楽しもう。爽やかなサウンドとエモーショナルな歌唱が魅力な「リグレット」は、メンバーのmayuがZineeと共作で作詞を手掛けた一曲。"今日もマジで無駄だった/秒で過去へ逃避行/もうどうなってもいっか/いや、そんなん言ってられっか"と、mayuらしさ全開の歌い出しは、聴き手の共感を誘い、鼓舞してくれる。(宮﨑 大樹)
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G over
FATE
正体を明かさず活動するバンド G overが約3年ぶりにリリースした、全9曲入りのフル・アルバム。ループするサウンドが癖になる「DA・堕・だ・打・DANCE GIRL」や「最終戦線」、コール&レスポンスが楽しめる「No Thank you!!??」等、ライヴを想起させる楽曲が揃った。また、2023年リリースの「drive」以降、ロックにダンス・ミュージック要素をミックスした音楽性に変化したG overだが、今作でも切ない恋を歌うバラード「こんなに好きになったのは」、パーカッションの音の細部までこだわった「Summer Jump!!」等、新たな表現へのアプローチが感じられる。その全てを歌い分けるNaoの歌唱力の高さにも注目だ。(丸井 汐里)
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T.N.T
未来へ/I Don't Care
手越祐也(Vo)、Furutatsu(Ba)、kyohey(Dr)の3人がシーンの新たな起爆剤となることを目指し2025年2月に結成したT.N.T。これまでのリリースではエネルギー溢れるロック・サウンドが目立っていたが、始動年を締めくくる本作は手越の卓越した歌唱力を際立たせるシングルに。しかし、ミディアムな楽曲の中でもパワフルなバンド演奏がスケールを広げていて、ロック・バンドとしての自負が滲んでいる。手越作詞の「未来へ」は"第104回全国高校サッカー選手権大会"の応援歌に。自身の経験を重ねた言葉には、背中を押す推進力はもちろん、これまでの歩みと続いていく未来の全てを受け止める包容力もあって、応援ソングの新たな在り方を定義している。(サイトウ マサヒロ)
RELEASE INFO
- 2026.02.04
- 2026.02.06
- 2026.02.07
- 2026.02.09
- 2026.02.10
- 2026.02.11
- 2026.02.12
- 2026.02.13
- 2026.02.17
- 2026.02.18
- 2026.02.20
- 2026.02.22
- 2026.02.25
- 2026.02.26
- 2026.02.27
- 2026.02.28
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