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DISC REVIEW

キャラメルフレーバー

スマッシュヒットとなった前作『Mr. Lonely』に続いて待望のニュー・シングル『キャラメルフレーバー』はメランコリックで甘酸っぱいムードが漂うサウンドで聴き手の胸を締めつける。以前からずっとライヴで温めてきた曲だそうだ。それにしても、や

手のなかの鳥

清水美和子のソロ・ユニットPredawn 初の全国流通音源。一見すると少女が花を摘むように可憐で無邪気に音楽と戯れているような作品。赤、青、黄...色鮮やかな沢山の糸を、思うまま紡いでいく。そんな風に言葉を紡ぎ、それを歌に乗せ飛ばしていく。

360°SOUNDS

イルリメの最新EP。2004年の『www.illreme.com』に収録されていた名曲「トリミング」の再録で幕を開ける本作は、HIP HOPをとことんポップに拡大解釈するイルリメ印のパーティ・チューンが満載。そのエンターテイメント性はやはり

マジックディスク

Track.1「新世紀のラブソング」、Track.2「マジックディスク」で幕を開けるこのアルバムは、新しい時代をポップにしていこうという意志によって貫かれている。「新世紀のラブソング」や「迷子犬と雨のビート」でみせたように様々な新機軸があり

10'S

メンバー全員が岡本太郎好きだというOKAMOTO'Sの2ndアルバム。成長期には1年間で10センチ以上も背が伸びることがあるというが、まさに10代の成長は目覚ましく、それはこの子供たちにおいても、例外ではないようだ。前作から1年、確実にバン

Songs of Innocence

結成約18年目を迎えるLuminous Orangeからニュー・アルバムが届いた。2009年にリリースされたベスト・アルバムで存在感を見せつけた彼女たちの今回のアルバムは結成18年目のベテランとはまるで思えない躍動感と喜びが満ちたとても清々

Down In the Hole

男女混合4人組、texas pandaa。人を食ったようなバンド名といい、「そこそこ音楽を好み、ほど良く運に見放されたシャイでブルーな老若男女におすすめ。」なんて、本気か皮肉か分からないことをサイトに載せるところといい、不思議なバンドだ。女

Distort

2009年9月9日にシングル『Slow Down』でデビューした関東出身スリーピースバンドPRAGUE。セカンドシングル『Light Infection』が大人気アニメのオープニングに起用され既にご存じの人もいると思うが、前作を初めて聴いた

I WAS JAPANESE KINKS

どぎついアイメイク、カラフルで奇抜だがどこかモダンなファッション、まるでキッチュなグラム・ロックのようなルックスのアーティスト写真がやけに印象的だったのだが、良い意味で、全てがそのビジュアル通りであった。軽快なブリティッシュ・ビートに胸をき

ポート・エントロピー

2004年にニューヨークのインディ・レーベルからデビューして以来、世界中で賞賛を集めるソロ・アーティスト、トクマルシューゴ。作詞作曲、演奏からミックスまで全てを一人で行うマルチな天才が放つ4枚目のフル・アルバム。たった一人で、まるで大所帯バ

RECOLLECTION

真夜中のハイウェイを猛スピードで駆けるような。または、サンライズに照らされた波間ではしゃぐような。性急に、穏やかに、とかく“走る”情景が浮かび上がった。それは硬質のアンサンブルの中で瑞々しくも輝くメロディ・ラインの仕業。その疾走感が気分をど

ずっと好きだった

懐かしい女優やアイドルが勢ぞろいしている資生堂のCMソングとして書き下ろされたナンバー。タイアップといってしまうと、あまり聞こえは良くないが、これはものすごく良質なタイアップだ。CMと楽曲の世界観、さらにはミュージック・ビデオまでも、全てが

get over trials

和歌山出身のメロコア・バンドのファースト・ミニアルバム。2008年の結成から、関西を中心に活動を続け、昨年のSUMMER SONICオーディションでは最終選考まで残るなど、着実に人気を獲得してきた彼ら。メロディは正統的なメロコアと言えるが、

Traveling

2002年に結成され、様々なコンテストや音源配信サイトでも人気を獲得してきた3ピースMasterlinkのデビュー・シングル。柔らかくポップなエレクトロを軸にしたそのサウンド・スタイルは、一言で言えばSUPERCARチルドレンというところか

素晴らしいね

初めて聴いた時は、正直またかと思った。2回目には、何か引っかかった。3回目には、胸がざわついた。まんまと思うツボである。ザ・ビートモーターズという本気か冗談か分からない名前のこのバンド、音楽性としては、まさに王道と言えるロックンロールの系譜

FUNKASTiC

今年デビュー13周年を迎えるスガシカオ9枚目となるアルバムはタイトル通りファンク・ミュージックに焦点が当てられたとても刺激的で新鮮な作品だ。デビュー以来リリースしたすべてのアルバムがTOP 10にランクインするという男性ソロ・アーティストと

Junke Box E.P

THE STROKES以降の2000年代のロックンロール・リバイバルに影響を受けた日本のバンドは数多くいるがこの大阪出身の男2人女1人の3ピース・バンド、THE BAILEYSもその一つに数えられるだろう。彼らは自分の吸収したものをそのまま

Fly~風が吹き抜けていく~

昨年3月のシングル「Odyssey」でのメジャー・デビューから着々と人気を集めて来た彼らから待望の4枚目のシングルが届いた。彼らの魅力はポップスとも形容される普遍的なものながらリスナーをハッとさせる意外性に富んだメロディと真っ直ぐで心地いい

WHERE IS THE COCONUTS?...HA?

OASISやFEEDERの前座として抜擢された日本のバンドとの紹介はもはや必要ないほど成長を果たしたQUATTROから満を持してのニュ-・アルバムが届いた。昨年秋に発表されたEPからの楽曲「Question#7」にあった軽快なサザン・ロック

戦う君よ

2月に歌詞集とPV集を発表したばかりのTHE BACK HORNから新曲が届けられた。歌詞集にも限定CDとして収録されていた「コウロギのバイオリン」という新曲が届けられたばかりだが、集大成的な長尺ナンバーだった「コウロギのバイオリン」とは違