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DISC REVIEW

マーニの秘密

月の運行や満ち欠け司りながらも常に狼に追いかけられているというリスクを抱えている、兎の姿をした北欧神話の美しき月の神"マーニ"をタイトルに選んだ4ピース・バンド、aquarifaの3rdミニ・アルバム。バンドのキー・ヴィジュアルに"月"を掲

TAKE CARE

Mac DeMarcoやDEERHOOFといった海外アクトとの共演を重ね、日本のインディー・シーンで多くの支持を集める4人組、シャムキャッツ。昨年リリースされた3rdアルバム『AFTER HOURS』は傑作と呼ぶに相応しい作品であった。相変

パラード

"毎日が夏休みであれ!"という信念のもと2008年4月に結成され、東京インディー・シーンで話題を呼んでいたザ・なつやすみバンドがついにメジャー進出。デビュー作のタイトル"パラード"とはバレエの演目らしいが、表題曲はそれに相応しく、思わず踊り

MUSIC

目まぐるしく鳴り響くエレクトロ・サウンドを武器に大分から上京してきた4人組、the twenties。"人力エレクトロ・ロック・バンド"とはどういうことだろう......と資料を読むと、アルバムを通して鳴っているエレクトロ・サウンドは全てギ

Flyers

アフロヘアーの強烈なフロントマン、真行寺貴秋を擁する4人組 BRADIOが1stシングルより早3ヶ月、2ndシングル『Flyers』をリリース。ブラスと真行寺のシャウトで始まる表題曲は"なりたい自分へ"というコンセプトが詰まった楽曲。TVア

春への扉

青春パンクを装いながら、諧謔と反骨の精神、そして意外に奥が深い音楽性がセックスマシーンの存在をユニークなものにしている。その意味では半年ぶりのリリースとなるこの4thシングルも彼ららしさは何も変わらない。その延長上で、キーボーディストの脱退

アルカライダー監修「アルカラボーナストラック大全集」

アルバムの最後に、たまに"ボーナス・トラック"って入っているでしょ。CDを聴いていたら、最後の曲が終わったのに全然CDが止まらなくて、ほっといたら数分後に急に曲が始まってビクッとする、あれのことね。ああいうのって、僕はちょっと苦手なのです。

奇麗

結局、人は独りで生まれ、独りで死んでいくのだと。結局、生きるということは孤独と共にあることなのだと。そして本当の孤独とは、他者を感じることでしか得ることはできないのだと、この女王蜂、3年ぶりのアルバム『奇麗』は伝えているのではないか。随所で

いぎありわっしょい

"もしも俺に歌うことが無くなった日が来たら、どうか君の手で俺のこと殺してくれ"。こんなことを唄うヤツらがカッコ悪いわけないだろ?とロックンロール・ラヴァーのみなさんに問いただしたい。怒りも悔しさも情けなさも、自分への感情だろうが誰かへの感情

TWiLiGHT

RADWIMPSや[Alexandros]など、帰国子女のメンバーを擁するバンドは独特の感性を持っていることが多い(もちろんそれだけが理由ではないだろうが)。ロンドンとシカゴで育った経歴を持つYuqi、幼少時代台湾で過ごしたPhantao、

WE ARE YOUNG/Super Special

月曜日が嫌い、といえば真っ先に浮かぶのはNEW ORDERの「Blue Monday」。この楽曲は、その名の通りメランコリックで陰鬱な趣きはあるものの当時の最先端のサウンドが鳴らされている。実は、このI Don't Like Mondays

The Sound Sounds.

Cymbalsでの活動以降、ソロ・プロジェクトや音楽プロデューサーとして活動してきた沖井礼二と、10代で女優として活動を始め、またシンガーとして作品リリースをしてきた清浦夏実による新ユニットの1stアルバム。透明感があって、チャイルディッシ

未来飛行機/1.2.3

登下校の道、チャイムの音、冷たい廊下、友達の顔。何度も繰りかえされる"大人になってから"という未来に向けられたフレーズを聴きながら自分の学生時代が走馬灯のように頭の中を巡った。昨年高校を卒業したばかりという赤色のグリッターが歌うからこそ、こ

DMCC-REAL ONEMAN TOUR- ~ドコまでもチョコチョコ~ Live in STUDIO COAST

今年1月24日のライヴを早くも映像化。成長期真っ盛りなバンドの記録をリアルタイムなものにするために極短スパンでリリースする必要があったのだろう。この作品は言うなれば成長痛の記録だ。フロアの人波に揉まれるスタッフ目線やクレーン・カメラによるカ

MUSIC>>>>>>BED e.p

女性2人+女装家ドラマーから成るガールズ?3ピース・バンド、ぽわんの新作EP。特徴的なのは少女マンガからそのまま飛び出してきたみたいにキュートなヨシヤマモエ(Vo/Gt)の歌声。破壊衝動もチクリとした皮肉も人知れずこらえた涙も、少しの隙を残

Lyu:Lyu ONE MAN LIVE 2014「ディストーテッド・アガペーの世界」

まず、あの日あの場所で起こった出来事が、映像として残ることが心から嬉しい。そしてあの空間そのものが、ひとつの作品だったのだと改めて思う。2014年11月に渋谷TSUTAYA O-EASTにて行われたワンマン・ライヴ"ディストーテッド・アガペ

Storyteller

Track.1のイントロから、4人の作る世界が優しくダイナミックに聴き手を包み込む。バンド名の"命の魔法"という奇跡は、現実に起こすことができるものだと、音のひとつひとつが正面から訴えかけてくるようだ。すべてから漲る生命力、それはいつか来る

HEN 愛 LET'S GO!

ハヤシが言った、"ドクターペッパー(炭酸飲料)の存在感がPOLYSICSに似てる"とはなるほどなと納得。毒やクセもたっぷりながら、その独特の味が秘薬のように身体をめぐって、いつしかロングセラーになっている。そんな特異性と中毒性というポリの魅

A N D

昨春、オリジナル・メンバー3人で活動を再開してからのtricotの進化と、ドラマーがいないことを逆手にとって、BOBOら5人の辣腕を招いたことがさらに音楽の自由度を上げた印象の2ndアルバム。10代のころ、自分の生き方を決心したときを想起さ

I'm NOT a pirolian

凛として時雨のコピーからスタートしてその後、オリジナルを作るようになった大阪の3人組。彼らが今、自分たちにできることをとことんやったうえで、どこからも声が掛からなかったらバンドをやめようという覚悟の上、完成させたミニ・アルバムでついに全国デ