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DISC REVIEW

GLITTER DAYS

ボリューム感のある骨太な王道ロックンロールでありつつ、耳に残るのは、曇りのない、澄んだブルーのイメージ。メジャー・デビュー・シングルとなる「GLITTER DAYS」は、物語が動き始めたときの躍動感と高揚感とで、怖いものなしに突き進んでいく

もっと光を

爆発するサビへの最短にして最良の歌始まり。1度耳にすればほぼ自動的に"もっと光を"というサビが脳内ループする。それだけ田邊の中でごく自然に同時発生した言葉とメロディだったのだろう。光に向かってどこまでも走れそうなビートとリフのスピード感、同

謎のオープンワールド

駅のホームのフィールド・レコーディング音からSF的なフレーズに移行するオープニングですでに違う時空の捻じれに入り込んでしまう。音こそ涼やかだがパンク的ですらある「笑うDJ」がSF的に聴こえてしまうのだから。結構単語としてはエグいものも出てく

Howdy!! We are ACO Touches the Walls

大成功を収めた先日の日本武道館公演でもコーナーを作っていたように、これまで意欲的に取り組んできたアコースティック・アレンジがひとつ実を結んだことを思わせるバンド初のアコースティック・アルバム。もちろん、アンプラグドで演奏しましたなんて単純な

ばかもののすべて

テレビ・ドラマを発端に"こじらせ男子バンド"としてバズを起こすなど、前作『あの娘のメルアド予想する』で再びダメな部分を吐露して以降、焦点が定まった今、投下されるのはタイトル通り、何度こけても好きなことに向かっていく"ばかもの"の歌ばかりだ。

Best of Tornado

凛として時雨というバンドの出現によって、カタルシスというものが内包するポピュラリティが更新されたことをこのバンド初のベスト・アルバムを通して聴くことで実感している。恐怖や不安、美しさへの憧憬。3ピース・バンドの定石を覆す音楽的というより映像

Gravity

"Strangers In Heaven Tour"のステージでリリースが発表されたニュー・シングル。シングルとしては6thアルバム『Strangers In Heaven』を挟んで約2年ぶりのリリースである。冒頭の唸るシンセ・ベースとアコ

KEEP ON STANDING!!

2013年にメジャー・デビューを果たしたソウル・ロック・バンド、THE TON-UP MOTORSの約1年ぶりのリリースとなる2ndアルバム。威勢良くオープニングを飾る「不死身のこころ」、TON-UP流にEDMへ接近したかのような「DANC

CULTURE CLUB

"涙を拭きなよ男の子 下向いてる場合じゃないんだぜ"――かつておとぎ話は1stアルバム『SALE!』の中でこのように歌った。あれから7年以上の時が経ちリリースされる『CULTURE CLUB』は、これまでの愛と戦いの日々を音楽にした、おとぎ

Flowerwall

人気ボカロP"ハチ"こと......なんて飾り言葉も不要なほど、米津玄師という名義も定着してきた。昨年、初のワンマン・ライヴを開催し、新境地へと踏み出した彼の3rdシングルは、壮大なサウンドスケープ広がる幻想的なナンバー。独特な言葉選びのセ

WHATEVER WILL BE, WILL BE

アルバム・タイトルの意味は"なるようになるさ""なるようになれ"。すなわちこのThe Cheseraseraにとって初のフル・アルバムは、セルフ・タイトルと言える。2014年6月にメジャー・デビューし約7ヶ月。今作で彼らは感情のまま突っ走る

silver lining

長崎県で結成され、東京を中心に活動をしている3ピース・バンド、LAMP IN TERRENが"希望の光"という想いを込めたメジャー・デビュー・アルバムをリリースする。"この世の微かな光"という意味を持つバンド名を掲げた彼らは、思えばいつも光

Sekirara

音楽に何を求めるかは人それぞれだ。娯楽? BGM? あるいは芸術? ジョゼのフロントマン、羽深創太は、音楽を自己と向き合う場として求めている。自分自身が裸になれる場所として。故に、彼の作る音楽はとてもパーソナルな質感を持っている。そんな彼の

今夜絶対

今夜絶対あの子に電話しよう、今夜絶対いい時間を過ごそう、今夜絶対雨が降りませんように......。この"今夜絶対"という言葉には"決意"と"願い"、両方の意味が存在しているように思う。紅一点ヴォーカリスト、瑞葵を擁するイツエの約2年振りとな

World's End

札幌在住の4ピース・バンドの1stミニ・アルバム。全6曲に共通するテーマは"嘘"。自分を庇うため、あるいは相手を傷つけないために嘘をついていく人間が持つ多面性を、様々な表情を持つ女声ヴォーカルを筆頭に色彩豊かなサウンドで表現。心の葛藤を疾走

大言壮語の逆襲

東京を中心に活動する3ピース・バンドの1stシングル。店舗でリリースされる作品としてはデビュー作だというのに決して華々しいものではなく、そこで歌われているのは、動き出せない自分と"変わりたい"という想いとの内なる葛藤。弱さと強さの境目で揺れ

アルデンテ

メンバー全員が現役音大生という5人組、マカロニえんぴつ。音大といえば"のだめカンタービレ"のように、さぞかし華やかな大学生活を謳歌していると思いがちだが、実はその逆で、資料によればコンプレックスにまみれ、負けっぱなしの人生を送ってきたという

INTRODUCTION

"都会の中心で深夜に嘘を叫ぶバンド"というコンセプトのもと活動する女性3人組 fogliar。彼女たちの初の全国流通盤『INTRODUCTION』は、文字通り我々にfogliarの実像を提示している。彼女たちは心象世界を静かに、そしてたしか

Stayin' Alive

結成25周年イヤーの中で作られた、15枚目のフル・アルバム。一聴すると、ここ数作――特に震災を挟んで制作された前作『ハッピーエンド』が持っていたヘヴィネスやメランコリーは鳴りを潜めた、軽やかでストレートなフラカンが鳴っている。しかし、この軽

YES!YES!YES!

"東京都立川発、最高に情けない次世代ポップバンド"と自らを称し、アグレッシヴなライヴ・パフォーマンスとハイクオリティな楽曲で話題を呼んでいるセプテンバーミーの2ndミニ・アルバム。チャットモンチーや空想委員会らを手掛けるレコーディング・エン